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浪人という選択肢とその種類について

浪人の人数とその種類について

こんにちは武田塾大泉学園校です

今日は「浪人」という行為について話していきたいと思います

 

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浪人とは

インターネットからアクセスできる国語辞書である「デジタル大辞泉」で「浪人」と検索すると

ろう‐にん〔ラウ‐〕【浪人】

読み方:ろうにん

[名](スル)

 古代本籍地離れ他国流浪している者。浮浪人

 (「牢人」とも書く)中世近世主家を自ら去ったり、あるいは失ったりした武士江戸時代には幕府大名取りつぶし政策などにより著しく増加し政治・社会問題となった浪士

 入学試験入社試験不合格となり、入学就職できないでいる人。また、職を失ってきまった職のない人。「一年―して志望校目ざす

 

このような結果になります

今回は3の用法、その中でも大学進学を目指す浪人について話していこうと思います

 

 

現在浪人はどれだけ居るのか

現在浪人している人はどれだけ居るのか

この数を把握することは不可能です

なぜなら現状「浪人」は定義されていない上にいろいろな方法で浪人している人がいるため一概に集計できないからです

 

なので今回は政府が公表している「学校基本調査」という統計に「大学 年齢別入学者数」という物があったのでその数値を参考にします

なお、本文中でパーセント表示しているものに関してはすべて小数点第二位で四捨五入しており、その都合上足して100%とならないことがありますがご了承下さい

自分で統計を確認したい人はこちらのリンクからサイトへ移動し、確認してください(https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00400001&tstat=000001011528&cycle=0&tclass1=000001172319&tclass2=000001172426&tclass3=000001172427&tclass4=000001172429&stat_infid=000032265031&tclass5val=0)

この統計は令和4年度入学者のものになります

また、この統計の問題として令和四年の統計は令和4年5月時点での年齢で集計されているため、4月に生まれた18歳時点で入学した人が19歳とカウントされてしまいます

 

この数値によると令和余年の大学入学者は63万5136人です

ではその中の現役生、つまり18歳時に入学した人は51万4637人になります

だが今回は統計の都合上この統計をそのまま採用して話を勧めます

この数値だけで見ると大学入学者の内81%は現役で入学したことになります

一応この統計の問題緩和のために令和四年度入学者が受験した「共通テスト」のデータを参照すると、共通テスト全体の受験者数が53万367人で。内訳は現役生が44万9,369人で、浪人生は前年度から4,222人減って過去最少の7万6,785人となっています

次いで入学者数が多いのは19最時点での入学者(一浪)で94204人になります

こちらは14.8%となり、この二学年で96.6%を占めていることがわかりました

話の本題からはそれますがこの統計を見ていると65歳以上で大学に入学した方が34人居ることもわかりました

こちらの方は想像するに「学び直し」として大学へ入学されたと思いますがいくつになっても学びを続ける方が居るのだと感動しました

 

それぞれの事情を考慮せずに18歳から一年増えるごとに1浪、2浪と数を増やしていく計算方法を採用すると(この統計では入学時の年齢しかわからないため)一浪が94204人、二浪が14599人、三浪が5060人、四浪が2386人と年齢を重ねるごとに減少していくことがわかります

この数値の上では1「8歳で大学に入学する人」が圧倒的タスであることは変わりませんがそれ以外の人も多くいることがわかります

 

浪人の形式

浪人にはおおきくわけて三種類の方法があります

・予備校浪人

・自宅浪人

・仮面浪人

この三種類になります

多くの人は浪人と聞くと予備校に缶詰になって受験勉強をするイメージが浮かぶのではないかと思いますがそれ以外の選択をする人も多くいます

「自宅浪人」は「宅浪(たくろう)」とも呼ばれ、予備校に通わず参考書等を用いて一年間受験勉強をすることを指します

いま町中には大学進学実績として掲示している予備校もおおくありますがそれらは浪人を含むものから現役生と浪人生の数を合わせたものまで様々です

しかし予備校に行けば合格できるわけではなく、浪人の成功率は低いとも言われています。

また、大手予備校では進学実績のため最難関大学に合格できそうな人に特待制度を利用しているところもあるため浪人したからと言って一年後に幸せが訪れるかはわかりません

 

先程あげた三種類のうち一番マイナーなものは「仮面浪人」でしょう

仮面浪人とはこれまた定義が曖昧なものですが一般には「大学に在学しながらも大学受験の勉強を続け今通っているところではない大学、学部への進学を目指すこと」を指します

この通いながらという行動には他の学生同様に単位を取り、サークル活動をする人もいれば休学して勉強をする人もいる為様々になります

 

この仮面浪人を選択する理由としては一般に

・第一志望でない大学に進学した

・進学したあとに違うことが学びたくなった

・進学した先の環境が合わなかった

等を挙げることができます

この仮面浪人がほか2つの浪人方法と比べ優れている点は

・世間体がいい(浪人生よりも大学生の方が一般的にはきこえがいい)

・大学受験に失敗した場合でも戻れる場所がある

といったところになります

ですが私の知っている範囲(仮面浪人経験者は数名ですが)で仮面浪人を勧めている人はいませんでした

むしろ仮面浪人は絶対にやめろと言う人が多い印象です

なので大学に入ってその場で浪人する選択肢は慎重にしてください

しかし浪人が減っている現在でも決して少なくない人数が一年間受験勉強をする道を選んでいます

なので慎重に選んだ上で覚悟があるならば浪人も後悔しない人生につながると思います

最後に

浪人が決まった人は一年やれば受かるてごたえがある人からそうでない人まで様々だと思います

しかし模試などで現役生よりも良い結果が出たとしても油断しないで勉強に取り組んでください

また、自宅で浪人する道を選んだ人や、途中で浪人する決意を固めた人もぜひ一度武田塾の受験相談にいらしてください

いつでもお待ちしております

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