皆さん、こんにちは。
武田塾荻窪校です。
受験シーズン真っ只中ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
今日は入試小論文の心構えについて書きたいと思います。
ちなみに私は過去に小論文が必要な学部を受験をしたことがあります。
その頃は、小論文はセンス とか、上手な文章を書けばいい などと考え、
甘く見て対策をほとんどせず受験をしました。
結果は当然全滅です。(あ、小論文のないところには普通に合格しました)
今回は自分の経験をふまえ、小論文を書く際の心構えについて述べたいと思います。
数学や英語に時間を取られて、十分な対策ができていない人は、意識するだけで文章がガラリと変わると思います。
小論文は、論文であり作文ではない
そもそも論文とはなんでしょうか。
簡単に言うと、自分の意見や主張を読んだ人に納得させるための文章が論文です。
「論文」の「論」はもちろん「論理」の「論」ですので、ただ主張や意見を伝えるだけでは足りません。
なぜそういう意見になるのか、理由や根拠を示す必要があります。
これはよく現代文の参考書なんかでも言われていることですが、論文には主張があって、
その主張を支持するための根拠を並べて、最後に「ほら、私の意見って正しいでしょ?」と
読み手を説得できればOKです。
入試の小論文は、実は答えが決まっている?
小論文は自分の考えを伝えるものなので、答えが解答者分だけ存在すると思っている人が
いるかもしれません。でも本当にそうでしょうか。
少なくとも大学入試の小論文は、私はそうではないと考えます。
もちろん文章の構成や用いる単語、助詞まで一致することはまずないでしょう。
しかしながら、実は入試の小論文で求められていることは、データを客観的に分析して、それを表現する能力なのです。
そもそも、まだ大学で学問や研究に携わっていない人が、
誰もが驚くような独創的な論文など書けるわけがないのです。
仮にもし独創性が問われるのであれば、誰がどのような基準で採点するのでしょうか??
なので、実は小論文には答えがあります。
ただし、論文の課題そのものが、アイデアを問う形の場合があります。
その際はちょっと特殊なので、例外とさせてください。
ほとんどの小論文は、データから答えを導いて説明するもの
小論文のオーソドックスな出題形式として、グラフや図を見て、
または文章を読んで考えを述べるものが挙げられます。
実はこれらの問題は全て、見た目は違いますが要求されていることは同じです。
図もグラフも文章も数字も、すべてメッセージ性のある「データ」なのです。
文章の場合
もちろん、何らかのテーマについて意見が述べられているものになります。
この際、まずは現代文の読解のように筆者の主張を読み取る必要があります。
中には要約をしてから意見を書くパターンもあります。
現代文の読解問題よりはわかりやすく主張は明快なので、まずは要点をまとめましょう。
その上で、賛成意見または反対意見を書くことが多いです。
次の文章をふまえて~ という文言があってもなくても、
ふまえないのならそもそもその文章を載せる意味がないですよね?
つまりこのパターンの課題は、この文章の主張にヒントがあるから、
それを見つけ出して、賛成意見なり反対意見なりを説得力のあるように書いてね~
ということなのです。
図とグラフの場合
文章と同じです!!!!!以上!!!
これだと手抜きと思われるので、少し補足します。
そもそもあの手の図やグラフって、何のためにあるのでしょうか?
答えは簡単。
誰もが一目瞭然で分かるようにするため です。
なので、図やグラフの読み取り問題には、誰が見ても明らかな違いが存在するはずです。
小論文の図やグラフから、誰も気がついていないような発見をしようとするのは間違いです、
というか、できません。
視覚化されている分、文章よりもポイントがわかりやすいです。
図やグラフは、まず誰が見ても明らかな違いや、極端な部分を抽出して、
その部分ついて述べることを心がけましょう。
論理的に書くとは
最後に、論理的な文章とはどういうことでしょうか。
例えば、算数の式や数学の方程式を思い浮かべてください。
1+2=3
X+5=8 X=8-5 X=3
これらも立派な「論理」です。
数学では記号や数字が決まっている分、わかりやすいのですが、
これを言葉で行えば論理的になります。
自分の意見や主張を具体例、データ、引用などで支持するという形を意識しましょう。
その際に、順接、逆接、例示、追加、譲歩…などの論理関係を示す言葉を用いながら、
理屈が通るように文章を並べていってください。
上手な言い回しやレトリックは論文に必要ありません。小
必要なのは適切な言葉選択と論理です。
これらを意識して、実際に書いて、人に見せて、修正していくことで誰でも書けるようになるものです。
小説や文学作品のように、センスが問われることではなく、
正しい書き方を知れば誰もが書くことができるのが小論文なのです。
ただし、実はあんまりこういうことって教わる機会がないですよね。
自分はそうでした。
新受験生の方でも、小論文での受験を迷っていたり、悩んだりしている方がいれば、
ぜひ相談して欲しいと思います。
小論文についてもっと詳しく知りたい!と思った方は、ぜひぜひ質問に来てください。
まとめ
小論文はトレーニングによって誰でも書くことができるようになります
情報を客観的に読み取る能力と、その情報を利用して論理的な文章が書ければ合格できます
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