こんにちは。武田塾大船校です。
秋、いや、そろそろ冬、ですね。
そうなると、受験生は、受験が迫って来てます。
受験大学を どうやって決めるかで、
「受験日程のカレンダーを作る」
という お話をしました。
今回はその続きです。
年内にすることは、
出願の用意をします。
まずは、願書です。
今、ほとんどの大学でネット出願が可能となりました。
紙でも出せる大学がありますが、
大学案内なども、冊子でもありますが、
ネットでダウンロードができます。
ネット出願の場合、
マイページを作って、そこから登録する場合がほとんどなので、
できるなら、12月のうちにページを作っておくのも
いいと思います。
できるところまでしておく、ぐらいでOKです。
現役生は、学校から調査書をもらいましょう。
その大学を複数回受験する場合、
2回目以降の調査書不要というところもあります。
一方、その都度提出の場合もあり、
それによってもらう数が変わります。
そのあたりも、事前に受験案内で確認しましょう。
また、稀にですが、調査書の封筒に、
受験先の大学名が記載されている高校があります。
この場合、使いまわしができないので、
注意して下さい。
出願を決めている大学には出願します。
年明けから共通テストの間に、
出願の受付が始まる大学が多くあります。
必ず受ける大学は、間違いがないように、
早めに出願するのがいいでしょう。
一方、まだ迷っている大学もあると思います。
この時点で迷っているなら、
決めるのは共通テストの結果を見てから
決めることになるでしょう。
共通テスト利用で合格が見込めるなら、
その大学は、以降受けなくていいので出願せず、
それにより、代わりに他の大学に出願することもできます。
逆に、共通テスト利用で落ちることが確定したなら、
どうするか考える、といった具合になるので、
受験が決まってない大学は、
準備だけしてギリギリまで待つ、ということです。
神奈川大学の給費生試験
もう1つ、大船校のある地域は、
地元の神奈川大学の給費生試験を受ける場合があります。
この概要は、大学のHPを見てもらうとして、
概要の概要は、12月に試験があり、
給費生合格のほかに、一般合格もあります。
結果が1月の共通テストの前にわかるので、
実際に出願する時に、合格があることになります。
詳しくは、別のブログで、紹介しますが、
特に、神奈川大学を第1~2志望の人、
或いは、合格確実~相応な大学と思っている人
には、お薦めです。
共通テスト 受験
年が明けると、共通テストです。
国立大学受験も、私立大学も、これは受験します。
私立大学の共通テスト利用に出願
ほとんどの私立大学で、
共通テストの得点で判定する枠を作っています。
「共通テスト利用」と言われています。
この出願が、多くの場合、
年明けから直前の受付になっています。
一部の大学は、共通テスト受験後に出願できますが、
あまり多くありません。
ですが、受験後の受付であれば、
自分の受験結果がわかってから出す方が
ムダがありません。
難易度を変えて、いくつか出願します。
一般に、2月の入試よりも、やや難しくなっているので、
背伸びをした先を受けるのではなく、
自分にほどほど~滑り止めを受けるのが、ふつうです。
定員も少なく、3名とか5名ということも珍しくありません。
ただ、実際には、もっと多く合格を出しています。
難易度の予想値は、受験情報のサイトや本にあり、
「%」で書かれています。
よかった場合、見込みぐらいだった場合、悪かった場合、
を考え、難易度を変えて出願するのがいいでしょう。
そうじゃないと、全勝か全滅になるかもしれません。
全勝はもちろん最高ですが、
作戦としては、下からここまでは受かった、
というかたちに着地させたいです。
まずは、自分の学力相応のところは微妙だけど、
最低線の滑り止めは確保した、
となるのが、差し当たりの目標になります。
とにかく出願をして、試験に臨みます。
共通テスト 受験後にすることは、
対策とかの話は、ここでは なしとして、
1月13日(土)、14日(日)が受験日です。
自己採点をします。
まず、何で自己採点をするか、ですが、
これは単純に知りたい、ではありません。
このあとの受験計画を考える上で、
共通テストの結果によるところが大きいからです。
翌日 月曜の午前中は、現役生は学校に行って、
自己採点の結果と志望校を出します。
出願のときに「開示希望」で出していれば、
結果自体は知ることができますが、
ずっと後になるので、このあとの受験作戦のために、
すぐ知る必要があるのです。
ということで、受験生の自己採点集計を予備校がして、
そのデータを公開しています。
河合塾が2日後の水曜、
ベネッセがおそらく木曜にわかります。
自己採点を出してない人でも、ネットで閲覧できます。
模試の成績表と同じです。
自己採点結果の見方・私立大学は、
私立大学の場合は、特に結果判明が急がれます。
実際の合否は、2月に発表、
または2月の入試の結果と同時に発表、
というのが一般的です。
2月の一般入試の出願前に、結果が出るなら自己採点自体不要なのですが、
そうではないので、自己採点による結果予想が必要なのです。
自己採点の時点で、受験生は、
おそらく自分が既に出願した大学を志望校として、出していますから、
けっこう正確なものと言えます。
ただ、自己採点の間違いによる誤差と、
大学が実際何点まで合格とするかは わかりませんので、
数値のズレはあるはずです。なので、
A 判定なら「ほぼOK」、
B 判定なら「OKと見込める」、
C 判定は「ギリギリで〇か✖」、
D 判定以下は「落ちました」、
ぐらいです。
ところが、この予想も集計する予備校によって異なります。
河合塾とベネッセが母数が多いので、
この2つを見るといいと思いますが、
双方の判定が一致している場合と、
そうでない場合があります。
ということで、
これらは、もともと予想であることを併せて、
河合塾、ベネッセともに、
A A なら「ほぼOK」
A B なら「OKと思う」
B B なら「OK 予想ではある」
B C なら「OK そうだけど、✖も考えた方がいい」
C C は、「結果はOKかもしれないが、✖を想定」
ぐらいでしょうか。
つまり、私立大学の出願の段階では、
B C 以下は落ちたと考える、
手堅くいくなら B B ぐらいも落ちたと考える、
ぐらいになります。
もちろん、結果、合格していた、
ということはあります。
自己採点結果の見方・国立大学は、
このあと2次試験を受験して、どの程度勝算があるのかを知り、
狙っている大学を実際に受けるか、他の大学に変えるか、
を決めるために自己採点が必要になります。
出願期間が2月なので、少し考える時間があります。
国立大学の大学別の「出願予定人数」は、
共通テスト翌日の月曜にそう思った人、
ですから、実際に、その人が受験するかは不明です。
また、実際の受験率も大学によって異なるでしょう。
その意味で、私立大学の共通テスト利用が、
既に出願した人が志望校として書いているのと違い、
はっきりしません。
しかし、反面、多くの受験生が、
予備校の出す予想ラインを見て、
この大学の合格ラインはこのあたりか、
と思って受験大学を決めているのも事実です。
なので、競争率が前年と同じ程度であれば、
自ずと予備校の予想値が、実勢値に近いとも言えます。
国立大学は、後期も含めたら2回受験できますが、
実質1回の人も多くいるでしょう。
共通テストの判定のほか、
共通テストと2次試験の配点比、
2次試験の科目、難易度、合格最低ライン、
私立大学の合否見通し、
残り期間のがんばり、
或いは、浪人の可不可など
を、併せての判断になります。
私立大学なら、日程が空いているから これも受けておこう、
ということもありますが、
国立はそういう決め方はできません。
判定は、やはり模試と同じですが、
今度は模試ではありません。
実際の入試ですから、慎重に判断する、
となりますね。
まとめ
① 年内にすることは、
受ける大学、受けるかもしれない大学の出願準備
② 共通テスト前にすることは、
私立大学の共通テスト利用の出願と、
受けることが決まっている私立大学の出願
③ 共通テスト後にすることは、
自己採点の結果を見て私立大学の出願先を急ぎ決める
です。
今日はここまで です。
今回の続き、実行編を次の記事にします。
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受験生の皆さん、
もしかすると秋が一番苦しい季節かもしれません。
来年の受験の成功のため、
どうぞ がんばって下さい。
いろいろと さらに知りたい人は、
武田塾大船校に お問い合わせ下さい。
お待ちしています。