0.はじめに
こんにちは。武田塾 大泉学園校です。
高校2年生にとってこの冬は「受験生0学期」と言われるように、重要な期間を迎えようとしていると思います。
しかし、これから受験生になると言っても、今の時期なにから始めればよいのか分からない人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は「英語」の分野別に高校2年生におすすめの参考書を紹介していきたいと思います。
1.単語
まずは単語の基礎を固めることをおすすめします。
英語と言えば長文、というイメージがあるため勉強が疎かになってしまっている人も多いのではないでしょうか?
今取り組んでいる単語帳の単語は、ランダムに聞いても1語2秒以内に正しい訳を言うことができますか?
長文を読むための一歩目は単語をマスターすることです。
まずは大学受験の英語において、必須となる基礎的な単語を完璧にすることから始めましょう。
そのためにおすすめなのが、以下の2冊です。
システム英単語Basic
システム英単語(1200まで)
入試の基礎と言われる単語を一通り覚えた状態にするための単語帳です。
以下の動画も参考に、赤字で書かれている意味を一語一訳で覚えていきましょう。
英単語は覚えてもすぐ抜けていってしまうものです。
そのため、1週間に何度も取り組んで、期間を開けて再度取り組んで、定着させておくという習慣を作ることが大事なのです。
単語の意味を忘れてしまうと文章が読めないので、1語1訳のレスポンスの早さに拘って暗記していきましょう。
2.文法
基本的な英単語を一通り押さえることができたら、次は「文法」の基本事項を押さえることに取り掛かりましょう。
まず、おすすめの1冊は
大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎英文法編】
です。
中学内容の復習と併せて高校入門の内容が勉強できます。
文法の概要を知るという導入の役割としては最高の参考書と言えるでしょう。
高校2年生の間に受けた模試偏差値が50以下の場合は、この参考書から取り組みましょう。
偏差値が50以上あり、文法の概要はつかめているという方はこの1冊は飛ばして、
ゼロから英文法が面白いほどわかる本
から取り組むのが良いでしょう。
文法の細かい部分まで押さえることが出来ます。
この2冊に共通する注意点としては、問題だけといても意味がないということです。
講義部分の方が大事なので、そこをしっかり読んで、使える知識にしましょう!
次に取り組んでおきたい参考書が
Next Stage
Vintage
scramble
のいずれかです。
学校で配られることも多いと思うので、持っている1冊で問題ありません。
これで、高校で習う英文法を一通り押さえることが出来るので、高3に上がった時点で長文関係のものに入ることができます。
単語や文法の知識が一通り入っていることは、高3からの受験勉強を楽にすることが出来ますし、知識を入れられていのであれば、勉強方法も確立できていることになるので、ライバルに差をつけることが出来ることになるでしょう。
3. 解釈
単語、文法を押さえた上で、解釈まで勉強を進めておけると尚良いでしょう。
参考書としては、解釈の一冊目として使いやすい
入門英文解釈の技術70
がおすすめです。
高校2年生の時点で偏差値が50以上の場合は
基礎英文解釈の技術100
を使用しても構いません。
書店等で直接確認をして、自分の現在地に合った方を選びましょう。
本書の構成はどちらでも
1.例題 2.解説 3.全文訳 4.語句の訳
となっており
音読ができるようになっています。
解釈や長文の参考書では音読を重視する先生が多く、
この参考書の著者である桑原先生も音読を重視しているので、以下の使い方を参考にこの本を使っていくのが良いでしょう。
基本的な使い方は以下の通りです。
①CDを使って例題のリスニングをする
②例題の開設をすぐには読まないで、
文構造を見抜くのに必要な文法事項を理解する
③偏差値50前後の場合は、先に開設を通読してから例題に取り組む
④飽きるまで(文構造を意識しながら)音読をする
(オーバーラッピング&シャドーイングの両方)
⑤全訳を見て、英語に直せるようにする
4.音読
共通テストからリスニングの配点が2分の1を占めることになり、不安な2年生も多いのではないでしょうか。
リスニング対策は早い段階から耳で英語を聴く練習をして、慣れておくことが重要です。
そこで、
速読英熟語
の音声を聞きながらシャドーイングをしていきましょう。
できるだけ毎日行い、積み重ねていくことで後々のリスニング対策が楽になります。
高校2年生の今から差をつけていきましょう!
詳しいシャドーイングの取り組み方は以下の記事を参考にしてください。
https://www.takeda.tv/oizumigakuen/blog/post-101654/
5.まとめ
いかがでしたでしょうか。
これから受験生になるみなさんはぜひ、この冬を有意義に過ごして、受験生として幸先の良いスタートダッシュをきってくださいね!
6.参照:武田塾チャンネルの動画