受験生必見！「九州大学の文系科目(英語･国語･社会)の対策方法」

例年、文学部では現代文1題、古文2題、漢文1題となっており、文学部以外の文系学部では現代文2題、古文1題、漢文1題となっています。また、一部選択式の問題も出題されていますが、大半は記述問題となっていますので、時間的にもかなり厳しめとなっています。問題の特徴としては、現代文は本文が2000～4000文字程度で、説明問題が中心となっているので、本文を素早く読む読解力と、素早く論述できる表現力がどちらも必要となり、解答量も非常に多いです。古文は中古～近世の各時代から出題され、ジャンルも多様です。やや難解な文章も頻出で、和歌や文学史なども頻繁に出題されており、正しく読めているかやを求められる問題が多い印象です。漢文は句形などの基礎固めが重要視され、文学史やことわざを問われることもあります。本文全体の内容を把握する力は必要であり、歴史た生活文化に関する知識も入れておく必要があります。国語を全体的に見ても、記述・論述の解答量が非常に多いため、試験時間120分を有効に使って、比較的読みやすい文章は早めに解き終えて他の大問に費やすといった解き方が重要ですね。

九大国語でおススメの参考書は、現代文では、語彙力や漢字、基礎的な問題集を一通りやり終えた上で、「現代文読解力の開発講座」「国公立標準問題集CanPass」で記述問題に触れ、「得点奪取現代文」で要約問題を強化しておくことが良いですね。古文・漢文では、「国公立標準問題集CanPass」「入試精選問題集」「得点奪取古文」がおススメです。

九大国語

英語対策！

試験時間は120分(大問5題)。問題構成は、大問1～3までが長文読解、大問4が自由英作文(文章を読んで英語で解答)、大問5がも英作文(日本語の文章を読んで下線部を英文で解答)となっています。長文読解問題では一部に選択式が見られるものの、内容説明や英文和訳などの記述問題が中心となっています。したがって、長文を読む力を鍛えることが大前提として、それに加えて記述能力が非常に重要となってきます。時間的に余裕があれば要約練習をしておくと良いですね。

福大英語でおススメの参考書は、基礎的な問題集を一通りやり終えた上で、「ポレポレ英文読解」「英語長文ハイパートレーニングレベル3」「やっておきたい英語長文700」までは確実にやっておいた方が良いでしょう。なお、英文和訳や英作文の対策として、「英文和訳演習基礎編」「英文和訳演習中級編」、「英作文ハイパートレーニング和文英訳編」「英作文ハイパートレーニング自由英作文編」をやっておくと良いです。もし、それでもなお時間に余裕のあるという人は、「英語長文問題精選」をやっておくと要約問題にも十分対応可能になります。

九大英語

社会(日本史)対策！

試験時間が90分、大問4題で構成されいます。解凍形式は記述・論述が中心で、大問そのものに史料問題が出題されているので、史料の対策が必要となります。史料問題が多く出てくるということから、出題の形式がテーマ史になってくると思われます。したがって、教科書に載っている順番で学習をやるよりも、基礎知識をいろんな形で使えるようにしていくような勉強法が良いですね。

九大日本史でおススメの参考書は、「スピードマスター」などで一通りの知識を入れた後に、「日本史B一問一答」「日本史史料問題一問一答」「考える日本史論述」などをやっておくと良いでしょう。論述自体はそれほど長いものではなく、50～60字程度で解答するものが多いので、知識を単独で入れていくというよりも、知識を繋げて説明できるようにしながら取り入れていくとスムーズに学習を進められるのではないかと思います。

九大日本史

社会(世界史)対策！

試験時間が90分、大問3題で構成されています。日本史と違って、大問1では600字、大問2では240字と、東大に似たような形式で論述が長い問うことが特徴です。難易度自体はそれほど難しいものではないので、標準的な問題集で論述練習中心の学習をやっておけば十分戦えるレベルにはなるかと思います。また、年代の並べ替え問題が出題されているので、年号をしっかり覚えておくと良いでしょう。

九大世界史でおススメの参考書は、「ナビゲーター」「山川一問一答」「ビジュアル世界史」などで一通りの知識を入れたら、「判る！解ける！書ける！世界史論述」で論述練習をして、「元祖世界史年代暗記法」で年号をしっかり覚えるようにしましょう。

九大世界史

社会(地理)対策！

試験時間が90分、大問2題で構成されています。問題形式は論述が中心で、与えられたテーマに関して論述していく形式で、テーマそのものは重要事項として教科書に載っている内容のものが多いので、頻出事項のチェックをしっかりとおこなっておくと良いですね。しかし、与えられたテーマから論述するとなると、意外と幅広く知識を駆使して論述しなければならないテーマが多いので、全範囲を満遍なく学習しておくことが必要になります。一通りの知識を詰め込んだ後は、まず過去問を解いてみて、過去問をもとにどのような学習を進めていくかを判断していくと、スムーズに学習していけると思われます。

九大地理でおススメの参考書は、「地理Bノート」「スーパー暗記帖ジオゴロ地理」で一通りの知識を入れ、過去問を一度挟んで、「納得できる地理論述」「実力をつける地理100題」で知識を深めていくと良いでしょう。

九大地理

どの科目においても、基礎固めを最優先にして、基礎固めが一通り終わった段階で早めに過去問に移ることが重要です！

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