失敗しても人生何とかなる。一浪国立落ちの成功談を語る。
皆さんこんにちは、武田塾大泉学園校です。
今回は、夏休みの長時間勉強で、目標への距離が明確になり、絶望している人も多いのではないでしょうか。
そんな時にネットサーフィンをして、このサイトにたどり着いた人も少なくないかもしれません。
だいたい世の中に出回っている記事は、順当に努力してきた人、勉強がもともと得意だった人の主張が強く、あまり参考にならないなあと思ったことはないでしょうか。
反対に、失敗談を読んでも「この人はこの後どうなったんだろう」と不思議に思ったことはありませんか。
僕が受験期の頃は、いつもその先の絶望だけを考えてしまいました。
「第一志望に合格できなかったら人生終わり」
「絶対に併願先でもコンプレックスを抱えて楽しめない」
といったような不安がありましたが、大学2年の夏の今、振り返ると杞憂でした。
結局、失敗しても人生は終わりません。続きます。
ただ前を向いて生きなければいけないのは、受験でなくても変わりません。
まず皆さんにはそこを押さえた上で、本記事を読んでいただきたいです。
そういった人たちの今後の考え方のヒントや、何か行動するきっかけになってくれると嬉しいです。
それでは始めます。
理想にはなれない。自分に限界があると自覚する
まず、受験期に失敗してから今まで、かなり大切な学びの一つです。
皆さんは、受験をしている以上様々な目標、自分が思い描く崇高な理想があると思います。
結論から言ってしまうと、
「理想の自分になれることはない」
と、自覚することが非常に重要です。
それは、決して否定的なことを言及しているわけではありません。
僕が浪人して最初にかかげた目標は、河合模試で偏差値65をとり、数学は偏差値70をとるというのが目標でした。
高校を惨めな気持ちで卒業し、3月から猛勉強していたので、その目標には6月の模試で到達することができました。
しかし、その時に浮かんできた気持ちは、「この程度で偏差値70にいけるんだ」と思い、数字は当てにならないことに気づきます。
その後勉強を進めていくと更に病んでいき、「どうして自分はあの人のようになれないんだろう」「どうして自分はこんなに勉強ができないのだろう」と、頭を抱えて悩みました。
今思うと、受験期に見ていた12時間勉強、16時間勉強などの狂気に満ちた動画に洗脳されていたように思います。
皆さんに忘れないでほしいのは、それはあくまで「その人達の目線」で書かれたものである事を忘れないでください。
28cmの靴がぴったりな人が23cmの靴を無理にはく必要もありません。そういうものだと思っています。
その事実を理解し受け入れるにはかなり時間を要しましたが、先ほどの偏差値70をとった経験から、理想を目指しているうちはまた新たな理想が現れ、ずっと理想との距離に苛まれることになります。
結局のところ、「今の自分を受け入れ続けていく」ことが最も健康的な精神の保ち方だと学ぶことができました。
あくまで自分の限界があることを自覚し、その間だけで精一杯戦っていくという意識はとても重要です。
特に今勉強しておらず、罪悪感に苛まれている場合は、もう頑張りすぎて疲れ切ってるサインかもしれません。
そういう時は休んでみましょう。
受験で失敗しても幸せにいきるには。
かなり哲学的な話になってきましたが、構わず進めていきます(笑)
まず、先ほどの項を読んだうえで、これらのことはどこに活かすことができるでしょうか。
それは、
「これから学ぶすべての事象」
に当てはめてやることができます。
例えば受験生活が終わり、併願先の大学に入った僕ですが、自分が頑張りすぎたり、高い目標を掲げて少しでもそのリズムが狂うと完全にサボるようになるということや、12時間ほど勉強すると次の日に続かないという性質を理解していたので、無理なく勉強に取り組むことができ、空き時間などからバイトのダブルワーク、教職、部活の三つを並行しながら生活ができています。
勉強のやり方を学ぶということは、同時に、今後の生き方の選択肢を大幅に広げることができます。
今勉強に全力で取り組んでいる皆さんの世界には、結果だけが今後の人生を大幅によくすると解釈しているかもしれません。
今回の記事を見ても、かなり受け入れがたい内容になっていたと思います。
それでも構いません。
大切なのは、自分を沢山分析し、自分に合った勉強を見つけてあげることです。
そうすることが、今後の人生をよりよいものに繋げていくことでしょう。