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今回は「共通テスト英語(リーディング)の解く順番」についてお話ししていきます。
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英語(リーディング)の解く順番
英語(リーディング)の試験は制限時間内で解き切れるかが厳しいといった声も多く、解く順番って気になりますよね?従来のセンター試験では、文法から解く派や第6問から解き始める派といった色んな流派がありましたが、共通テストの英語はどういう順番で解けばいいのか分からないですよね。そこで今回は、共通テストの英語の解く順番について、3つの項目を参考にしながらご紹介していきます。
大問ごとの難易度
CEFRに則れば、大問が後になっていくほど難易度が難しくなるように作られていることがほとんどです。したがって、第1問から順番通りに解いていくことが無難です。
共通テスト試行調査の難易度も、
第1問 → 第6問
易しい → 難しい
というようになっています。
しかし、第1問から順番通りに解いても上手くいかないというケースも考えられます。順番通りに解いて上手くいかなかった人の場合、模試や試行調査を参考にして自分の最大得点ができたところから解き始めるようにして、オリジナルの順番を組み立ててみることがおススメです!
各大問の配点
試行テストにおいて、第5問は文章1つで20点の配点があるため、「第5問から解くべきじゃないか」といろいろ言われてはいます。しかし、共通テストは今年度が初めての実施になるので、どういう出題形式になるか分からないため、一概に「第〇問から解くことがおススメ!」「この順番が良い!」といったことは言えません。つまり、配点が高い大問から解く方が良いというわけではないんです。
共通テストの英語(リーディング)は80分で実施されますが、時間が足りないと感じる受験生も多いかと思われます。MARCHや関関同立に合格できるレベルに達していないと、スムーズに解き進めることは難しくなってきます。さらに、スキャニングができない受験生にとって、全問を解き切ることも難しくなってくる可能性もあります。
優先順位を決める際に最終的な決定は自己判断にはなりますが、解く順番を考える際に配点の大きい方に着目する人は多いかと思います。
試行テストの配点で言うと、
大問1・2・3合わせて40点
大問4・5・6合わせて60点
となります。また、大問1~3は1問当たりの配点が低く、大問4~6は1問当たりの配点が高めとなっています。
したがって、前半の第1~3問で失点を最小限に抑えて、後半の第4~6問で大量に点数を取りにいくということが基本的な戦略になります。
ここで注意していただきたいことは、後半の第4~6問を先に解けば良いと考えるのはNGです!手っ取り早く点を取ろうとする目的で、ハードな大問から解き始めるのは効果的ではありません。
1問当たりの配点が高いということは難易度が高いということです。つまり、試験開始直後の頭が英語の脳に変わっていない(脳が働き切っていない)時間帯にハードな大問から解き始めてしまうと、せっかく勉強していたことも満足に発揮できないといったことにもなりかねません。
各大問の時間配分と正答率
満点を目指す人であれば、第1問から順を追って解いていけば良いですが、6~7割を目標にしている人の場合は解けなくても良い問題もあります。
自分の目標点に対してどの程度の問題数を正解できれば良いのかを、学校で受けている模試などを参考にして戦略立てしておきましょう!
ザっとではありますが、各大問ごとの理想的な時間配分の目安は以下になります。
第1問 10分
第2問 15分
第3問 10分
第4問 10分
第5問 15分
第6問 20分
さらに、試行調査の正答率は以下になります。
第1問 76.2%
第2問 64.6%
第3問 69.0%
第4問 59.2%
第5問 22.5%
第6問 41.1%
したがって、正答率が高い順(みんなが取りやすい大問)から順に解くとなると、
第1→3→2→4→6→5問となります。
前述の通り、一概に「第〇問から解くことがおススメ!」「この順番が良い!」といったことは言えませんが、初めての共通テストで受験生全員が少なからず不安を感じていると思われるので、「第1問から順に解く順番」あるいは「試行調査の正答率の高い大問から解く順番」の2択がおススメです!
まとめ
今回は、難易度・配点・時間配分・正答率を参考にして、共通テストの英語(リーディング)の解く順番をご紹介しました。
おススメの解く順番については、
〇第1問から順に解く
〇試行調査の正答率の高い順番で解く
となります。
共通テストが初めてなだけに、
「どう対策をすれば良いのかわからない」
「どういう準備をしておけば良いの?」
といった悩みや不安を持っている受験生は多いかと思います。
そういった受験生が1人でも多く安心でき、本番で力を発揮できることを心から祈っております。
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