早稲田大学文化構想学部の英語の入試対策って何をすれば良いの！？

教科	科目	時間	配点	満点	合格最低点(2020年度)
外国語	「コミュニケーション英語Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ」、ドイツ語、フランス語、中国語、韓国語のうちから1科目選択	90分	75点	200点	134.0点
地歴	日本史B、世界史Bのうちから1科目選択	60分	50点
国語	国語総合、現代文B、古典B	90分	75点

ここでは、その中でも外国語「コミュニケーション英語Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ」で、75点満点にいかに近づくために傾向と勉強法についてお話していきたいと思います。

出題分野

読解問題と、会話文完成、英文要約が出題されます。英文レベルは標準的と言えますが、設問によっては語彙レベルの高いものもあります。

文法・語法といった知識系の大問はなく、数多くの英文を読んで内容を把握し、要旨を把握してまとめる力が問われているといえます。

武田塾の対策として、武田塾ルート早慶レベルの英語が完全にマスターし、読めていれば解ける問題となっております。

出題量と時間配分

90分で異なる形式・長さの英文を8つ読まないといけないため、かなりの速読力が必要となってきます。

時間配分は、大問①20分、大問②32分、大問③16分、大問④10分、大問⑤12分程度と考えておき、あとは自分の得意分野や苦手分野で調整していくとやりやすくなるかと思います。

とにかく文章量も多いので、事前に対策をしておくことが重要となってきます。

出題形式と解答形式

●出題形式

大問1　空所補充形式の読解問題2題

（各300語前後）

大問2　内容一致問題形式の読解問題3題

（200語前後、300語前後、500語前後）

大問3　適文挿入形式の読解問題1題

（800語前後）

大問4　空所補充形式の会話文読解問題1題

（100～150語）

大問5　英文要約問題1題

その中でも、大問5である英文要約問題は2017年から形式がやや変わってはいますが、英文の要約問題1題というのは文化構想学部の例年の傾向となっています。

●解答形式

英文要約問題以外はすべて選択式の問題になっています。設問の指示文・選択肢などを含め全文英語で書かれているため、回答する際には本文と同程度に注意深く読解しなくてはなりません。
また、英文要約問題については、配点が大学側から公表されています（8点）。

勉強法

これまで英語の出題傾向などについて述べていきましたが、過去の形式を少しでも理解していただいたでしょうか？

とにかく文章量もが多い！という一言に尽きますが、それはほとんどの大学も同様だと思われます。

その中でも人より一歩先に踏み出すために、早稲田大学文化構想学部の英語を攻略するための勉強法についてお話していきます。

ただ、勉強するのにどうやればいいのか困っている方への参考になると幸いです。

〇単語・文法

大問1での空欄補充では、やや難易度の高い単語が問われる場合もあります。レベルの高い大学だと多くの受験生もレベルの高い単語を身に付けていると思われますので、単語帳に書いてある赤字以外の黒字の単語も覚えておくと読む際に推測せず読むことができるので、やりやすくなるかと思います。

【単語でおススメの参考書】

「システム英単語」「ターゲット1900」

シス単・ターゲット1900

↓↓↓

「リンガメタリカ」

【文法でおススメの参考書】

「Next Stage」「Vintage」「Scramble」

文法系

〇読解問題

問題文のみ見たとしても英文量が2500前後あるため、「問題文で時間を取ってしまった。」となるかと思います。そこで対策として挙げられるのは、速読能力を鍛えることです。速読能力は無ければ、意味のかたまりごとに読めず、時間内に設問処理まで解答を終わらせられないのです。

※武田塾では、まず英文解釈能力を鍛える為の教材として「入門英文解釈の技術70」などの教材をオススメしております。参考にしてみて下さい。

一定レベル以上の英文解釈能力が身に付いたら、句・節ごとにスラッシュを入れながら訳していく「スラッシュ・ラーニング」というトレーニングをしてみましょう。少しでも長文に慣れる為の対策で最初のうちは、多くのスラッシュを入れていくと思いますが、慣れてくればあまり入れることなく訳していくことができるようになるかと思います。

スラッシュ・ラーニングと一緒に並行してやって欲しいのは「音読」です。復習した英文を使いながら、必ず音読の時間や取れなければ音読をしながらやっていくことをしましょう。音読をすることにより、強制的に前から英文を読んでいく習慣が身に付けられます。ただ、音読の際にしっかり意味のかたまりごとに内容を把握する意識を持っておきましょう。

【上記のまとめ】

1、読解問題に必要→速読能力

2、速読能力を鍛える→英文解釈を鍛える

3、ある程度レベルがついた！→スラッシュ・ラーニング

4、これもしておこう！→音読

【解釈でおススメの参考書】

「入門英文解釈技術70」

↓↓↓

「ポレポレ英文読解プロセス50」

ポレポレ

【速読･シャドーイングでおススメの参考書】

「速読英熟語」

【長文でおススメの参考書】

「やっておきたい英語長文700」

やっておきたい700

【分野別でおススメの参考書】

「英会話問題のトレーニング」

英会話

〇英文要約

英文要約をするにあたって、取捨選択を身に付ける必要があります。英文が明確に素材となるわけでもないため、理由付けや具体例から要旨を推測できるようになっておきましょう。

また、本学では自分の言葉で要約することが大きく求められている為、語句の意味を分かりやすく別の言葉で伝える必要があります。2017年以降から書き出しと語数についての指示が出されたことにより前よりやりやすくなったとは思いますが、指示に合わせてズレた解答をしないために練習はしっかり必要です。

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