こんにちは。武田塾大船校です。
そろそろ冬ですね。
「受験日程のカレンダー」を作り、それから受験、
に分けてしました。
今回はその続き、最終回です。
出願
受験日程のカレンダーを確認
ここで注意するのは、出願締め切りです。
例えば、大船の近隣に、
明治学院大学(戸塚キャンパス)がありますが、
今年、出願締め切りが1月19日(金)の消印有効です。
一方、自己採点の結果がネットで、
前々日17日(水)から前日18日(木)の判明です。
共通テストの結果に関係なく受ける予定の人は、
受付開始後に出せばいいのですが、
結果によって受けるか やめるか考える人は、
自己採点が出たら即日で決め、
手続きをしなければなりません。
あとで慌てない、事前に用意しておく、
というのはこういうことがあるためです。
とりあえず結果を見てから考える、
とか言っていると、
「それはもう期限過ぎてます」 があり得ます。
ここは、間違いのないようにしましょう。
出願書類と方法
まず、大学によって異なるため、
詳細は、受験案内を確認なのですが、
現在、ネット出願がふつうです。
マイページを作り、マイページを経由して出願し、
合格発表や入学の手続き、補欠繰り上げの通知なども、
マイページで、ということがあります。
但し、マイページですべて完了ではなく、
調査書の提出は郵送でするし、
出願も、マイページから書面を印刷して、
調査書、写真とともに、一式郵送の大学もあります。
調査書がある以上、郵送もあるので、
これも忘れないようにして下さい。
調査書
中学校の内申書ですね。
調査書は、11~12月ぐらいに、
学校から発行してもらう場合が多いと思いますが、
何通必要か、この時点ではよくわかりませんね。
共通テスト利用、2月の一般入試で、
何度か受験する場合、1回提出していれば、
以降は省略可という大学もありますし、
その都度出す場合もあります。
複数回受験をする大学が多いと、
これによって数が変わります。
なので、3月の3月入試がある場合も含め、
多めにもらう、となると思います。
ただ、ほとんどないケースですが、
調査書の封筒に、提出する大学名が書く様式の高校があります。
これだと使いまわしができないので、
受験予定の大学をすべて申告して、
発行してもらうことになります。
共通テスト併用型
ところで、前回までの記事で、
「共通テスト併用型」を紹介してなかったので、
ここで お話しします。
すべての大学であるものではなく、
定員も数も少ないので見逃されがちですが、
うまく使うと、有利なものになります。
共通テスト併用型の仕組み
共通テストの点と再度2月に受けるテストの点の合計で、
判定するものです。
というと、国立大学と同じ、と思われるかもしれませんが、
そういうことでもありません。
例えば、共通テストの英語+2月の入試の国語、
とか、共通テストの国語または社会+2月の英語、
など、科目や配点のパターンがいろいろあるものの、
合計で2~3科目のことが多いです。
且つ、共通テスト後の出願がふつうなので、
一部科目の得点が確定した状態で受験できます。
ここがポイントです。
もちろん、その一部科目がよかった場合の出願になるので、
実質、いくらかのプラスを持った状態で
受けに行くことになります。
例を挙げると、
と、概要だけ書いてもわかりにくいので、
中央大学の国際経営学部を例にして、見て行きます。
配点が、
共通テスト 英語100点
共通テスト 数学200点
独自テスト 英語100点
の合計400点です。
この場合、3/4が共通テスト配点なので、
実質 共通テストのみ利用と同じ、
と言えるかもしれません。
ですが、通常の共通テスト利用方式と異なるのは、
出願締め切りが1月24日なので、
自己採点結果を見て、よかったら出せる点です。
例えば、英語がほどほど、想定より数学がよかった人はチャンスです。
自己採点の結果が、
共通テストボーダー予想より20点上であれば、
残りの100点の英語の試験に、
実質20点加算されて受けられることになります。
情報が大事に、
という訳なので、
自分の得点にちょうどいい型の条件があれば、
とてもうれしいことになります。
上の例でいうと、現在の河合塾のボーダー予想が
3科目型で77%ですから、
自己採点の A 判定となれば、
実際には80+1~3%ぐらいだと思います。
3科目合計で そこまでの点はなかなか難しく、
自己採点の判定で C とか D でも、
数学が160+/200なら、十分勝負できます。
しかも、この併用型の共通テストボーダーが70%なので、
意外に低いです。
こういった具合に、特徴的なものもあるので、
しっかり情報集めをすると、
場合により、とても いいことがある訳です。
受験大学を決める!
上記の併用型も含め、見通りが立ちます。
共通テスト利用の結果見通し
前回と若干内容が重複しますが、
私立大学の共通テスト利用枠の合否結果は、
2月だったり、2月の一般入試の合否と同時だったり、です。
なので、自己採点をして、その判定で、
合否の見通しを知ります。
しかし、判定は、自己採点の集計で、
前年の結果と今年の模試から見た志望動向から出した予想なので、
外れる場合もあるので、いくつかの集計母体で、
A A A、A A B とかなら、合格と思ってよし、
B B C、B C C とかだと、
結果は合格かもしれませんが、
出願先を決める時点では落ちたと見る、となります。
共通テストの結果が、
で、ですが、共通テストが全滅の見込みの場合、
やはり合格が堅い大学を、
最低1つは受ける方がいいと思います。
あるライン以下は絶対に行かない、それなら浪人、
ということなら、なしでもいいですが、
そうは言っていても3月の終わりの頃になって迷う、
という場合もあります。
また、何も行く先がないより何かあった方が
2月の受験期間中の安心材料にもなるので、
滑り止め1つは必要な場合が多いと思います。
反対に、いくつか合格が見通せるなら、
そこは 〇 の前提で、それ以上のところで受ける先を決めます。
この場合、自分に ほどほどレベルを中心に、
やや背伸びしたところも、いくつか受けたいですね。
でも、全滅見込みのときは、
そうそう背伸びしている場合じゃなくなります。
受験の日程カレンダーで、受けるかも、の大学も書いて、
受験日が重複している日がある人もいると思います。
ここでどちらかに決め、受けないところを削除して、
受験大学が決まりです。
連日受験は何日まで?
これは、その人のタイプにもよりますね。
5日6日と、黙々と受けて来た生徒さんも、過去にはいました。
近い難易度帯の大学は日程も近いところにあることが多いので、
いろいろ受けようとすると、確かに こうなることはあります。
一方、3日連続の3日目は、
体力的な疲れなのか、気持ちの切れなのか、
ボーとしてしまい、ダメだった、
というのも聞いたことがあります。
いろいろですが、
一般的には、3日連続が最大と言います。
自宅から会場までの時間など考えて、
がんばれる範囲の計画を考えましょう。
まとめ
① 出願はネットから、でも郵送物もあり
② 共通テスト併用型、事後出願なので結果を見ていい条件を探す
③ 共通テストの合格見通しがあれば、それ以上を受ける
です。
以上、受験準備の記事3編でした。。
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受験生の皆さん、
冬は日程的にも気持ち的にも受験が迫ってくる時期です。
来年の受験の成功のため、
それらを克服し、どうぞ がんばって下さい。
いろいろと さらに知りたい人は、
武田塾大船校に お問い合わせ下さい。
お待ちしています。