参考書徹底比較!!基礎問題精巧と青チャートはどちらがいい?
こんにちは、武田塾大泉学園校です。
今回は武田塾内でもよく議論される青チャートと基礎問題精巧の徹底比較をしていこうと思います。
結論から言ってしまうと、本記事はどちらの方が優れているかを議論する内容ではありません。
その理由として、この二つの参考書の優れている点、劣っている点などが置かれている状況によって異なってくるので、この記事で自分にどちらの場合が合っているかをしっかりと見極めましょう。
まず、基礎問題精巧の方から紹介していこうと思います。
基礎問題精巧のメリット・デメリットを紹介
言わずも知れた武田塾おすすめの基礎問題精巧精巧から紹介していきます。
まずはメリットの方から紹介していこうと思います。
基礎問題精巧の問題数は1Aのみの比較で180問ほど問題数に差があり、網羅性で言えば確実に負けています。(基礎問は149,青チャートは329)
しかし、基礎問題精巧は選び抜かれた基礎問題と少々の応用問題を含んでおり、最初に固めるものとして必要な要素が最低限含まれているので、今時間がない受験生にとてもおすすめできます。
また、青チャートのように莫大な量があると完成度が下がったりするので、自分にストイックに全ての問題を解き切ろうという自信がない場合は基礎問題精巧をオススメします。
ここはかなり重要なポイントで、参考書を完ぺきにするという作業はかなり至難の業です。
解説を見てわかったと思っても、実際に次に何も見ないで再現するというのはなかなかできないことが多いです。
なので、時間がなく数学も今までそこまで得意ではなかったという場合には基礎問題精巧を学ぶことがおすすめされるでしょう。
一方で、、、基礎問題精巧のデメリット
先ほど言った通り、網羅性に関しては圧倒的に負けています。
また、解説の詳しさ、公式の厳密な証明などの”深さ”において基礎問題精巧は圧倒的に負けています。
なので、時間のある高校1,2年生の方は青チャートをオススメします。
しかし、大量のタスクをこなすことよりもやるべきことを絞り、一つずつ突き詰めていくことの方が継続しやすいという性格の人は、基礎問題精巧をやりこんだ方がいいでしょう。
難易度に関しては、青チャートは調節可能なので問題ありません。
それを考慮した上で、青チャートのメリット・デメリットについて解説していこうと思います。
第二章!青チャートのメリット紹介編
では、いよいよ青チャートのメリットについて紹介していこうと思います。
結論から言うと、高校3年生でも青チャートは使っていいと思います。
武田塾が基礎問題精巧を採用しているのは、万人が確実に基本知識を抑えられるという点にあると思います。
数学が得意であり、得意科目にしたいという人はむしろ青チャートをやるべきです。
その根拠として、青チャートは先ほど述べたように深さが段違いになっています。
公式の証明の徹底差はもちろん、典型問題と言われる問題は応用を含めほぼすべて揃えられています。
また、コラムなどで普段扱う公式の歴史や、その公式の発展形の内容(3つの場合の相加相乗平均、フィボナッチ数列)が含まれており、有名問題として出題される場合の知識になる場合が多いです。
これらも含めると、青チャートだけで東大の数学に立ち向かえるという説も詭弁ではないように伺えます。
しかし、この深さが青チャート最大の長所であり難点であるといえるでしょう。
次のコーナーでいよいよデメリットの紹介です。
青チャートのデメリット・・・問題なのはその深さ!?
最後に、青チャートのデメリットについて紹介していきます。
先ほども紹介した通り、青チャートは問題数が基礎問題精巧よりも200問近く問題数が多いです。
そのため、全ての問題を全て解けるようにするというのが非常に難しく、そこで停滞している場合が多いです。
しかし、数学が得意であり、なんとか得点源にしたいという人には抜群の参考書だとおもうので、高3生でも自身のある方、高1、2生はこの参考書をメインに勉強を進めておきましょう。
ここに乗っているレベル1,2の問題だけでも十分力になると思うので、基礎の確認に使うのもおすすめです。
~終わりに~ 二つを比較してみての結論
いかがだったでしょうか。
これまでの比較をまとめると、
基礎問題精巧は、時間がなく手っ取り早く基礎固めをしたい人に向いている。
青チャートは、数学が得意で極めたい人、時間に余裕のある人に向いている。
ということが言えると思います。
是非この意見を参考に、基礎固めに取り組んでみて下さい!