日本大学獣医学科の数学を紐解く!傾向、難易度など
皆さんこんにちは、武田塾大泉学園校です。
今回は、日本大学の獣医学科の数学について取り上げていこうと思います。
最新の赤本によると、2022年は合格最低点が約185点であるので、少なくとも数学で7割は抑えておきたいです。
さて、この点数を本番にもっていくためにも、過去問の分析は必須になると思います。
そこで今回はどの分野がでるのか、どの参考書を使って勉強すればいいのかを紹介していこうと思います。
既に参考書を買って学習を行ってる人もいると思うので以下の目次を利用しながら効率よく情報を吸収してください。
まず、傾向についてまとめていこうと思います。
日本大学獣医学科の数学の傾向は??
日本大学獣医学部の数学は以下のように構成されています。
大問1と大問2は小問4、5つからなり、2次方程式、集合、確率、三角関数、命題と集合、微分積分などから出題される。
問3・4・5から難易度が上がり、単元も空間ベクトルや難解な漸化式、計算量と状況把握がかなり難しい微分積分などがメインとなり出題されます。
大問1・大問2は平易なものが多いですが、大問3・4・5は比較的難度が上がる傾向があり、実質60分で完答するのは厳しいものが多いです。
また、難易度高めの典型問題も多く、解法が思いついても実際の回答に移すのが難しいことがあります。
これらの長い文を簡潔にまとめると、とりわけ対策が必要になるのが微分積分・確率・ベクトル・数列の三つ。他の単元も基礎的な問題が一通り解ける状態が望ましいといえるでしょう。
また、本記事でいう標準的の定義は、青チャートで言うと難易度3~4ぐらいの問題レベルを想定しています。
この次に、日本大学獣医学科を攻略するうえで重要なことを書こうと思います。
ともかく時間がない!!時間制限60分の中で解き切るためには?
数学の試験時間は60分となっており、先ほど紹介した問題数を完答しきるには圧倒的に時間が足りません。
全統模試のような長考して問題を導くようなものでもないので、日ごろから問題を解き終えた後に、
「次似たような問題が出てきたときにどのように対処するか」
を常に問題が終わった後に振り返り、解き方の定石を作っておくことが重要です。
しかし、これは焦ることで正確性に欠けるような答案を作れという意味ではありません。
むしろ、日ごろの演習で意識しなければいけないことはまだまだあります。
本記事では、あと二つほど重要な取り組みを紹介していこうと思います。
ケアレスミスはただのミス!!本番でミスを大幅に減らす方法
計算ミスやケアレスミスがおこってしまったとき、
普段の自分のケアレスミスに対してどのような処置を施しているかを考えてください。
計算ミスだから実質正解、
という考えをしている方は少なくないんじゃないでしょうか。
実際、それで記述模試は点数がもらえますが、
マークの大問1ではどうでしょうか。
そうです、計算ミスをしてしまったら1点ももらえないのです。
また、計算ミスを偶発的にとらえている人も特に注意です。
ケアレスミスは、
たまたま起こるのではなくむしろ自分の普段の計算、
考え方の癖から必然的に起きています。
ここから言えるのは、
まず普段の演習から自分の計算ミスのパターンについて把握し、
どんなところでミスをしやすいかを把握しておくことは非常に重要です。
時間配分を適切に、キチンと守れているか。決めているか
ここの話は非常に重要です。
過去問を終えて、
家に帰ってから解きなおしをする際に
一度はこう思ったことがあると思います。
「うわ、この問題に時間を回していなければ10点ほどあがったのに。。。」
解答・解説のページをめくるたびに
そう後悔していた記憶が蘇ります。
なぜこういうことが起こってしまうのか、
今担当している生徒さんや自分の過去の経験から推測するに
全ての問題を解こうとしていませんか?
共通テストは、確かに基本的と言われる要素が詰まっていますが、
かなりの上位層でない限り満点をとるのはほぼほぼ不可能です。
そうすると、最初からすべてを解きに行こうとする姿勢はあまりよくないと思われます。
むしろ、自分の取れる最大の点数を取りに行った方が確実にいいといえるでしょう。
また、難しい問題や簡単な問題の判別は、
かなりの演習を積まないとわからないので、
とりあえず触ってみて1分何も思いつかなかったら次の問題にいくことにしましょう。
終わりに
いかがだったでしょうか。
日本大学獣医学部の数学は決して簡単ではありませんが、どうしようもないほど難しいというようなことはほとんどありません。
しっかり今の時期から研鑽を積み、来るべき時を迎えましょう。