時代と流れで覚える世界史
本日は武田塾世界史ルートで活用する参考書解説第二弾として
「時代と流れで覚える世界史」について解説していきます
この参考書は武田塾ルートで一番基礎として扱う参考書になります
参考書基本情報
本日紹介するのはこちらのhttps://amzn.asia/d/1FMA5fA
「時代と流れで覚える世界史b用語」(シグマベストシリーズ、文英堂)になります
この本は薄く、誰でも手を出しやすいボリュームになっています
構成としては見開きで一回分になっており、それが82単元分+テーマ史3単元で通史を確認する参考書となります
分類としては一問一答に近いものになります
参考書の特色
この参考書は基礎固めとしての役割が大きいです
世界史ハ覚える用語の多さが特徴であり、そのあまりの膨大さ故に挫折する学生も居ました。
しかしこの本は基礎固めに役割を限定しているため覚える単語が1単元あたり30程度に絞られています
そのため通常の用語集や一問一答と比較し半分程度に厳選された用語のみを学びながら通史を一度こなすことができます
この参考書の活用法
基本的な考え方
この参考書は一問一答形式です
そしてかなり用語数が少なく抑えられています
そのためこれ一冊で完結はしません
その事実を念頭に置いて取り組んでいただきたい一冊になります
この参考書をより効果的に活用するためには「講義系参考書」が必須になります
この本は大まかに歴史の流れに関する記述がなされた文章から一問一答を作成しているため書籍タイトルにあるように時代と流れの中で覚える事をコンセプトにしています
その大まかな記述の中で覚えることと講義系参考書は非常に相性がいいです
講義系参考書は歴史の流れに関する記述が詳細になされ、多くの用語が登場します
ですがその分量をカバーするためにどうしても受験に必須な単語を覚える基礎固めは曖昧になりやすいです
ですがその弱点をカバーできるのがこの本です
活用法インプット編
インプットに活用する際には二通りの活用法があります
先程から幾度か述べているようにこの参考書は用語数がかなり厳選されています
そのため講義系参考書を読んだあとの復習として要点となる用語が自分の中でインプットできているかの確認に使うこともできるでしょう
また、一度この本の右ページに有る一問一答部分の用語を覚えてから再度講義系参考書を読む方法でもいいでしょう。
その場合この本は基礎固めになるので、そこで覚えた用語が出てくるポイントが要点になると理解しながら再度読むと何も分からない中講義系参考書を読んだときと比較して理解度が上がりやすいと思います
また、この本の「時代と流れ」部分がより大きな歴史の流れではどのように位置づけられるのかを確認しながら講義系参考書読解の頼りにしても効率よく理解が進むと思います
活用法アウトプット編
この参考書をアウトプットに使うのは武田塾のルートを進める上での復習日の場合とインプットの一環として行う場合の2パターンに分けられると思います
まずは前者の場合にそって解説していきます
前者の場合インプットの確認としての意味が大きくなります
そのため自分で全範囲をテストしてみてください
この場合のテストには書いてみる事をおすすめします
それは「正確に覚えているか」を測るためです
濁点の有無や漢字表記、半音など時bんでなんとなくたどるだけでは曖昧になりやすい部分まで完ぺきにできて初めて合格です
そのため少しの間違いも復習日の二日間で訂正できるように見直しましょう
また、アウトプットとしては「用語回答のみをみて問題文を復元する」練習もしてみてください
ここまでできれば流れが頭に入って来ているといえます
できなかった用語は用語集で意味を丁寧に確認したあと該当範囲の講義系参考書を読んで確認してください
この本はアウトプットにおいても復習時には絶対に一冊だけではなく、他の参考書と併用していただきたいです
続いて「インプットのためのアウトプットとしての活用法」ですがこれは一般的な一問一答同様に文章を読みながら文章まるごと覚えて回答できるようになるまで何度もテストしてください
この場合目的はインプットなので触れる回数を増やすことが大切です
触れる回数を増やすためには毎回書く必要はないので赤シートなどでかくして何度も何度も読んで答えてください
この際に覚えられない単語があれば用語集や他の参考書で「時代と流れ」に関する知識を補強してインプットしてください
インプットにおいて大事なのはアウトプットをしてわからないところを見つけて効率的に進めることです
何度もインプットとアウトプットを繰り返して用語知識を定着させてください
おわりに
本日は「時代と流れで覚える世界史」に付いて解説しました
本文中にて触れたようにこの本は優秀な基礎固め用の参考書ですのでぜひ活用してみてください