こんにちは!武田塾大泉学園校です!
ひと口に受験生と言っても、志望する大学・学部によって様々な種類が存在します。
特に大きい分け方として、
①国公立大学志望か、私立大学志望か
②理系か、文系か
があります。
特に①によって必要な受験科目の数が変わる、具体的には共通テストの重要度がかなり変わってきます。
国公立大学志望の受験生にとっては、共通テストは一次入試のようなものなので、多い人で5教科7科目をしっかり対策してある程度の点数を確保する必要があります。
しかし、私立大学志望の受験生にとって、共通テストをどう捉えるべきでしょうか。
「だいたいの私立大学は一般入試の点数だけをみるから、共通テストは必要ないのでは?」
と考える方もいるかと思います。
私の結論としては、「ある程度の対策は少し時間をとってやるべき」というものです。
その根拠を述べていきます。
①そもそも共通テストの点数が必要なところある
・2021年度入試から、私立大学で一般入試で必要な科目全ての試験を行わず、英検などの外部試験や共通テストの得点が反映される方式を採用する大学が増えました。
具体的に、受験生が第一志望として目指すことが多いGMARCH以上だと
早稲田大学国際教養学部、上智大学、立教大学、青山学院大学個別方式
が該当します。
②安全校を抑えておきたい
・ここから突然ですが「大学受験をする上で大切なこと」という話に移ります。
それは、「第一志望の入試の日に向けて最高の準備をすること」です。
この中にはしっかり本番を見据えた計画を立てて勉強をすること、そしてベストコンディションで臨めるようにすることの2つがあります。
そしてベストコンディションを保つためには体調管理とメンタル管理、この2つが重要になってきます。
この管理を行うための手段として安全校を抑えるということがあります。
これをできるだけ共通テストで抑えておきたいのです。
安全校を共通テストで抑えるメリットとして、「わざわざ安全校を必要以上に受験しに行く必要がなくなる」ということが挙げられます。
安全校を抑えるだけでも当日の緊張の程度やメンタルの安定度が違ってくるので、出願校を考える時は安全校を抑えることが鉄則としてありますが、これを共通テストで抑えることで2月の前半など私立大学が主に入試を行う時期の受験回数を減らすことができます。
それによってより志望している入試の対策に時間をかけることができます。
さらには昨今の新型コロナウイルス感染が広まっているという状況、それがなくてもできるだけ人が集まる場所には行かずに体調管理をするという側面からも「受験回数を減らす」ということは効果的です。
「安全校」への出願の仕方
・共通テスト利用の出願はとにかく安全校を抑えるという観点で出願をすることをお勧めします。
具体的に出願をする際の注意点は以下の記事に書いてあるので。こちらを参照してください。
(記事が書かれた時期の関係でセンター試験となっていますが、大枠は共通テストも一緒です)
https://www.takeda.tv/oizumigakuen/blog/post-147144/
まとめると、共通テスト利用で必要となる科目とボーダーをしっかり見て、古文や英語リスニングなどの必要の有無や当日考えられるパターンを細かく考えていくことが大事です。
とにかくある程度の範囲内でどのような点数を取ってもどこか一つは確保できている、という状態に自分をおけるように考えましょう。
対策をどうすればいいのか
・私立大学志望の生徒でもしっかり勉強を進められていれば、各科目の基礎は身についているはずです。
これを共通テストに適応させていくだけ、という観点で対策を行うことを推奨しています。
具体的には基礎を見につけられていれば12月の後半から過去問や予想問題集をある程度解いて、
「どのような問題に注意しなければいけないのか」「時間配分をどうするか」
などを考えておくことが挙げられます。
ただ、共通テストの問題、特に英語のリスニングや数学が、問題形式や問題量に対する試験時間などの点で他にはなかなかないものになっていることも事実です。
これらの科目に関しては上記のことをより徹底的にやって、自分の中で対策を確立させましょう。
しかし、あくまで共通テストなので、やりすぎもよくないです。長い目で見て共通テスト対策に比重を置く期間とそれ以外をしっかり分けて、自覚しながら勉強を進めることが前提にあります。
これを念頭においてコツコツと長期的な勉強を進めてもらえればと思います!!
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