0.はじめに
こんにちは。武田塾 大泉学園校です。
今年度の入試が国公立の後期入試以外ほとんど終わり、浪人するかしないか迷っている方も多いのではないでしょうか。
また、浪人することを決めたけれども、不安な方もいらっしゃる時期ではないでしょうか。
今回はそんな方たちに向けて「浪人してから成績が伸びる人の特徴3選」を紹介していきたいと思います。
浪人することを決めた方にも、浪人するか迷ってる方にも有意義な内容となっているので、ぜひ参考にしてください。
1.浪人した原因を客観的に分析できている
全ての受験校に落ちて浪人した人も、合格した大学はあっても志望校に合格できなかったため浪人した人も、「目標を達成できなかった」という点では共通していますよね。
そんな「目標を達成できずに浪人した原因」を客観的に分析できているかどうかで、1年後の結果は大きく変わって来るのです。
例えば、英語の文法の基礎が固まっていなかった人が、なんとなく英語長文ばかり読んでいて成績は上がるでしょうか?
モチベーションが上がらず毎日3時間ほどしか勉強してこなかった人が、もう一年同じ生活を送って合格をつかみ取ることはできるでしょうか?
もちろん成績はあがりませんし、合格できる可能性は低くなってしまいますよね。
浪人した人の中で「自分は何も間違ってなかったけど浪人した!」なんて言える人はいますか?
胸に手を当てて聞いてみてください。
運要素ももちろんありますが、何かが不足し、何かが誤っていたから浪人した人がほとんどであるはずです。
例えば私は毎日10時間は勉強していましたが、受験校に全落ちして浪人しました。
たくさん勉強しているのに成績が伸びないということは、やり方が間違っているはずなのに、そのことを一向に考えようともしませんでした。
「自分は何も間違ってない!」と思い込んでしまっている典型的なパターンです。
浪人したことで目が覚め、周りからのアドバイスを受け入れるようになり、やり方を改善したことで偏差値を20上げることができたので、現役時代の振り返りをすること&反省点の改善することの重要性を身をもって体感しています。
私が勉強のやり方で間違えていたのは以下の2点でした。
同じような方もいらっしゃると思うので、自らの受験生活と参照して考えるきっかけになればと思います。
①「暗記できたかどうか」や「根拠をもって解けたかどうか」にこだわっていなかったこと
これが私の場合致命的でした。
電車ではなんとなく単語帳を開いていましたが、「すぐに意味を思い出せるかどうか(本番で使える知識になっているかどうか)」に拘っていなかったので、何回も見る過程で覚えられた単語がもちろんあったものの、覚えられていない単語を残したままで満足していました。
覚えられていなくても、電車や隙間時間に単語を覚えようとしているだけで良いと思っていたのです。
客観的に見れば、そこの爪の甘さは一目瞭然でした。
自分自身の現役生活を親や学校の先生と振り返ったり、志望校に合格した友達の話を聞く中でこの課題は見えてきました。
そこで浪人してからは、暗記において「覚えられたかどうか」に拘り、自分自身でテストすることを繰り返して確実に覚えていきました。
英語や現代文の読解問題では、なんとなく問題を解いて丸付けをして終わるのではなく、根拠まで合っているかどうか、不正解の問題は次は正解できるよう、解き方を自分の脳内で説明しながら再現できるようにしました。
そのように全ての勉強は「本番で思い出せるかどうか」や「本番で解けるかどうか」が大切であると考え、
「暗記できたかどうか」や「根拠をもって解けたかどうか」に拘ることを徹底した結果、国公立大学に合格することが出来ました。
②基礎を疎かにしてしまったこと
私は自分のことが「頭が良い」と勘違いしていました。
そのため自分自身の実力を見誤っており、基礎が固まっていないのに英語長文の難しい参考書を解いたり、
世界史の基本的な暗記ができているかどうかすらあまり確認していませんでした。
しかし、どの受験校にも合格できなかったわけなので、自分が理解できていないのは自分が思っているよりも基礎の部分になると気づきました。
そこで「基礎からやり直せる」塾を選び、特に英語に関しては中学英語からやり直した結果、偏差値は半年もかからず約50から70になり、20ほど上がりました。
自分がどのレベルなのか理解するために、見たくない現実にも向き合うことで、成績は格段に伸びると思います。
以上が私の浪人した原因と、どのようにそこに気づいて改善したのかの経緯です。
共通して、「第三者の視点」が大切になるとは思いませんか?
親や先生、友達にも協力をしてもらって、「浪人した原因」と向き合うことで、道は開けてきますよ。
武田塾 大泉学園校では受験相談を行っているので、そちらを利用することも大歓迎です!
2.背水の陣であることの自覚がある
全落ちした(=全ての受験校に落ちた)人は来年も全落ちする可能性を考えていますか?
志望校に合格できなかった人は、来年も不合格になる可能性や、今年合格した大学も不合格になる可能性を考えていますか?
「1年猶予あるからどこでもいける」と思うことは、事実ではありますが、その慢心が爪の甘さに繋がるのです。
無駄に来年の結果を心配する必要もありませんが、「今年ガチでやらないと、ヤバいぞ 背水の陣だぞ」という覚悟があるかないかは非常に重要なことだと思います。
私は全落ちしての浪人でしたし、2浪は考えられなかったので、自然とその気持ちは形成されていました。
そのため私は予備校内では常に勉強するか数分休憩してるかでしたが、他の浪人生で、友達同士で数時間おしゃべりして時間をつぶしている人たちにその覚悟はなかったのではないでしょうか。
その人たちの結果は知りませんが、そのような人たちは予備校内の上のクラスに上がってくることはなかったので、結果も厳しいものになったでしょう。
また、「受験」はあなたの人生において重要な岐路であることを認識していますか?
進む大学によって人生が決まるわけではなくとも、就活での学歴フィルターや生涯賃金の差には抗えないものがあります。
できるだけ良い大学に進学することで、自分の将来の可能性が開けることは自明です。
将来のことを明確に意識するのは難しいと思いますが、「頑張って、できるだけ良い大学に行っといた方がよいだろうな」
という感覚を持ってください。
その感覚をもったことに対して後々、後悔はしないはずです。
3.メンタルが安定している
「継続」が結果に繋がります。そして、そのためには「メンタルの安定」が必要になります。
武田塾の講師をしていて、様々な生徒さんを見てきましたが、「継続」できた人ほど良い結果をつかみ取っていることは確かです。
用事があって、勉強することが難しい日でも隙間時間を活用したり、
特訓に毎週休まずくることで、課題の分析や改善を行うことを止めなかったり、
メンタルが不安定になっても、その中でできることを実行したり 不安定になる理由を分析してコントロールできたり、
そういう生徒さんは非常に伸びます
逆に
モチベーションが沸かないからという理由で一日を無駄に潰し続けてしまったり、
都合の良い「できなかった」理由を毎週捜してきたり、
そういう方が伸びないのは、よくわかると思います。
メンタルが常に安定している人は中々いませんが、
不安定になったときにいかにコントロールできるか、
不安定な中で全力を尽くせるか
それが大切だと思います。
4.最後に
いかがでしたでしょうか。
紹介した3点の「浪人してから成績が伸びる特徴」に当てはまることが出来れば、必ず成績は伸びます。
周りの人が大学に進学したりして、先に進んでいく中で不安になることもあるかと思いますが、
今年1年頑張ることは決して無駄にはなりません。
応援しています。