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今回は「日本史Aと日本史Bの違いとは！？受験でおススメはどっちか！？」についてお話ししていきます。
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日本史Aと日本史Bの違いって！？
日本史Aと日本史Bの違いは、大きく以下の3つがあります。
①高校過程の単位数の違い
②学ぶ範囲と内容の違い
③問題の難易度の違い
④入試科目として使える大学数の違い
それぞれを詳しく見ていきましょう！
①高校過程の単位数の違い
高校過程では、日本史Aが2単位、日本史Bが4単位となっており、単位数が少ないほど授業数が少ないということになります。日本史Aは、工業高校や商業高校のような専科で実習メインの高校が採用することが多く、普通科のほとんどは日本史Bを採用しています。
②学ぶ範囲と内容の違い
日本史Aと日本史Bで授業数が違うとなると、当然に学ぶ範囲や内容が変わってきます。
文科省が出している学習指導要領には、
日本史A：我が国の近現代の歴史の展開を諸資料に基づき地理的条件や世界の歴史と関連付け、現代の諸課題に着目して考察させることによって、歴史的思考力を培い、国際社会に主体的に生きる日本国民としての自覚と資質を養う。
日本史B：我が国の歴史の展開を諸資料に基づき地理的条件や世界の歴史と関連付けて総合的に考察させ、我が国の伝統と文化の特色についての認識を深めさせることによって、歴史的思考力を培い、国際社会に主体的に生きる日本国民としての自覚と資質を養う。
と記載されています。（文科省HP 高等学校学習指導要綱 第3節「目標」・第4節「目標」より抜粋）
具体的には、日本史Aは江戸時代末の開国以降の近現代史以降を中心に学習し、日本史Bは原始・古代から現代までを満遍なく深く学習することとなっています。
③学習難易度の違い
学ぶ範囲や内容が違えば、当然に難易度も変わってきます。問題そのものの難易度は、過去の平均点などを見てもらうと分かるようにそれほど差はありません。しかし、学ぶ範囲や内容が格段に違うため、学習する上での難易度の差は非常に大きいものとなります。特に日本史Bは、学ぶ範囲が広すぎるが故に、高校によっては授業が最後まで終わらず、現代史・近代史が疎かになっているという実態もあるようです。
④入試科目として使える大学の違い
日本史Aで受けれる大学よりも、日本史Bで受けれる大学の方が圧倒的に多いんです。「範囲が狭くて、授業数が少ないから楽じゃん！」と安易に日本史Aを選択してしまうと、残念ながら受験科目として使える大学はほぼありません。その結果、日本史Aを取る人と日本史Bを取る人の受験者数の差は歴然です。
受験でおススメはどっち！？
以上のことより、おススメは「日本史B」です。おススメというよりかは、日本史Bを取っている方が無難という結果です。通っている高校によっては、日本史Aか日本史Bかを選択できるかもしれませんが、安易に日本史Aを取らないように注意しましょう！
なお、志望校で日本史Aと日本史Bのどちらでも可といった場合でも、併願校は日本史Bしか受験できないということもあるので、しっかり確認しておくようにしましょう！
もし、受験しようと思っている大学の全てが日本史Aでも日本史Bでもどちらでも可ということであれば、日本史Aの方が学ぶ範囲は狭いので良いかもしれません。しかし、学ぶ範囲が狭い分、一つ一つの分野で問われる内容は深くなっているので、ある特定の分野や時代だけは強く、その分野や時代が日本史Aの学習範囲に入っていれば、予め日本史Aを選択するということもアリでしょう！
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