こんにちは。武田塾大船校です。
秋、わりと暖かい日が続いていますが、
そろそろ 冬、ですね。
受験日程を決めている最中、という人もいると思います。
今日は、大船校の地元で、
受けるといいかもしれない大学を紹介します。
神奈川大学 給費生とは、
戦前からある制度です。
首都圏、特に東京から神奈川県あたりに住んでいる人は、
駅の広告などで、神奈川大学の給費生入試を
見たことがあるかもしれません。
神奈川大学のHPによると、
なんと1933年から この制度があるようなので、
戦前からあり、もうじき100年になる制度です。
歴史も、なかなか長いですね。
4年間、給付型(返済不要)の奨学金があります。
金額や規則など詳しくは、大学のHP を見てもらうとして、
返済が無用の給付で、卒業までの4年間ですから、
なかなか いい条件です。
各種の奨学金は、入学前に決定するものと、
入学後に応募して決めるものがあります。
神奈川大学の給費生の場合、入試時に選考しているので、
これが当たれば給費が決まった状態で入学となります。
その入試が給費生入試です。
神奈川大学 給費生試験とは、
時期と難易度は、
例年12月のクリスマス前にあり、
今年2024年度入試は、
北海道から沖縄まで、全国22会場で実施しています。
全学部全学科で あります。
なお、2月の入試で成績が優秀であっても、
給費生は当たりません。
なかなかいい条件なので、「それならば、」
という人もいるかと思いますが、
なかなかいい条件であれば、それなりに難しくなります。
実は、給費生試験の偏差値集計がされていないので、
正確にはわかりませんが、
いわゆるMARCH 程度を想定した方がいいでしょう。
合格者も少なく、昨年(2023年度入試)では、
学科によっては数人、多くて20人ぐらいです。
全体で、給費生合格が前回入試で3.3%でした。
想像ですが、3.3% の関門を突破した人なら、
いろいろなところに合格していると思うので、
実際に給費生で入学して通う人は、
さほど多くないと思います。
給費生合格と一般合格があります。
さて、そこまで難しいのなら、
または MARCH に行けるのなら、
いくら条件がいいと言っても、実際に行くの?
と思う人もいるでしょう。
また、3%しか合格しないものを、
わざわざ受けに行く?
と思う人もいますよね。
そうなんです。
実際、この3%を狙って受ける人は、
少数だと思います。
給費生試験には、給費生合格の他に、
給費のないふつうの入学になる「一般合格」があり、
多くの人は、この一般合格を狙って、
受けに行っているのです。
一般合格は、一般入試とほぼ同じ難易度です。
これも、偏差値集計をしてないので、
はっきりしない話ですが、
合格最低点が公表されています。
これを一般の入試の合格最低点と比較すると、
ほぼ同じか、給費入試の一般合格の方が少し高い
ぐらいです。
問題自体の難易度が 概ね同じぐらいであることを考えると、
この点を そのまま比較しても、いいだろうと思います。
なので、ふつうの入試機会が1回増える、
ぐらいに考えて受けていいと思います。
給費生試験を受けた方がいい人は、
スケジュールは、
これも、詳しくは、HP を見て下さい。
12月17日 (日) 入試
1月12日 (金) 合格発表
1月29日 (月) 手続き(1次)締め切り
です。
これに、大学入試自体のスケジュールを重ねると、
12月17日 (日) 給費生入試
1月12日 (金) 給費生入試 合格発表
1月13・14日 (土・日) 共通テスト
1月15日 (月) 共通テスト 自己採点
1月17・18日 (水・木) 共通テスト 自己採点 結果
1月中旬~末ごろ 私立大学 出願
1月29日 (月) 給費生・一般合格 手続き(1次)締め切り
です。
つまり、共通テストの直前に給費生結果がわかり、
私立大学の入試前に手続きを済ませる、のです。
受験日程の組み方は、他の記事で書いたので、
よかったら参照して下さい。
第1志望の人は、受けましょう。
このうち、神奈川大学を第1か第2の目標にしている場合、
説明するまでもありませんが、
いい機会なので、受けるのがいいです。
但し、12月の試験を受けただけで、
受かった気分になり、その後の勉強が乱れそうな人、
共通テストの直前に第一志望の1回戦の敗退を見た時、
翌日以降の試験に影響が大きそうな人、
は、やめた方がいいかもしれませんが。
滑り止めの人も、
一方、滑り止め~自分に相応ぐらいの人も、
受けた方がいい場合があります。
というのは、日程を見てわかる通り、
これから入試という直前に1つ合格を確保できるので、
まずは安心でスタートできることがあります。
また、12月の半ばあたりで試験があるため、
直前の強化合宿中の練習試合にもなること、
もプラスに働く可能性があります。
自分に相応のレベルでも、
受けた方がいい場合があります。
給費生入試で躊躇する点は、
手続の締め切り、つまり支払いが、
2月の入試が始まる直前である点です。
第1志望なら入学すると思うので、
払うことでOKですが、
そうじゃない場合、結果行かない、
ということも十分考えられます。
授業料等は返って来るものの、
入学金だけは返金されないので、
やはり、そこを考えますね。
ただ、確かに小さくない額ですが、
1月後半の出願の時点で、合格が確定していると、
それがなかった場合に比べ、
「神奈川が〇だから、あとはそれ以上の大学を受けよう」
ということで、受験の数が少なくて済む、
或いは、受験する大学を全体にレベルを上げる、
ということが可能になります。
数が減れば、受験料が減り、
費用的には、入学金と減った分の受験料の
差し引きになります。
また受験する大学のレベルを上げられれば、
受験回数が増える分、
高いところに受かる可能性が上がると言えます。
給費生試験の出願は、11月です。
受験ほか、手続きは あと戻りできません。
給費生試験の出願は、
11月22日(水)から受付開始で、
11月30日(木) の消印有効です。
11月末だと、受験大学の日程を決めてない場合もあると思いますが、
こういうことは あと戻りできませんので、
受けるかもしれない人は、
早めに決めるか、だれかに相談するかしましょう。
出願方法などは、大学のHP を見て下さい。
あまり先送りしない方がいいです。
ギリギリ行動は避けましょう。
+++++++++++++++++
受験生の皆さん、
もしかすると秋が一番苦しい季節かもしれません。
来年の受験の成功のため、
どうぞ がんばって下さい。
いろいろと さらに知りたい人は、
武田塾大船校に お問い合わせ下さい。
お待ちしています。