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【数学】基礎問ができているのに伸び悩んでいる人へ

皆さんこんにちは🌸

大船駅徒歩4分の学習塾、武田塾大船校です。

武田塾大船校には、藤沢市・鎌倉市・横浜市周辺の地域から沢山の受験生が通塾しています。

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はじめに

今回のテーマは「数学基礎問題精講終了後に伸び悩んでいる人への解決策」です。

 5月中旬から後半にかけて、基礎問題成功を終えたものの思うように成績が伸びないと感じている方々に向けてお話しします。

 

 

 特に、高校1年生や2年生の頃から取り組んでいる方に多いかもしれません。

 模試で結果が出ない、初見の問題で偏差値が上がらないと感じる方もいるでしょう。

 そうした方々のために4つの解決策を紹介します。

 

 

 解決策1:そもそも完璧になっていない

 

成績が伸びない原因として考えられるのは、基礎問題精講を完璧に理解していないことです。

 以下に具体的な改善策を挙げます。

 

 具体的な改善策 解けない問題が残っている場合: 間違えた問題を放置せず、全問正解できるまで繰り返し解きましょう。

 

 忘れている問題がある場合: 基礎問題精講の復習が必要です。

 特に、初見でできなかった問題を重点的に復習しましょう。

 初見で正解できた問題は繰り返す必要はありませんが、初見で間違えた問題はしっかりと復習してください。

 

説明できるほど理解していない場合: 問題文を見て解き方を説明できるように練習することが大事です。

 操作だけでなく、なぜその解き方をするのかを理解しましょう。

 基礎問題精講の問題をすべて解ける状態にするためには、解けなかった問題を重点的に復習し、解き方を説明できるようにすることが重要です。

 

 このトレーニングを通じて、基礎問題精講で学んだことをしっかりと身につけてください。

 実例とトレーニング方法 基礎問題精講の中には、計算問題も多く含まれています。

 問題を解く際に「この数字をここに代入すれば答えが出る」といった操作だけを覚えているケースが多いですが、それでは十分ではありません。

 

なぜその解き方をするのか、問題文の情報から解き方を説明できるようにしましょう

 例えば、問題を弟や妹に教えるつもりで授業形式で説明する練習をしてみてください。

 これにより、解き方を言葉にする力がつき、初見の問題にも対応しやすくなります。

 

 これまでの説明を通じて、基礎問題精講で成績が伸び悩んでいる方々のやり方が改善できるはずです。

 約85%の方々は「そもそも完璧になっていない」ことが原因だと考えられます。

 1問1問を説明できるまでやり込むことが重要です。

 

 武田塾でも、個別指導の際に「この問題を授業してみて」「この問題をどうやって解いたのか弟や妹に説明するつもりで言ってみて」といったトレーニングを行っています。

 これにより、説明する力がつきます。

 それでも伸び悩んでいる人は、自分では説明できるつもりになっていることが多いです。

 

さらに他の解決策を提案していきますので、引き続きご覧ください。

 

 

 解決策2:概念の理解ができていない

 

実はこれが武田塾で一番多いケースです。

 全問正解までは武田塾生がよく持っていってくれますが、次に問題となるのは概念の理解ができていないことです。

 

 具体例と改善策 概念の理解不足の具体例: 例えば、確率の分野では順列と組み合わせ(PやC)の違いが理解できていないことが多いです。

 なぜここでは順列を使うのか、なぜここでは組み合わせを使うのかを区別できていないことが多く見られます。

 このように、数学の基礎概念が理解できていないと、基礎問題成功の問題をただ覚えるだけになってしまいます。

 理解を深めるための参考書: 「入門問題精講」「優しい高校数学」「初めから始める数学」など、概念を詳しく説明してくれている参考書を使って学び直しましょう。

 基礎問題精講よりも易しい内容ですが、概念の理解を補うために必要です。

 英語で例えると、問題を覚えるだけで単語や文法を理解していないようなもので、基本に戻って概念をしっかり理解することが重要です。

 具体的な実践方法 場合の数や確率の分野: 順列と組み合わせの違いをしっかり理解し、どの場面でどちらを使うのかを見極められるようにしましょう。

 その他の分野: ベクトル、三角関数、指数対数なども初めて登場する概念が多いため、しっかりと根本の理解から学び直すことが重要です。

 高校に入って初めて登場する概念は、中学の延長線上にないため、特に注意が必要です。

 概念の理解が曖昧なまま進むと、計算でごり押しできない問題に対応できなくなります。

 基礎問題精講を一通りやり終えたからこそ、もう一度基本に立ち戻り、全体像を理解することが大切です。

 例えば、対数の分野がわかりづらい場合でも、全貌が見えてくると重要な部分が見えてきます。

 

 結論として、解決策としては「入門問題成功」や「優しい高校数学」を使って概念の理解を深めることです。

 基礎問題精講をやり終えた後に見ると、また違った景色が見えるでしょう。

 

 

 解決策3:自分の弱点分野を見つけよう

 

成績が伸び悩む原因の一つとして、自分の弱点分野を把握できていないことが挙げられます。

 得意な分野もあれば苦手な分野もあるのが普通ですが、自分でその弱点を認識していない場合が多いです。

 

 この部分を改善するための解決策を紹介します。

 自分の弱点分野を見つける方法 絶対に落とせない数学I・A・II・Bの必須101題: この問題集は、ニッコマ(日本大学・専修大学・東洋大学・駒澤大学)レベルの入試問題集で、基礎的な問題が101題収録されています。

 マーチ(明治・青山・立教・中央・法政)レベルの初級問題が中心で、各分野ごとに問題が分かれています。

 

 実践的な使い方: 2週間ほどでざっと解けるだけ解き、分野ごとの正答率を記録します。

 これにより、自分の苦手分野が明確になります。

 例えば、場合の数や確率が苦手、図形が苦手、三角関数や指数対数が理解不足など、具体的な弱点が見つかるでしょう。

 

 分野ごとに苦手を克服する: 見つけた弱点分野に対して、次のステップでその分野を重点的に学習します。

 各分野を1~2週間でリベンジし、数学の基礎力を固めます。

 

 

 解決策4:アウトプットの強化をしよう

 

アウトプットが不足しているために実力が伸び悩むこともあります。

 基礎問題を解けるようになるのは大前提ですが、その先のアウトプットを強化することで、実践的な力をつけることができます。

 ここでは、アウトプットを強化するための方法と具体的な参考書を紹介します。

 

 基礎問を説明できるようにしよう 基礎問題の理解を深めるために、問題を説明できるようになることが重要です。

 しかし、インプットだけでは吸収しきれない場合もあります。

 特に勉強が苦手な生徒にとっては、たくさんの問題を解いてアウトプットの経験から学ぶことが必要です。

 

 アウトプット強化のための参考書 絶対に落とせない数学I・A・II・Bの必須101題: これは、最もコンパクトなアウトプット練習として適しています。

 101題に絞られた問題を通じて、基礎問題の知識を実践的に使う練習ができます。

 

 基礎問題精講シリーズ(青チャート・黄チャート): 基礎問題精講の例題だけでなく、演習問題まで取り組むことで、例題の考え方を実際の問題でどう使うかを学ぶことができます。

 苦手分野が見つかった場合、その分野の演習問題を重点的に解くことで、弱点を克服できます。

 

 開放のエウレカ 数学I: この参考書は、問題文の分析を重視しています。

 各問題の解き方を詳細に説明し、なぜその解き方するのかを明確に示してくれます。

 問題をピースに分解し、それを組み合わせて解く方法を学ぶことができるため、実践的な思考力を鍛えるのに最適です。

 

 実際の活用例 基礎問題精講シリーズの活用: 例えば、高松校のデミア先生は、進研模試前に黄色チャートで基礎問でやった分野を重点的に復習させる方法を取っています。

 特定の分野に対して、基礎問題の復習と合わせて演習問題も解かせることで、幅広いパターンに対応できる力を養っています。

 

 開放のエウレカの活用: 生徒たちに「開放のエウレカ」を使わせることで、基礎問題では意識できなかった部分を意識させ、問題文の分析力を向上させることができます。

 これにより、入試問題の解法を効率的に身につけることができます。

 

 

 まとめ!

 

基礎問題の徹底復習: 解けなかった問題を中心に復習し、問題の解き方を説明できるレベルまで理解を深める。

 概念の理解を深める: 基礎概念をしっかり学習し、基礎問題の解法を自然に身につける。

 弱点分野の特定と克服: 自分の弱点分野を特定し、その分野を重点的に復習する。

 アウトプットの強化: 幅広い問題に取り組み、基礎問題で学んだ知識を応用する力をつける。

 

 これらのステップをしっかりと実行することで、数学の成績が確実に向上し、受験においても高得点を狙えるようになるでしょう。

 ぜひ、これらのアプローチを取り入れて、効率的に学習を進めてください。

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