これから数学を得点源、得意科目にしたい方へ。
みなさんこんにちは、武田塾大泉学園校のOです。
今回は、数学を取り組んでいくために重要なことを皆さんに紹介していきたいと思います。
この記事の内容は、今数学の点数をあげたい人全てにやってほしいことを詰め込んだ構成となっています。
何個かパートを分けて解説していこうと思うので、以下の見出し一覧を利用して効率よく吸収してください!!
かしこい人とは「ゆっくり考えることができる人」
まず、数学のテクニックや方法論以前にかしこい人の定義をします。
例えば数学のできる人と言ったら、難しい問題に直面した時に瞬時に答えを出せる人を皆さんは頭に浮かべるかもしれません。
しかし、実際に数学で高得点をとるためには様々な場合分けを検討できたり、自分の回答に対して、それが本当に真であるのか、偽であるのかを見極めることが必要だと思います。
皆さんはこれを見ても、
「じゃあ実際に何を行えば問題を解けるようになるの?」
と頭に疑問符が浮かんでいると思うので、今言ったことを具体化しましょう。
ゆっくり思考法その1 一問に対して真摯に向き合え!
先ほどいったことを「ゆっくり思考法」と名付けて進めていきます。
まず、この記事を読んでいる人で、
「青チャートや基礎問題精巧に取り組んでいるのに点が取れない」
という方は多いのではないでしょうか。
ここで皆さんに見直してもらいたいのが、記述試験などの試験の形式です。
全統や進研模試などは、だいたい2時間で大問5~6個ぐらいの問題を解く必要があります。
この時、今成績が伸びていない皆さんは同じような時間で、また解答を見ずに取り組むことができているのでしょうか。
青チャートや基礎問題精巧などの、所謂インプット用の参考書は高速に回転させることが重要ではありません。
基本的に、問題を見てその解説を思い出す作業は
「長い試験を考え抜くこと」に適していない。
ということが言えるでしょう。
その理由を以下で解説します。
高速回転ではなく、時間をかけて自ら解けることを目指す。
これを見ている皆さんはおそらく英語も受験に使うと思うので、
英文法を例に数学を解釈していきます。
まず、英文法の問題そのものを覚えた所で模試や入試の点数にはつながりません。
実際の入試では当然その文章とは異なる例文で出ると思いますし、そもそもその単元だから選択肢がある程度絞れるということもできません。
しかし、その文章のポイントだけはかなり似通った状態ででてくる可能性が高いです。
これに対策するためには、その文章とその答えの選択肢だけを覚えるのみでは歯が立たないことはすぐにわかると思います。
ここで重要視されるのは
「どうしてその答えに繋がるのか」
「問題文だけから把握するには何が必要なのか」
などの、解答を導くプロセスについて十分に検討することは非常に重要です。
これをまた数学に置き換えて考察してみると、
数値や設定が多少変わっても解けるようにするには、
解答や解説、その全てを丸暗記するのではなく、
その問題文のみからどのように考え
どこに注力するかを自分自身で抑えていくこと
ということが大事になります。
なので、もし今成績が伸びない!と悩んでいたら、
解答を見ずに自分で0から完ぺきに解けるのかを確認して下さい。
ゆっくり思考法その2 計算ミス、ケアレスミスを見逃すな!
次に皆さんに注目していただきたいトピックは、
普段のケアレスミスに対する意識
について取り上げていこうと思います。
皆さんは参考書の問題に取り組んで答え合わせをする際に、
「ケアレスミスをほとんど〇である」という風に考えていませんか?
もしそう考えているなら、この先自分の数学の点数を”最大限”伸ばすことは不可能でしょう。
ケアレスミスは偶発的に起こるものではありません。
計算ミスをしやすいところは、自分の中である程度初めから決まっており、ミスの傾向というものが存在します。
これを踏まえると、普段からミスを見逃してしまうと、模試はまだしも本番の入試などで大幅に点数を落とすことになるでしょう。
ではどうすればいいのか? これを次回の項で解説します。
ケアレスミスは無くせないが減らせる!一行進んだら戻って確認しよう!
ケアレスミスを減らすためには、検算を行うことが最も大事です。
ここで問題になってくるのは、その検算法になります。
終わってから全部いちいち確認するのは非常にめんどくさいので、タイトルにある通り、自分の解答を1行書くたびに戻るという作業を確認するようにしましょう。
これをすることで問題の内容が把握しやすくなり、自分の解答も書きやすくなるので、是非やってみましょう。
また、自分のケアレスミスのパターンも把握するために、それをしてしまった際にはノートの上に書いておくことも重要です。
終わりに
いかがだったでしょうか。
このようにゆっくり思考することで、数学の勉強がもっと楽しくなったり、考えることに耐性がつくのでおすすめです。
それでは、またどこかの記事で会いましょう!