1.はじめに
こんにちは。武田塾 大泉学園校です。
そろそろ受験勉強も終盤に差し掛かり、予備校での冬期講習をどうしようか迷われている方も多いのではないでしょうか。
そこで、本日は「冬期講習って受けるべき?」なのかどうか、メリットとデメリットを検討したうえで結論を出していこうと思います。
2.冬期講習を受けるメリット
①苦手を集中的に潰せる
冬期講習はテーマ別に開催されることが多いため、「苦手を集中的に潰せる」ことがメリットとして挙げられます。
「難関大の英語長文になってくるとうまく文構造をとれなくなるから、難関大の英語長文から難しい文をピックアップして解説してくれる講座を取ろう!」といったように自らが苦手な点を理解していれば、このように苦手を集中的に潰せる講座をとることができ、もう一段階レベルアップできるでしょう。
逆に自分の苦手分野が明確でない方は有効な講座を取ることが出来ないかもしれませんね。
②志望校に特化した対策ができる
「○○大学の英語長文講座」といった名前を付けられる講座がこの時期になると増えてくることからも、志望校に特化した対策ができることもメリットとして挙げられます。
志望校に合格するために覚えるべきことは覚え、解けるべき問題が解けるようになっている段階であれば、問題演習を重ねるという面でもこのメリットが生きてくるでしょう。
逆に志望校合格のための基礎が固まっていない状態で、志望校対策に特化した講座を受けると、埋まっていない穴が原因で力は伸びないかもしれませんね。
③正常な生活リズムで過ごすことが出来る
冬期講習に通うことで、毎日規則正しい生活ができることがメリットとして挙げられます。
家でずっと勉強している場合は寝坊しても問題がないため、意志の強さが試されますが、講習があれば朝もしっかり起きることが出来るでしょう。
規則正しい生活は健康に繋がり、受験生の大敵となる体調不良や病気を最大限避けることができるので大切です。
3.冬期講習を受けるデメリット
①得点できる分野も学び直すことになる
冬期講習は大勢で受けることになるため、ある程度はやる内容やレベルを選ぶことはできますが、自分のためだけに授業が行われるわけではありません。
そのため、自分が得点できる分野も学び直すことになります。
その時間は無駄ですよね? そういった無駄な時間が出て来てしまうことがデメリットとして挙げられます。
②過去問演習の時間が足りなくなる
受験のゴールは志望校に合格することであって、冬期講習で人の話を聞くことで満足している場合ではありません。
合格するための最後に総仕上げとしてやるべきことは「過去問演習」です。
過去問を解いて、答え合わせをして、間違えた問題を分析して、苦手を洗い出して参考書に戻って対策をして…
そういったことの繰り返しが志望校合格への最短ルートです。
冬期講習を取りすぎると、過去問演習の時間が足りなくなる危険性があります。
そういった面は、やはりデメリットになるでしょう。
③やるべきことが出来なくなる可能性がある
冬期講習を受ける場合、講義に出席するだけでなく、講義の予習・復習・問題演習も必要になります。
そのため、2番目のデメリットとも関連していますが、予想以上に時間がとられてしまうのです。
その結果、本来自分がやるべきことが出来なくなる可能性があるのです。
文法の基礎知識が抜けている人であれば、そこの土台を固め直す学習が必要であるのに、難関大向け(応用の)講座ばかり取ったりする人はどうなると思いますか?
なんとなく、その講座を取って、話を聞いていることに満足することになり、基礎が固まっていないことに気づけず得点が伸びないことになるのです。
本来自分がやるべきことがおざなりになってしまう可能性があるのは、冬期講習のデメリットですね。
4.冬期講習を受けたほうが良い人
以上のメリット・デメリットを踏まえて「冬期講習を受けたほうが良い人」と「冬期講習を受けないほうが良い人」の特徴を説明していきます。
①基礎が完璧で、志望校に特化した対策のみで十分な人
例えば英語であれば、単語・文法は完璧に覚え、長文読解のレベル感も志望校レベルに達しているほど、基礎が固まっている人であれば、冬期講習は有意義なものとなるでしょう。
基礎が固まっていれば、志望校の長文で出やすい分野を解説する講座であったり、どうしても取りこぼしてしまう難しい文法問題を解説する講座は、やるべきことのど真ん中であるためです。
過去問演習も一通り終え、志望校に特化した対策のみで十分な人は、冬期講習を受けたほうが良いと言えます。
②学習範囲を全般的に復習したい人
学習範囲を全般的に復習したい人も冬期講習を受けたほうが良いと言えます。
冬期講習には様々なテーマがあり、英文法を一通り復習する講座、数IAを一通り復習する講座等、学習範囲を全般的に復習できるものもあるかと思います。
学習範囲を全般的に復習したい人は「特に苦手な分野とかはないけど、もう一段階レベルアップするために苦手なとこを見つけたい。」といったモチベーションの方が多いと思うので、そういった方は受講すると良いでしょう
5.冬期講習を受けないほうが良い人
①基礎が固まってない人
基礎が固まっていない人は、手元の参考書をやり直すことから始めましょう。
・単語帳に載っている英単語は全て覚えましたか?長文に出てきた時でも瞬時に意味をいえるぐらいになってますか?
・今までの参考書で取り組んだ英文法の問題は全て根拠をもって正解できますか?
・志望校レベルの長文で参考書に載っている単語や文法事項でつまずくことはありませんか?
以上の質問に一つでも「いいえ」と答えた方は要注意です。
基礎が固まっていない状態で冬期講習を受けても、話は右から左に聞き流されるだけになってしまいます。
そのため、そういった方々は冬期講習をうけるのではなく、目の前の参考書をやり直すべきなのです。
②過去問演習が十分でない人
先ほども述べた通り、受験勉強の仕上げは過去問演習になります。
そのため、その「過去問演習」が十分できていない方は、冬期講習を受けるのではなく、過去問演習を優先させるべきなのです。
6.まとめ
いかがでしたでしょうか。
時間も限られてくる中で、「自分がやるべきことは何か」を考えて行動していきましょう。
最後まで応援しています。
7. ちなみに武田塾は…
冬期講習はありません!!!!
参考書をベースに自学自習ができるように指導をしていくので、年間を通じてやることは変わりません。
毎週人それぞれのペースに合わせて「宿題」を作っていくので、無駄なく、効率よく志望校合格を目指すことが出来ます。
まずはお気軽に受験相談へお越しください!