こんにちは 武田塾大泉学園校です
本日は
受験期最後の追い込みについて
世界史の追い込み時期にやるべき勉強をいくつかレベル別に分けて解説していきます
受験期目前の今だからこそやるべきことを絞り効率的に勉強を進めてください
1まだ通史が終わっていない人
これは大問題です。
何が問題かというと演習の時間がほとんどとれなくなることです。
この時期でまだ通史が終わっていない場合戦後史がおろそかになることも容易に想像がつきます。
自学で進めている場合には世界史にかける時間を増やして大急ぎで通史を終わらせることに集中して下さい。
学校でやっている場合でも学校のペースに合わせる必要はありません。
早い人は高校二年生の段階で通史を終えて受験に向けた準備をしてきています。
そんな人に演習量で追いつくことは無理だとしても演習の質を上げ近づくことはまだまだ可能です
今すぐに戦後史を自分で終わらせて授業に頼りすぎない勉強を確立してください
この時期になって通史を終わらせていない授業は受験に対応する気があまりないといえるでしょう。
日大レベルの人
受験校が日大レベルの人、日大レベルの過去問演習をしていて点があまり取れない人は年号暗記をしてみてください
年号を暗記することが大事だと言っているわけではありません
日大レベルの人は通史の関係性が理解できていない、覚えきれていない人が多いのではないかと思います
なので重要事項だけでも年号暗記に取り組むことで歴史の流れの認識が改善できるのではないかということです。
事実関係の流れを理解していたら覚え得やすくなります
覚える年号は40~50個程度でもその間にあった出来事を覚えていくだけで頭の中は格段に整理できるようになります
できるだけ年号を覚えて頭の中にある歴史用語を整理してみてくださいそれをするだけで点数は違いが出てくると思います
マーチレベルの人
マーチレベルの人は「用語の意味暗記」がきちんとできているか見直す時間をとってみてください
用語の意味がきちんと理解できていない人はそれが原因で点を落としてしまいます
簡単なところで行くと
レパントの海戦
とは何か説明できますか
正解は
スペイン、ローマ教皇、ヴェネチア同盟軍とオスマン帝国軍の戦い。スペイン側が勝利し、オスマン帝国の地中海西部進出の動きを押さえた。
となりません
ここまでしっかりと覚えていましたか?
覚えていなかった場合はそれが原因で点を落としている可能性がとても高いです
なので今すぐに一問一答の答えの部分だけを見て用語の意味が説明できるか確認してみてください。
一問一答の用語部分だけの意味を見て言える場合には地図問題の暗記と文化史の確認をしてみてください
地図問題、文化史は難関大ほど出題されやすく、差がつきやすくなる分野になります。
文化史は通史と繋げて覚えることが肝心です
文化史にも流れがあり、時代性があります。
そこまで理解できているととても良いですがそこまで理解できていなくとも特に学問については何世紀のものなのか答えられるようになっていてください
地図問題は当然ながら世界地図がなんとなくわかるだけでは不足しています。
地図の肝心なところは主要な国、王朝の領土や首都を覚えることにあります
首都、主要都市、戦争などで出てくる地名は確実に覚えるようにしてください。
そして肝心なのは近現代史です
近現代史ではただ国の名前と場所を覚えるだけでなく「旧宗主国」を覚えることで国の文化などとも関連付けて覚えやすくなります
これまでの学習で気にしたことがなかったという人は是非今後注意深く学習するようにしてみてください。
早慶レベルの人
早慶レベルの人はどのような人かという話から始めます
早慶レベルに向けて不安がない人はここまで書いてきたことがすべてできる人のことになります
ここまで様々なことを紹介してきましたができますか?
簡単な問題を出しましょう
マグナ=カルタが出されたのは何年の出来事ですか?
これは答えられますよね?
ではマグナ=カルタと近い時期にヨーロッパで起こっていた出来事は説明できますか?
まずはマグナ=カルタと聞いて連想される言葉から繋げてみましょう
例えば「ジョン王」は連想できますよね?
ジョン王から連想される言葉、例えば同時代のフランス王や教皇はどうでしょうか
フランス王はフィリップ2世、教皇はインノケンティウス三世ですよね
インノケンティウス三世といえばどんなことをした人でしょうか
例えば第四回十字軍ですよね
つまり最初の問に話を戻すとマグナカルタの時代にヨーロッパでは英仏で領土をめぐる戦争があり、フィリップ二世がジョン王から多くの領土を奪っていた。
教皇権が絶頂となり、インノケンティウス三世のもと第四回十字軍が行われた時代
となるわけです
ここまで回答できましたか?
できないひとはこれまでの勉強を見直すいい機会だと思ってここまでに書かれていたことを復習してみてください
できた日とはこれまでの勉強の不安は少ないといえるでしょう
もう少しレベルが高い用語に関しても同様の問題を自分で作り取り組んでみてください