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大学入試、受験する大学、どうやって決める? 1 入門編

こんにちは。武田塾大船校です。

秋ですね。

2学期も後半ですから、受験生は、受験が迫って来てますね。

今回は、勉強の他に、実際にどこを受けるかを、

いつ、どうやって、決めるか、という お話です。

 

秋から受験まで日程を整理すると、

11月(12月)  受験計画を作成

12月  受験大学または受験するかもしれない大学の願書等を用意

1月上旬  私立大学 共通テスト利用 出願

1月13・14日 共通テスト

1月15日(月)  共通テスト 自己採点

1月17・18日 自己採点結果 判明

1月中~下旬  私立大学 出願

1月下旬  国立大学 出願

2月~ 私立大学 受験

2月25日  国立大学 前期試験

3月~ 私立大学 3月入試

3月12日  国立大学後期試験

 

受験大学を決めるのは秋です!

そうです。11~12月に決めます。

あとで慌てるのは NGです。

1月に決めることも、できますが、

受験が近くなって、受験先の大学を探し出すのは やめましょう。

直前の一番勉強しなければならないときに、

受験方式を調べたり、出願書類を書いたり、

学校に行って調査書をもらったり、・・・

というのは、避けたいです。

 

もちろん、もう締め切りが過ぎている

という事態もあり得るので、

こうなっては、受験勉強、偏差値以前の話になります。

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模試成績を参考に決めます。

相当数ある大学の中から、

どこが自分に現実的なのかを見極める訳ですが、

多くの受験生がしているのは、

模試成績によって です。

 

合格最低点を公開している大学が多くあるので、

過去問を解いて、可能性を探るのも方法ですが、

秋の段階では、実際に合格する人でも、

そこまで届かない場合も少なくないと思うので、

受験校を決めるのは、やはり模試偏差値がいいでしょう。

但し、受験近くになったら、過去問を解いた点と、

合格最低点を見比べるのは、もちろん必要です。

 

偏差値は、前年の受験者の合否結果から、

模試でどのくらいの偏差値の人が、

どこの大学にどのくらいの確率で

合格しているかを算出したものなので、

データとしては正確と言えます。

 

その模試偏差値が出揃うのが、11月から12月なので、

その頃に受験校の見通しができる、というわけです。

 

受験大学の選び方は?

自分の偏差値、つまり立ち位置がわかったら、

次はどうするのでしょうか。

まずは私立大学から、

 

自分の立ち位置付近を中心に受けます。

ですが、このへんは、それぞれの事情がで異なります。

この線以下は どういう場合でも行かず浪人する、

とにかく4月に大学生になる、

それを決められない、または終わってみないとわからない、

といったこともあるし、

国立大学進学を最優先なのか、

もし行けたら国立、ぐらいのつもりなのか、

いろいろあると思います。

 

ただ、一般的な受け方としては、

① 間違いのないところを1~2は受ける

② 自分に ほどほどのあたりを多めに

③ いくつか やや背伸びをしたところも受ける

となります。

この数は、現役と浪人で違いがあります。

 

自分の学力付近とは、

偏差値の見方ですが、

予備校が出している大学の偏差値は、

それなら合格確実、ではありません。

合格見込みが50%、模試の判定で言う C 判定です。

 

50%なので、落ちる可能性も50%ですが、

私立大学は複数受けるので、

確率半々といっても4回5回と受けて全滅はないだろう、

と考えるのはいいと思います。

 

なので、自分と同じぐらいの偏差値の大学を

自分の学力相応の大学とし、

でも1回2回じゃ連敗して終わり、となるかもしれないので、

数を増やして受けるのです。

 

チャレンジと滑り止めも受けます。

俗な言い方ですが、滑り止めも必要です。

保険、確実に受かるところ、固いところ、

ということは、模試判定で安定して A 判定

ということになりますが、

目安として、自分の偏差値が4~5または5~6以上

上にいる、という状態だろうと思います。

 

逆に、背伸びした受験先は、この反対ですね。

関東は、1月末ごろから受験が始まり、

最初が入りやすい大学で、徐々に難易度が上がり、

2月中旬あたりでMARCHが登場して、

最後に早慶で終了ですから、少し多く受けても、

主たるターゲットの受験の負担になりません。

受けられる範囲で受けてみたいところを受ける、

でいいと思います。

 

但し、連日受験が続くと疲れも溜り、

気が抜けた状態で受けることになるかもしれないので、

この点は注意です。

 

秋の段階では、同じ受験日があってもOKです。

もちろん、同日の受験は ふつうはできません。

でも、同日で どちらも受けたいという場合は、

実際にあります。

そういう場合、今どちらかに決める必要はなく、

最後は出願の前までに決めればいいです。

 

あとになって慌てるのではなく、

予めリストを作っておき、

受けないとなったら消せばいいのです。

とにかく、あとで慌てないことです。

 

なので、絶対に受けたい大学のほか、

受けるかもしれない大学も含め、

リストにするといいです。

実際に出願するのは共通テストの直後になりますが、

この点は、あとで説明します。

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受験日程カレンダーを作る。

受験大学の だいたいの目星がついたら、

次は、日程表作りです。

受験日のほか、出願、合格発表、手続きの期日がバラバラです。

私立大学の入試は、日程も仕組みもバラバラです。

予め整理しておかないと、

いつ何をするのか 訳がわからなくなります。

 

合格発表と、他の大学の手続き締め切りが同日

なんていうことも ふつうにあります。

午前中に合格発表があり、

それを見て、その日手続き締め切りの大学の手続きをする、

なんていう場合もあります。

 

小さなうっかりや見落としで、

一生モノの間違いをすることもあり得るので、

日程の把握は大事な作業になります。

 

受験カレンダーを作りましょう。

なので、日程表にして することを明確にしないと、

「あっ、忘れた!!!」 をやってしまうかもしれません。

実例は言えませんが、

過去に何度か「あっ!」を目撃したので、

注意して下さい。

 

受験カレンダーの中身、様式は?

様式はいろいろあるでしょうけど、

横に日にち、縦に受験大学を書き出すのがいいでしょう。

大船校でも、そうしています。

 

書くべき項目は、

ⅰ) 出願(締め切り)日

ⅱ) 受験日(複数あり)

ⅲ) 合格発表日

ⅳ) 入学手続締め切り日

ⅴ) 繰り上げ合格発表日

です。

 

これらを書き出してみると、

いつ何があって、何を準備するか、

見てすぐわかるようになります。

 

なお、ネットで検索すると、受験情報サイトで、

ⅰ) ~ ⅳ) までが一覧になって出て来ますが、

作成者が転記しているものと思われますので、

間違いがないとは言い切れません。

必ず自分で入試要項か大学のHPに直接閲覧して、

期日を確かめましょう。

 

まとめ

受験の日程は11月または12月に作成

確定版ではなく、「受けるかも」も含めて大学をリスト化

模試結果を基に、確実、相応、挑戦大学を決める

出願~入学手続きまでのカレンダーを作る

です。

 

今日はここまで です。

今回の続き、実践編を、次の記事にします。

 

+++++++++++++++++

受験生の皆さん、

もしかすると秋が一番苦しい季節かもしれません。

来年の受験の成功のため、

どうぞ がんばって下さい。

いろいろと さらに知りたい人は、

武田塾大船校に お問い合わせ下さい。

お待ちしています。

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