1.はじめに
こんにちは! 武田塾 大泉学園校です。
共通テストの本番が近づいてきましたね…!
対策は順調ですか?
今回は順調でない方向けに、「直前期に全教科20点上げる勉強法」を伝授していきたいと思います。
(確実に20点上がるのではなく、この勉強法に乗っ取って勉強すれば20点上げられるのも夢ではないということです。)
また、勉強法のみならず、具体的な対策法も紹介していきます!
2.20点上げる勉強法
共通テスト形式の参考書を解いて、点数だけを見て一喜一憂してませんか?
闇雲に過去問を解いていませんか?
とりあえずがむしゃらに解いたら6~8割になるだろうと考えている人は多いですが、
問題を解きまくるだけで点数は大幅には上がりません。
過去問や共通テスト形式の問題集を解いた後に確認すべきポイントを3点紹介していきます。
①間違えた問題を特定して振り分ける
どの問題ならとれるのか、どこの問題が解ければ20点あがるのか分析しましょう。
間違えた問題を記号ごとに分類すると分かりやすくなります。
例えば、
□・・・ケアレスミスをした問題(どんなケアレスミスかはしっかり分析)
△・・・対策をすれば正解できるようになるはずの問題
×・・・(解説のコメントを参考にした上で)対策するのが難しい難問
このように記号ごとに分け、次のステップに進みましょう。
②とれるはずの問題を分析する
次に、一問一問とれるはずの問題を分析していきます。
「どの参考書の、どの分野を復習すれば得点できるようになるのか」を明確にすることがこのステップのゴールです。
この時に間違えた問題だけでなく、その周辺の選択肢やそのテーマに関する知識まで確認するようにしましょう。
例えば日本史で似たような人が4人出たり、出来事の順番を問われたときに、
他の選択肢はどうなのかを考えると、1問でいろんな知識を押さえることが出来ます。
正解だけを見て満足しないようにしましょう。
知識があやふやな部分の「本番にでたらどうしよう」と思えば、
正解不正解関係なく、惜しくても復習する癖がつきます。
③復習する
前のステップで明確になった復習すべき箇所を復習していきます。
ここでは1つのテーマで問われたことを別の角度で問われても答えられるように復習することを意識しましょう。
数学の「確率」を基礎から復習する必要が出てきたのであれば、
間違えた問題と同じ種類の「確率」の問題だけでなく、
問題集の基礎問題は全てやり直すことをおすすめします。
時間との兼ね合いもあるので、一瞬で解法が思いつくものは飛ばすのが良いでしょう。
この手順で復習すると…
このように復習することの効果としては、
・大問ごとの苦手な問題の点数が上がる
・解きなれてスピードアップ
・解ける問題だけに時間が使える
ということがあげられます。
できないところをできるようにすれば穴を埋められます。
20点上げるにはどこをどう上げるか考えて、そこに特化して苦手を1個ずつ潰していくことによって点数が上がります。
闇雲に過去問や共通テストの問題集をやりまくるのは最悪です。
直前期は焦るとみんな実戦形式の問題演習ばかりやりたがりますが、
それでは初見の問題の点数が上がる勉強になっていません。
そのため、点数が取れるまで他に手を出さないことを意識しましょう。
他の問題にすぐ目移りせず、点が取れるまで1問ずつ仕上げるのです。
20点上げると言っても、一気に上げるのは無理です。
1点1点を積み上げていくものだという意識を持ちましょう。
1日1教科の1分野だけやるのもありです。
集中して1個ずつ苦手を潰していきましょう!
対策の流れの例
例えば、数学が5,6割の生徒がいるとします。
この生徒の特長としては
・大門の最後の問題が解けていない
・苦手分野がある
ということが考えられます。
苦手分野では大問全落とししたり、解く速度が遅くて、他の問題に被害が出る可能性がありますね。
そのため、大問の最後以外で点数を稼ぎたいので、苦手な分野から潰していくのが最善策でしょう。
最低限、半分はできるようにする、といったように完成度の目標を決めてから取り掛かりましょう。
苦手分野を基礎からやり直すときにおすすめの参考書は以下のものになります。(いずれかで大丈夫です。)
「やさしい高校数学」
「数学IA入門問題精講」
「数学IA基礎問題精講」
「Focus Gold 4th Edition 数学I+A」
その後、以下のいずれかの実戦形式の問題集を解いて、苦手分野を克服できたかどうか確認しましょう。
「短期攻略 大学入学共通テスト数学I+A」
「センター試験過去問研究 数学I・A/Ⅱ・B」
「共通テスト実践模試 数学I・A」
3.20点上げるためにやるべき具体的な対策
自分の課題を把握できたけれども、具体的にどう解決すべきか分からない…!
となった方向けに、共通テストの具体的な対策を紹介していきます。
課題解決に迷ったときに読んでみてください!
①基礎の参考書 前提としての知識を補強
基礎から抜け落ちている…と感じた方は基礎の参考書からやり直す必要があるでしょう。
英語長文を読んでいて、基礎的な単語の意味が分からなくて躓いていたり、
数学の問題で基本的なレベルの問題を落としている人は基礎から復習しましょう。
具体的な参考書の例を挙げると、
英単語ですと「システム英単語」
英文法ですと「肘井学のゼロから英文法が面白いほどわかる本」
数学IAですと「数学IA基礎問題精講」
です。
武田塾に通い、日大レベルの段階突破テストに合格している生徒は基礎が固まっているので、このレベルの参考書からやり直す必要はありません。
②予想問題集と過去問 実力試し&形式慣れ
基礎+問題演習のみで、基礎が固まっている人であれば、本番に臨めるレベルになります。
まだまだ目標点に達しない場合は上で述べた勉強法に乗っ取って復習し、レベルを上げていきましょう。
③共通テスト対策の講義本・問題集 他の過去問より共通テストのみ点数が伸びない人向け
基礎が固まっていれば、共通テストであまり苦労しない人が多いですが、それでもどうしても共通テストの形式が苦手で、点数が苦手な人は共通テスト対策に特化した参考書に取り組むのも一つの手です。
具体的には以下の参考書になります。
「きめる!共通テスト」
「ハイスコア!共通テスト対策」
「共通テスト 点数が面白いほどとれる本」
④MARCH・地方国公立レベルの上の参考書
MARCH・地方国公立レベルを突破した人は英語に苦戦しなくて済む人が多い、ということに全てが表れています。
純粋に実力がある人は対策をしなくても、自然と点数取れがちだからです。
余裕がある人は2次試験を見据えて上のレベルの参考書をやっておいた方が、共通テストは余裕をもって臨むことが出来るようになるでしょう。
4.まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回紹介した勉強法や参考書を参考に、ラストスパート頑張ってくださいね!
5.参照:武田塾チャンネルの動画