「そろそろ共通テストだ!」と焦り始めてきた人も多いと思います。
「明日テストだ、やばい...!」「もう勉強なんて無理だ、死にたい」の人もいるかもしれません。
でも大丈夫です!!
私たちがやれることは限られていて、やるべきことは最初から決まっています!
今回は科目を物理に絞って、主に共通テスト直前の学習内容についてかなり踏み込んで話していこうと思います。
学校の期末試験や一般入試を受ける方も必見です!
1.出題範囲
まずはじめに、物理に出ない分野はありません!
学校で使用した教科書に載っている内容のみから出題されるのです。
なので、100点を取るにはどの分野も満遍なく理解する必要があります!
しかし、出題されやすい分野、出題されにくい分野 はあります。
さて、その話をする上で物理基礎と物理の出題範囲をおさらいしておきましょう。
おおよそ以下の5分野に分けられます。
・力学
・電磁気学
・波動
・熱
・原子
この中で特に重要となるのが力学、電磁気学
その次に重要となるのが波動、熱
そして最も重要度が落ちるのが原子と言えます。
2.具体的な勉強法
さて、ここからは物理について優先的な学習内容や勉強法について詳細を話していきます。
物理基礎については重複する内容もあるので学習範囲外のところは飛ばしながら読んでみてください。優先度は変わりません。
1.力学
物理分野ではやはり力学の勉強が最も優先度が高く、重要となります。
なぜなら、電磁気学や原子等の分野は力学の考え方をもとに解いていく問題が含まれているためです。
何を勉強したらいいかわからずに力学の内容理解を怠って電磁気学や原子の勉強をしている人はいませんか。
力学の内容理解なくして他分野の内容理解は至難の業と思われます。
特に力学的エネルギー、運動量、運動方程式、力のつり合いは他分野とのつながりが非常に強いので最優先で学習する必要があります。
その他に、速さ、等速円運動、単振動、万有引力など力学の基本事項はおさえるべきですが、本当に時間がない場合は先に挙げた内容を勉強しましょう。
2.電磁気学
さて、続いて重要になるのが電磁気の分野です。熱と迷ったのですが、電磁気は必ず出題されて、出題される問題数も多いため優先度が高いと判断しました。
電磁気学で優先的に学習すべき内容は電気の内容です。
」多くの受験生が苦手とするのが磁気の内容で、磁気の内容を除いた電気の内容ならばまだ理解しやすいと思います。
とはいったもののやはり理解はそう容易ではなく、イメージのしづらい内容ですので内容ごとに完全な理解を徹底してください!
ポイントは力学との関連を考えることです!!
人類は過去の経験や知識との類推によって多くの壁を突破してきました。 鳥が空高く飛んでいるのを見て飛行機を発明したはずです。
電磁気学についても同じです。 「電位と対応するものは力学でいう何だろう」「mgとqEって似ているな」などと自分なりに考えてみてください。
考え方はすでにあなたが持っているはずです。
磁気についても同じように考えられるのですが、これに関してはあまりにも現実世界のイメージとかけ離れているので現象を受け入れるのが1番早いと思います。
「この時はこういう力を受けるからこっちに動くんだな」という流れを覚えてしまいましょう。
3.熱
続いて熱分野です。ここは力学と少し変わって熱量という概念について1から考えていくことになります。
内容もあまり多くなく、理解もしやすい分野となるのでこの分野の勉強が終わっていなければ、ここをやるだけで短期間で点数アップにつながります。
試験直前期で力学や電磁気学の勉強が終わらなさそうという人にはおすすめです。
ただし、共通テストには出題される内容ですが、一般入試では波動と出題優先度が近く、出題率が下がるので力学からの勉強を推奨します。
4.波動
波動分野です。波の要素をグラフにして表したり波を重ね合わせたりする物理基礎の内容が良く出題されます。
また、物理の内容では波の干渉が良く出題されるのでその勉強を優先的にやりましょう。
レンズやドップラー効果などは出ないことはないですが優先度としては落ちます。
勿論先の2つの内容が終わっていれば点数アップのために勉強して100点を目指しましょう!
5.原子
ここの分野が最も優先度が低いです。が、共通テストでは必答の問題にも含まれることがあるので出題はされます。
そして、公式や用語を覚えてしまえば決して難しい問題はないので安定して点数を稼ぐことができます。
上の4分野の勉強がひと段落着いたらここもやりましょう。
概念としてはかなり難しく、踏み込むと大学の内容も入ってしまうのですが、とにかく1個ずつ用語を確認していき、それぞれの現象に関わる式の意味を考えましょう。
本当に分からなかったら公式を覚えて済ますのでも構いません。大学に入ってから勉強しましょう。
出題のされ方はおおよそ決まっているので問題演習を通して覚えていくのも効果的です。
3.まとめ
長くなりましたが、以上が物理分野の優先的な学習内容と勉強法です。
物理基礎については問題数が少なく、どの分野からも満遍なく出題されるので、上記の勉強法に加えて過去問を解いて分からなかったらその都度勉強するのでも良いです。
どの学習内容においても言えることは、公式を覚えるのは当然のことですが、式の意味の理解を徹底してください。
式の意味がわからずに2つの公式を覚えるより、1つの式だけを意味もしっかり分かった状態で覚える方が幾分もマシです。
共通テストでは、公式が覚えられているかよりも、状況を把握してその状況に応じた適切な式を使える能力が問われます。
「式を覚えていて、そこに当てはめたら答えがあった」よりも「式は忘れちゃったけど、式の意味を考えたらこの答えになりそう」で正答する方が点数が伸びますし、大学受験後の人生のためにもなります。
戦略的に勉強して、自分の目標点が取れるように頑張ってください!
応援しています!
また、武田塾では無料受験相談も行っているので是非お越しください。