浪人期の夏、全統記述模試で偏差値68を超えた勉強方法紹介!
皆さんこんにちは、武田塾大泉学園校です。
今回は、自分が実際に浪人しているときに、成績が爆伸びした勉強方法を紹介していこうと思います。
しかし、今回は基礎をある程度固められた人たちように記事が作られているので、まだ基礎問題精巧の問題が9割ほど解けない人は、基礎を固める方向にシフトしてください。
今回も段階に沿って目次を用意しました。よろしければご利用ください。
基礎固めチェック!! アウトプット用の参考書を活用しよう。
それでは、実際の作業に入っていこうと思います。
まず、今回使ってもらう参考書は青チャートや基礎問題精巧などのインプット向けの参考書ではなく、理系用良問プラチカや、国公立標準問題集CanPassなどのアウトプット向けの参考書を用意していただきたいです。
さて、今までインプット向けの参考書を取り組む際には、比較的に問題をみてから回答に移る時間はかなり短く、解説を読む時間のほうが大幅に多かったと思われます。
しかし、これからやってもらう勉強は、そのような部分をほぼ無くしてもらいます。
なぜなら、答えを暗記して解き方を覚えるやり方だと、成績は伸びないからです。
この夏、特に大事にしてもらうのは時間の活かし方です。
現役生も特にそうですが、浪人生も、一問一問にじっくり向き合う時間をしっかり作りましょう。
受験数学は、わかりやすくRPGで例えると、全ての武器はインプット段階で全て与えられています。
しかし、その使い方やその武器の性質、適切不適切などは実際にやってみないとわかりません。
それらを今回の段階でしっかり身に着けていきます。
そうすることで、今持ってる数学の視点とは全く違ったものが見えてくるでしょう。
具体的アプローチ!! 参考書はこう使っていけ!
さあこの章からいよいよその使い方について伝授していきます。
1.まず、その問題を20~30分ほど考える。
2.そこまで考えてわからなかったら解説を見る
3.もう一度何も見ずに解くことができるかしっかり解きなおす。
と、手順はいたってシンプルですが、かなり気を付けるところが多いのでさらっていきます。
1.に関してですが、ただわからないな、うーーんとだけ考えるのではなく、その問題で自分はどこを理解しているのか、またどこがはっきりわからないのかをしっかりと整理しましょう。
これをしっかり行っておくことで、解答で見なければいけないポイントをすぐに見つけることができ、その問題に対する理解が促進されます。
また、これは実際の入試本番でも有効に活用されます。
本番は当たり前ですが横に解答が用意されているはずがありません。
あくまで自分の手で、解答を作っていく必要が大いにあります。
そんな時、これらのことができていないと、結局本番でも似たようなところで詰まってしまうでしょう。
それを事前に防ぐために、何にも頼らずに解答を作成することが必要なのです。
解答を理解するだけでは足りない?できるとわかるの違いを理解せよ。
次に、2.そこまで考えてわからなかったら解説を見る のパートについて解説していこうと思います。
ここはかなり重要で、解けなかったらすぐに解説をみて、、という手順はオススメできません。
2,30分考えた上で方針ややるべきこともつかめず、本当にわからないときは解説を読み込んでほしいですが、それ以外の時(例えばここの条件の式の出し方が分からない、証明の手順が背理法なのか帰納法を使ってやるのかよくわからないなど)には、わからなかった部分だけ読み、そのあとの計算パートまでしっかり解きましょう。
ここで皆さんに何故これをやってほしいかというと、タイトルにも記述している通り’’できる’’と’’わかる’’は、はっきり違います。
よくあるのは、実際に式が出せてもその式の定積分が出来なかったり、置換のやり方が分からないなどが挙げられます。
この段階で考えたいのは、思考の手順に焦点を合わせすぎて、実際の計算方法は蔑ろにしている人は少なくないと思います。
結局、どんな思考も計算力がないと高得点を目指すのはかなり厳しくなってしまうので、そこまでしっかり突き詰めていきましょう。
終わりに
いかがだったでしょうか。以上がこの夏に大幅に成績を上げた具体的勉強方法となります。
夏は膨大に時間があり、余裕が生まれてしまうかもしれませんが、しっかり勉強しましょう!