1.はじめに
こんにちは。武田塾 大泉学園校です。
皆さんが目指している大学の倍率はおおよそどのぐらいですか?
2倍であれば、2人に1人が合格する。
3倍であれば、3人に1人が合格する。
5倍であれば、5人に1人が合格する、という計算になりますよね。
皆さんがイメージされる大学の倍率の多くは2~10倍ほどなのではないでしょうか。
しかしそんな想像を裏切る、衝撃的なニュースが先日発表されました。
「約5割の私立大学が定員割れ」したそうです。
つまり、約5割の大学は入試倍率が0.1~1.2程になっているということなのです。
(定員割れをしても、合格最低点を設けている大学では基準に達しなければ不合格になるので、倍率が必ずしも1を切るわけではありません。)
今回は「約5割の私立大学が定員割れ」した原因、そして受験生としてのメリット・デメリットを紹介していきたいと思います。
2.定員割り込みの原因
①少子高齢化
こちらの原因は皆さんも感じていたことなのではないでしょうか。
日本は現在少子高齢社会であり、18歳以下の子どもの人数は年々減少傾向にあります。
多くの受験生の割合を占める18歳人口は、近年ですと、年間約5000万~1万7000人ずつ減少していましたが、今年度は前年度に比べて2万6208人と減少幅が大きくなりました。
少子高齢化が進むにつれて、この減少幅はさらに大きくなることが予想されるので、定員を割り込む大学は増加の一途を辿ることが予想されます。
②私立大学の増加
子どもが減少しているにも関わらず、私立大学は微増傾向にあるのです。
そのため、定員割れをする私立大学が増えていくことはある意味当たり前かもしれません。
定員割れをすると、大学の財源の多くを占めている授業料の収入が減少してしまいます。そのため、赤字経営の大学も約4割にのぼっています。
しかし、2000年以降倒産した大学は21校程度です。
なぜ大学は大幅に減っていかないのでしょうか?
それは「私学助成金」という形の国からの補助金が経営を支えているためです。毎年約3000億円が支給されています。経営難の大学が増えていくことは国の財政にも悪影響を与えています。
③留学生の入国減少
日本への外国人留学生は、皆さんが思っているよりも、大学の定員充足に大きな影響を与えてるのです。
新型コロナウイルスの感染拡大によって、日本は留学生の入国を制限してきました。そのため、外国人留学生の新規入国はコロナ禍前の約9割減になってしまいました。
しかし、先進諸国でここまで大きく制限をしたのはほぼ日本のみなのです。他のG7の国々は水際対策を徹底したうえで、留学生を受け入れ続けています。
留学生の新規入国は「不要不急」ではなく、自国の学生の教育の質の向上のためにも「必要」なことであるという認識があるのかもしれませんね。
どちらが正しいとは言えませんが、日本の大学教育を盛り上げていくためには新型コロナウイルス感染状況の様子を見計らいつつ、最善の注意を払って受け入れていく必要がありそうですね。
④文科省による定員厳格化
2016年以降文部科学省が進めてきた「大学の定員厳格化」も一つの原因であることが考えられます。
この取り組みは「若者の都市一極集中を避け、地方創生を推進すること」を目的に始められました。
私立大学は国から助成金が全額交付されなくなる入試倍率の基準があるのですが、その基準を2018年には1.1倍にしました。
それに合わせて大学は、国の定めた基準を超えないように合格者数を減らしているのです。
そのため、想定していた以上に入学辞退者が出てしまうと、定員を充足できないという事態に陥ってしまいます。
地方創生には一役買っていますが、「定員割れ」を引き起こす原因にもなっているのです。
3.受験生のとってのメリットとデメリット
メリット①:下位大学の入試難易度は低下
「定員割れ」の大学の中には定員を充足すべく、入学難易度を下げ、定員を確保する動きに出る大学もあります。
そのため、「定員割れ」が起きている大学においては入試難易度が下がることがメリットとなります。
しかし、「定員割れ」の大学の多くは人が集まらない大学なので、人気のある上位大学の難易度は下がらないでしょう。
どの時代においても、子どもの割合が減ったとしても、優秀層は一定数います。上位大学を狙うのであれば、難易度は変わらないことを心に留めておきましょう。
メリット②:お金を払えば大学には入れること
定員割れを起こしている大学で、一定数は最低基準点を設けているにしても、合否ラインが設定できないような大学も存在するでしょう。
そのため、学費さえ払えれば大学には進学できることがメリットとして挙げられます。
デメリット①:教育の質の低下
「定員割れ」の影響で入学難易度を下げた大学では、教授にとっても魅力的ではなくなり、優秀な教授を確保することが難しくなります。
そのため、定員割れをしている大学では、教育の質は今後下がってしまうことが予想されます。
デメリット②:就職活動で不利
定員割れを起こしている大学に入学することによって、就職活動は不利になってしまうことでしょう。
事実はどうであれ、「受験勉強をほぼしないで大学に入学できた」という印象を持たれることは避けられません。
大学に入学することはできますが、自ら主体的に道を切り開く姿勢で大学生活に臨まなければ、厳しい現実が待っているでしょう。
4.まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は「約5割の私立大学が定員割れ」した原因、そして受験生としてのメリット・デメリットを紹介しました。
受験生にとって一見優しいメリットは、入学した後、将来的には全くもって優しくないデメリットになってしまう、ということを理解していただけたかと思います。
そのような大学に入学できたとしても、その過程での努力はあまり認められるものとはならないので、受験生のみなさんは、「定員割れをしていない」大学を目指して勉強するようにしましょうね!
無料受験相談開催中!!
武田塾大泉学園校では
随時『無料受験相談』を開催中です。
ぜひお気軽にご相談ください。
お申込みはこちら↓
武田塾大泉学園校 卒業生の声
Q
武田塾に入ってから勉強法や成績がどのように変わりましたか?
A
☆決められた期間内に決められた参考書を決められた学習方法でこなすだけで、
自然と成績は伸びていきました。
☆多くのものに手を付けずひとつひとつの参考書を徹底的に取り組むようになったことで、
自分にとって何ができないのかを可視化することができるようになった。
☆困ったり悩んだりしたときは、
その都度先生に進捗状況を話してやり方を提供してもらったりして、
ただやり続けるという習慣を変えられたと思います。
☆参考書を今まで全部やったことがなかったけど、何週もすることで
こんなにもちゃんと試験で使えるようになるんだと実感しました。
☆一週間のうちにやったことを一回だけでなく二回、
三回と復習してまたさらに確認テストでも復習することが出来た。
その結果やった問題がテストで出たらしっかりと得点していくことが出来るようになった。
☆現役の時に中途半端だった基礎を理解したうえで
人に説明できるくらいまで自分のモノにすることがを意識しました。
そうすると、
過去問などの問題に対するアプローチが増え、
成績もどんどん上がっていきました。
そして本番には余裕をもって望むことができ、余裕をもって合格することが出来ました。
☆勉強しない日が減りました。
☆ほとんど勉強しなかった私が、計画的、効率的に勉強するようになりました。
それは週一回確認テストがあり誤魔化すことができなかったからです。
そのテストで8割以上の点数が取れないと先へ進めないことは、
私にとっていい意味でプレッシャーとなり、
モチベーションが下がった時期でも勉強を続けることが出来ました。
☆4日進み2日復習、最後の1日は塾に行き、
テストをして先生にみていただくという流れが基本で、
これを続けた結果、
6月の英語の模試が40点台だった成績が9月のは60点台、
11月には80点台と15~20点ずつ上がり、
偏差値も10~15程度上がりました。
☆英単語の覚え方を武田塾のオススメの方法に変えたら
すさまじく語彙力がつき、
先生に呼び出されるレベルから
最終的に学校の語彙テストの優秀者ランキングに載れるくらいになった。
☆毎日勉強する習慣がつきました。
☆時間管理が少しずつですができるようになりました。
思い立ったら勉強するの連続でしたが、
前もって勉強する時間帯をきめて効率的にできることが多くなりました。
☆勉強法はとにかくひたすら復習でした。
武田塾は毎日、
一日の勉強内容がはっきりと指定されているので、
何から手を付けたらよいのか等、
迷うことがなく勉強に集中できました。
一週間で何度も何度も同じページの復習をすることで、
自分の力へとつながったと思います。
☆成績はもちろんすぐ簡単に結果は見えてきませんでしたが、
だいたい秋くらいに、
本当にV字のように成績に変化がありました。
☆武田塾にはいってからは一日にしなければいけない
ノルマを決めてもらえるので
それ以前のようにダラダラ過ごす時間が少なくなりました。
また毎週テストをしてもらえるので、
自分がどれくらいできるようになったのかがわかりやすく、
自分の弱点やどこが抜けているのかなども都度確認できました。
☆英語が一気に得意科目になりました。
☆勉強法も常に同じではなく、
講師方と相談して、
自分の間違った勉強法にならないように
アドバイスをたくさんもらいました。
自学自習の癖をつけることができました。
☆参考書で中途半端に終わらせることがなくなり、
実力が着実についているのが実感できました。
【大泉学園校合格実績】
🌸進研模試偏差値40から1年で立教大学合格!
🌸アルバイト&仮面浪人をしながら早慶W合格!
🌸東洋大学補欠から難関国立&明治大学合格!
🌸学年下位から1年で日本女子大学合格!
🌸偏差値50から1年で中央大学法学部合格!
🌸全落ちから国立&中央、法政大学合格!
🌸E判定から東京医科大学医学部医学科合格!
🌸全落ちから共通テスト得点率8割越え!
🌸偏差値30から半年で東洋大学合格!
など
逆転合格者多数輩出!
塾生の88%が偏差値11以上UP!
大泉学園校へのアクセス
<西武池袋線大泉学園駅からの場合>
①西武池袋線 大泉学園駅の改札を出て南口に向かいます。
②南口に出たら1Fに降ります。
③池袋方面に向かって線路沿いに歩いていきます。線路と「そばうどん松本」の間の道を真っ直ぐに歩いていきます。
④そのまま真っ直ぐ線路沿いに歩いていきます。
⑤向かいに「BOOK OFF」が見える踏切よりも10mぐらい手前に、1Fに「cradle(くれいでる)」という保育所があるビルが見えます。そのビルの2Fになります。
※駅方面から歩いて「牛繁」という焼肉屋が入っているビルよりも2つ手前のビルになります。
武田塾 大泉学園校 基本情報
受付時間13:00~21:30
〒178-0063
東京都練馬区5-41-26
S&Y大泉学園ビル(旧リッカ―大泉学園ビル)2F
(大泉学園ビル 南口 徒歩3分)
Tel:03-6904-6656
E-mail:oizumigakuen@takeda.tv