国立文系受験生の理科基礎の選び方!
みなさんこんにちは!武田塾大泉学園校です。
文系で国立受験される方は、英語や数学といった主要科目に加えて、共通テストでは理科基礎も課されます。
他教科に比べて優先度が低く軽視されがちな理科基礎ですが、共通テストで高得点を狙う人はおろそかにするわけにいきません。
また、多くの方は「物理基礎・化学基礎・生物基礎・地学基礎」の4つから2つを選ぶことになると思いますが、それぞれに特徴があり、自分の得意な科目を選ぶことができるかどうかで負担が大きく変わります。
ただ、学校によって開講していない科目があったりするなど、4つのうちどれを選ぶべきか迷う人もおおいでしょう。
今回は、そんな高二、高三の方々にむけて、理科基礎4科目それぞれの特徴をご紹介します。
理科基礎の科目選択で迷っている方はぜひ参考にしてみてください。
各科目の特徴
物理基礎
まずは物理基礎です。
物理にも共通することですが、物理基礎の一番の特徴は、「暗記が少ない」ことです。
他の3科目と比べて、圧倒的に覚えることが少ないという特徴があります。
物理基礎の範囲を大別すると、「力学」「熱力学」「波動」「電磁気」になります。
力学は、簡単に言うと、物体に働く力を描きだし、そこから物体の動きを予測する分野です。公式と聞くと数学を連想しアレルギー反応を示す人が特に文系にはおおいのですが、物理基礎の力学で覚えるべき公式は数えるほどしかありません。ニュートンの発見した万有引力などを扱うのもこの範囲です。
熱力学は主に気体の運動に関する範囲で、力学の内容を理解していればさほど難しくないでしょう。気体の体積が増したとき、圧力や温度がどう変化するのかを、「ボイル・シャルルの法則」や「気体の状態方程式」などを用いて解いていきます。
波動は波の運動を扱います。お風呂のお湯に指を入れると、波が同心円状に広がっていくのはみなさん経験上ご存知かと思いますが、あれを具体的に数字を用いて解析しようという分野です。ここでも力学が生きてきます。
最後に電磁気ですが、これは中学校以来おなじみの「V=RI」「フレミングの左手の法則」が出てきます。日常生活であまりかかわりのない内容を扱う分野だけに、イメージしながら学習することが必要です。
物理基礎はこんな感じです。再度言いますが、暗記事項は圧倒的に少ないです。ただ、だから簡単というわけではもちろんなく、暗記が少ないということは、その分計算が多くなります。といっても、数学のような難しい計算はほとんどなく、式変形から特定の文字について解くことができれば苦戦することはないかと思われます。
理科基礎4科目のうち最も理系感のある科目ですので、特段理由がなければとらないほうがいいでしょう。
文系だけど数学が得意、暗記が苦手という方、それから楽しい勉強がしたいという方にはおすすめです。物理は宇宙共通の学問なので、理解できればどんどん勉強が楽しくなること間違いありません。
化学基礎
続いて化学基礎です。
化学基礎は、とる人が多いと思います。実際おすすめできます。
特徴として、暗記、計算ともにそこそこあります。
化学基礎は、物質を構成する最小単位である原子に着目し、それらの相互作用によっておこる化学反応や、新たに生まれる異なる原子について扱います。
範囲は「物質の構成と化学結合」「物質の変化」に大別されます。
物質の構成と化学結合では、原子や、それらが結びついてできる分子に関する基本的な性質や構造を学習します。前提として、主要な原子の元素記号と原子番号、電子配置などを覚える必要があります。
物質の変化では、主に化学反応について学びます。つまり、どの原子とどの原子を組み合わせると、どういう分子ができるか、もしくはどういう反応が起こるのかということです。計算がたびたび出てきます。
元素記号など、前提となる暗記事項が多くありますが、逆に言えば、それらを一通り覚えてからは問題演習を通じて記憶の定着を続ければ点数は安定します。
文系の方には暗記が得意な方が多いと思うので、化学基礎はおすすめです。
生物基礎
つづいて生物基礎です。
こちらもとる人は多いです。おすすめです。
特徴としては、ほぼほぼ暗記勝負です。
範囲を大別すると、「細胞」「遺伝子」「恒常性」「バイオーム」「生態系」となります。
細胞の分野は、その名の通り、細胞のはたらきについて学習します。植物細胞にあって動物細胞にない組織、いえますか?この分野は比較的暗記事項が多いですね。細胞組織は一通り覚える必要があります。
遺伝子ではDNAについて扱います。DNAは我々も持っているものであり、それらのはたらきについて知ることができるのでかなり面白いです。タンパク質の名前など、ここでも暗記が必要です。
恒常性とは、簡単に言うと、生物が自らの状態を一定に保っておこうとする働きのことです。人間でいうと、熱を発散するために汗をかいたり、毒素を排出するために尿を出したりしますね。それらの仕組みを学びます。また、細胞分野ともリンクしますが、病原菌をやっつける細胞の話も出てきます。「はたらく細胞」を読んでいる人にはなじみ深い内容です。
バイオームは、一気にテイストが変わります。ここでは植物について扱います。温度と降水量によってどのような植生がはぐくまれるかを学習します。いきなり植物の話になるので面食らうかもしれません。日本の植生分布についても学ぶのでとても楽しいです。
最後は生態系です。これは環境問題を主に扱う範囲です。近年問題視されている砂漠化や温暖化をうけて、各国でどのような政策や条約が結ばれているのかを学習します。受験生というよりも、一人の人間として知っておきたい内容です。覚えることはあまりありません。
ご覧の通り、生物基礎はほとんど暗記勝負になります。計算はほとんどありません。いわゆる文系科目ですね。
暗記メインなので、テストでは如実に実力が出るでしょう。計算ミスがない分、知っていれば解け、知らなければ解けない科目です。
生物基礎はとてもおすすめです。特にこだわりがなければ選択しましょう。
地学基礎
最後は地学基礎です。
地学基礎・地学に関しては、そもそも指導できる先生が高校にいないケースも多々あり、人によっては選択肢にすら入っていないかもしれません。現に以前筆者が指導中に、ある生徒に地学基礎選択をおすすめしたところ、「地学ですか!?」という風な感じでとても驚いていました(笑)。考えてすらいなかったといっていました。
ですが、地学基礎は文系の受験生にとって勉強しやすい科目です。
特徴としては生物基礎に似ており、ほとんど暗記です。
範囲は「地球の構造と活動」「地球の変遷」「大気と海洋」「宇宙の構造」に大別されます。
地球の構造と活動では、プレートの運動と鉱物について学習します。なじみのある地震や火山についても学びます。
地球の変遷では、地球ができてから現在まで、地球を構成する岩石や動植物相にどのような変化があったのかを時系列順に見ていきます。地球の様子、動物、植物を年代ごとに覚える必要がありなかなか骨が折れます。
大気と海洋では、主に海と空に着目します。雲のでき方や気候についての範囲です。身近な内容でとっつきやすいです。
最後の宇宙の構造では、宇宙の歴史、太陽、銀河系について学習します。これも興味のあるひとは多いと思いますので、楽しく学べると思います。
こちらも生物基礎同様暗記が命です。特に、古代からの動植物の変遷に関しては、覚えることが多く苦労すると思います。
全体的に、恐竜や宇宙などわりと興味を持てる内容が多く出てきますので、おすすめです。
また、暗記重視ということで、仮に学校で開講されていなくても、独学で問題なく進められます。
まとめ
各科目の特徴を簡単にまとめると、
・物理基礎:暗記が少ないが、計算が多い
・化学基礎:暗記、計算ともにそれなりにある
・生物基礎、地学基礎:ほとんど暗記
といった具合です。
文系の方は暗記が得意な方が多いと思いますので、おすすめ順としては、
生物基礎>化学基礎=地学基礎>物理基礎
という感じです。
もちろん、物理基礎をとるなというわけではなく、例えば数学が得意で、物事をイメージして考えることのできる人にはぜひ物理基礎をやってもらいたいです。ようするに、一番かんがえるべきは自分の得意不得意だということです。ただ、それでも迷うという方のために一応科目ごとの特徴とおすすめをご紹介させていただきました。
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以上
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④そのまま真っ直ぐ線路沿いに歩いていきます。
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1Fに「cradle(くれいでる)」という保育所があるビルが見えます。
そのビルの2Fになります。
※駅方面から歩いて
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