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大船校講師の大学紹介2 語学の殿堂「東京外国語大学」

こんにちは。武田塾大船校です。

今回は、大船校講師で、現役の東京外国語大学生の

濱畑さんによる「東京外国語大学」の紹介です。

 

3つの学部

東京外国語大学( 東京外大 )は、

言語文化学部・国際社会学部・国際日本学部

の3学部がある、国立大学です。

 

言語文化学部と国際社会学部は、

入学時に選んだ「専攻言語」を

1、2年次で しっかりと基礎を固めていきます。

この2学部で学ぶことができる言語は、

数にすると世界15地域28言語もあります。

挙げていくと、

英語、ドイツ語、ポーランド語、

チェコ語、フランス語、イタリア語、スペイン語、

ポルトガル語、ロシア語、ロシア語およびウズベク語、

モンゴル語、中国語、朝鮮語、

インドネシア語、マレーシア語、フィリピン語、

タイ語、ラオス語、ベトナム語、カンボジア語、

ビルマ語、ウルドゥー語、ヒンディー語、ベンガル語、

アラビア語、ペルシア語、トルコ語、日本語

です。

ちなみに、東京外大は、ポーランド語を系統的に学び、

研究に使うことのできる日本で唯一の大学です

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国際社会学部は、さらに13の地域について学びます。

具体的に言うと、北西ヨーロッパ・北アメリカ、

中央ヨーロッパ、西南ヨーロッパ、イベリア・ラテンアメリカ、

ロシア、中央アジア、東アジア、

東南アジア第1(島嶼部)、東南アジア第2(大陸部)、

南アジア、中東、アフリカ、オセアニア

があります。

 

国際日本学部は、日本の社会や文化などを、

留学生とともに深く学んでいきます。

また、英語開講の授業も多く用意されているので、

英語で日本を学ぶこともできます。

 

授業やゼミは何がある?

どの学部に入学しても、

世界教養プログラムにある授業を履修します。

専攻言語の授業は、文法・読解・会話などを中心に、履修します。

 

専攻言語の他に、教養外国語の科目や教養科目で、

フィンランド語やオランダ語、アイヌ語、沖縄語

などの言語も学ぶことができます。

また、「GLIP」(グローバル人材育成言語教育プログラム)

と呼ばれる英語科目が開講されていて、

専攻言語が英語でない学生でも、

高い英語力を身に着けることができます。

 

加えて、文系の授業だけでなく、

統計学など理系の授業も用意されています。

 

3年次になるとゼミ選択をして、

それぞれのコースに分れます。

言語文化学部には、地域コースと超域コースがあり、

国際社会学部には、地域社会研究コース、現代世界論コース、国際関コースがあります。

言語文化学部が言語や文化などを専門的に学ぶのに対し、

国際社会学部は、専攻地域とそれにつながる政治学や経済学などの専門分野を学んでいきます。

国際日本学部は、4年次以降にゼミに所属しますが、

3年次までに自分の学びに集中して向き合うことができます。

日本社会分野、日本文学・文化分野、日本語学分野、日本語教育学分野と4つのコースもあります。

 

なお、卒業時に取得できる資格として、

言語文化学部で中学校・高等学校の「外国語」、

国際社会学部で中学校「社会科」、高等学校「地理歴史科」、

国際日本学部で中学校・高等学校の「国語」

の教員一種免許状取得に必要な授業が開講されています。

 

留学プログラムは?

本格的な外国語学習となれば、まず考えるのは留学です。

東京外大では、夏休みや冬休みを利用した

短期留学のショートビジットプログラムのほか、

アメリカニューヨークの国連本部へのスタディーツアーなど、

多様なプログラムが用意されています。

 

さらに、協定校との交換留学、

単位認定の申請をしたうえでの休学留学、

海外企業等での長期インターンシップ

に参加することもできます。

 

東京外大はクウォーター制を取り入れているため、

他大学と比べると、学期中の学びは濃く、

夏学期や冬学期が長いため、

留学しやすい環境になっています。

 

東京外大のイベントは?

海外映画鑑賞会や講演会を定期的に開催していて、

日本の映画館では観られないような映画を観ることができます。

また、留学生や大学院生と交流できるおしゃべり会もあるので、

お互いに刺激を与えることができます。

 

一番のイベントはやはり「外語祭」です。

学園祭ですが、毎年11月に、なんと5日間にわたって開催され、

約3万人を超える人が訪れます。

見どころはたくさんありますが、

今回は三つに絞って紹介します。

 

1つ目は、1年生による料理店です。

自分たちが専攻している国や地域の料理を販売します。

1日だけでは回り切れないほど、多くの料理があります。

 

2つ目は、2年生を中心とした学生が、

自分の学んだ言語で上演する劇です。

題材選びから字幕作成まですべて学生たちで行い、

毎日異なる言語の劇が上演されるので、

気になる言語を聞くチャンスかもしれません。

 

3つ目は、外語祭実行委員会による企画です。

世界の言語の文字で名前を書いてもらったり、

世界中の民族衣装の試着と

記念撮影をしたりすることができます。

東京にいながらも世界旅行の気分が味わえます。

 

東京外大の良さは、

言語という視点を通して、他の国・地域のことを知ることができるのがところだと思います。

日本や世界についての知識や幅広い教養を身につけ、

相対的に物事を考えられるようにもなります。

東京外国語大学で学んだことは、

国際社会で活躍したい人にとって有意義なものになると思います。

 

以上が東京外国語大学の紹介でした!

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