高校生から大学の化学科への進学 - 変わる学びの世界
みなさんこんにちは!
武田塾 大泉学園校です!
化学科に入りたいそこのあなた!!
ぜひ入学をお勧めします!
化学科に興味のないそこのあなたも!!
入学をお勧めします!笑
化学の世界には、常に新しい発見と挑戦が待っています!!
今日は、特に化学科に進学を希望している高校生の皆さんに向けて
高校化学と大学化学の違い、大学生活のリアル、そして将来の就職について
実体験に基づいた貴重な情報をお届けしたいと思います。
これから化学の世界に足を踏み入れようとしている皆さんにとって、この情報が一助となれば幸いです。
高校化学と大学化学の違い
高校化学と大学化学、思っているよりも違いが多いです。
実際、私の大学でも
「高校化学は得意 or 好きだったけど大学化学はちょっと違ったな…」
となる人もいました。
もちろんその逆で、高校時代よりも化学が好きになった人もたくさんいます!
授業スタイルと難易度
高校化学は受験に向けた基礎知識の提供が中心です。
しかし、大学化学では専門性が高まり、研究が目標となります。
大学では、自らの学習に対する自律性が求められ、教授によって多様な指導方法が採られます。
学ぶ内容の深さ
大学化学では、物理化学、分析化学、生化学、化学工学など新しい分野が登場します。
無機化学と有機化学は、高校での学びを基にさらに深く、広範囲にわたって探究されます。
実験と研究の重視
やはり高校化学との一番の違いといったら実験の量と質でしょう。
大学化学では、実験操作やレポートの書き方を含む、実践的な学びが重視されます。
物理学との関連性
物理化学などの科目では、化学と物理学の知識が組み合わされ、より複雑な概念に触れることになります。
電子が電子殻ではなく電子の軌道を持つことを理解し、そしてそれを計算により導出する感動はとても大きかったです。
大学生活はこんな感じ!:学年別生活リズム
化学科の生活は大きく分けて2つ
学部1-3年生と学部4年生&大学院生以降
に分かれると思います。
学部1-3年生の生活
基礎学習に重点を置き、化学の幅広い分野を学びます。
多様な実験を通じて基本的な技術と科学的思考を養います。
新しい概念や技術の学びは忙しいですが、刺激的で楽しい経験となります。
学部4年生&大学院生の生活
専門研究に深く取り組み、研究室で専門的な実験やプロジェクトに従事します。
研究の難しさや複雑さが増しますが、自分の研究が形になっていく過程は非常に充実しています。
筆者は今、修士1年生ですが、毎日の研究が楽しくて仕方ないです!!(笑)
研究室の日常:ブラックってホント?
研究室といえば、夜中まで実験していたり、危険な薬品だらけだったりと、何かとブラックなイメージがありますが、実際はどうでしょう?
…多分ブラックです(爆笑)
ただ、その分楽しさもたくさんあります!
長時間の実験
よく言われる言葉に「九時九時」という言葉があります。
これは、朝9時から夜9時までの長時間実験のことです。
「Saturday is not holiday」という言葉もあります。
週末の研究室勤務が日常だからです。
でも「化学が好きだから楽しい」と思ってみんな乗り切ってます。
あとなんだかんだでサボったりして息抜きをしています。
筆者は家庭の都合にして1週間台湾に行きました(笑)
理系特有の問題点
理系全体の問題ですが、女子学生が少ないです。
そのため、何となく女子は肩身が狭かったり、旧時代的な考えがまだまだ根強いところもあります。
ただ、理系の中では化学科はトップレベルに女子率が高いです。(30-40%程度)
物理学科(0-10%程度)の男子からは妬まれています(笑)。
就職に向けて
やはり人生、進路を語る上で欠かせないのは就活ですね!
化学科は正直いって食いっぱぐれないです。
理系の技術職の中でも特に需要が多いのです!!(ドヤァ)
だから皆さん安心して化学科に進みましょう!!
就職者の多い業種・業界
化学科で多い就職先は製薬業界、化学工業、環境・エネルギー、食品業界、化粧品業界、アカデミアなどです。
化学の専門知識を活かせる多様なキャリアパスがあります。
就職活動のポイント
これは理系全体に言えることですが修士卒の優位性が高いです。
また他分野との比較、専門にこだわりすぎないことは重要です。
化学を仕事に活かせる分野は幅広いので、やりたい仕事を軸にした就職活動、企業研究の重要性などがポイントです!
最後に
この記事を読んで化学科に進学したくなりましたか?
なりましたね??
今回お話しした内容を振り返りましょう。
高校化学と大学化学の間には、明らかな違いが存在します。
大学化学は、より深く、専門的で、研究に重点を置いた学問領域です。
大学での生活は、新しい挑戦と発見に満ちていて、研究室での経験はあなた自身の成長に大きく貢献するでしょう。
また、化学の専門知識は多様な業界で価値があり、幅広いキャリアパスが可能です。
…しかし、何よりも大切なのは、化学への情熱と探究心です。
化学は、不思議で魅力的な世界を開く鍵であり、その奥深さを知るほどに、さらに深く探究したくなる学問です。
大学での学びは、高校時代とは異なり、自分自身で研究の方向性を決定し、学ぶ喜びを深めていくことが求められます。
化学科に進学する皆さんへ、私から一言。
どんな困難に直面しても、自分の研究に対する情熱を信じ、探究心を持ち続けてください。
化学の道は決して平坦ではありませんが、その道のりはあなたを成長させ、未知の世界へと導くでしょう。
そして、いつの日か、あなた自身が新しい発見で世界を変えるかもしれません。
夢に向かって努力するすべての化学科志望の学生の皆さんを、心から応援しています。
未来はあなたの手の中にあります。
前進し続けてください。