こんにちは。武田塾大船校です。
8月も後半、暑い日が続き、台風が来て、
と、受験生にはいい環境にはありませんが、
皆さん、しっかり勉強できているでしょうか。
大学生になったけど、
今、大学進学者は、およそ50万人です。
それぞれ自分の選んだ進学先とはいえ、
「念願を果たして、」という人もいるし、
「不本意ながら、」という人もいますね。
いろいろと調べたりせず、何となく選んだという人も、
実はいると思います。
念願だった人が皆 大学生活を満喫し、
不本意ながらの人が皆 大学に失望している訳ではないと思います。
行ってみたら違ったというのは、どちらにも起こり得るし、
「違った」も、プラスのこともマイナスのこともありますね。
そんな人が5月ごろに、
いろいろと思うところがありながら、
それぞれが どこかで折り合いをつけていくなか、
やはり別の道を探り、実際に行動しようかという人もいます。
そんなことが最初に起こるのが、
まず、5月あたりと言われます。
よく言う5月病ですね。
4月は入学早々で、新しいことに追われ、
するべきことも少なくなく、それなりに充実していた。
ひと通りのことにも慣れ、落ち着いたころに連休で、ひと休み。
明けて、また日常が始まった時に、どうも乗れない、、、
そんな悶々とした日が続き、
季節は夏、大学生は最初の試験と、
その後の夏休みになります。
一方で、この頃に夏期講習だ何だと、
大学受験の話題が以前より多く見られるようになります。
そんな時、悶々の大学生氏は考えます。
「もし、もう一度、を考えるのなら、今が最後!」
再受験を考える人も出て来るのでしょう。
そんな時、まず考えるのは、
仮面浪人!
ではないでしょうか。
今の大学に見出せるものがないとは言っても、
一度入学したら そう簡単にやめることはできない。
何と言っても、再受験して合格する保証はなく、
それを考えると、今の道を残しながら再挑戦するのが心配ない。
こんな訳です。
仮面浪人で考えること①、現在の学業は?
そもそも仮面浪人が可能かと考える場合、
今の学業も続ける訳ですから、
受験勉強を一定時間以上して、
且つ単位も取っていかなければなりません。
一昨年なら大学がほとんどオンラインだったので、
ある意味、仮面浪人はしやすかったと思います。
ところが、現在のようにオンラインを残しながらも、
通常の通学形態に戻ると、
今の在籍の学業、
単位取得のために要する時間が増えます。
単純に通学時間が必要になるから、というだけでなく、
例えば、大学の授業に空き時間があるのは、
対面でもオンラインでも同じであっても、
大学に行っていると、授業時間以外をいつも受験勉強に使えるとも限らず、
なかなか考えている通りに勉強ができない、
といったことがあり得るわけです。
仮面浪人で考えること②、受験勉強が続く?
これこそ本人次第ですけど、
当初、高い志と決意を以って始めたところが、
それが続かないこともあるわけです。
単純に気が変わった場合を除き、
続かなくなってしまうのは、
生活、本業、学習の進捗、学習成果などの
最初の計画があって始めたものの、
それが崩れてしまうことで「やっぱり無理」そうだ
という気持ちになってしまうのだと思います。
この点で、受験勉強が続くためにどうするべきか、
について、1つだけ挙げるとすると、
自分に妥協の言い訳を与えぬよう
しっかりとした計画が予め必要ということでしょうか。
仮面浪人で考えること③、受かるの?
これが本題ですね。
仮面浪人じゃなくても、実際のところは わかりません。
ただ、可能性を上げるという点では、
十分な学習時間を取れていることが第一の条件になり、
それが実行できていることが必要と言えるでしょう。
仮面浪人を決める前に考えたいこと
片手間でできるものと考えない
可能性がゼロとは言いませんが、
相当の努力を要する先を受けようとするなら、
使える限り最大限の時間を受験勉強に使うとしましょう。
そのために、
留年または休学で時間を作る
まず、考えられるのが これですね。
通常半期で単位を認定しているので、
10月から休学が可能な大学があると思います。
これが無理なら、最悪は留年ですね。
大学に行かず試験を受けずで、
自動的に決まります。
但し、大学によって休学の条件があったり、
申し出の時期があったり、
期間の定めがあったり しますので、
可能であるかは、学務課に問い合わせです。
留年せずに最大限の時間を作る
進級・卒業要件は大学によって異なります。
①何もしなくても4年生になるけど卒業できない
②3年生になる時に進級要件がいろいろある
③毎年細かい進級要件がある
④必修単位を取っていれば4年生になれる
など、いろいろあります。
このうち、①のような場合、仮面浪人をしやすいです。
仮面浪人の間は、必修の数単位だけを取得し、
4年で他の学生がゼミ以外の単位をほぼ履修済みの時、
せっせと大学に通って、4年の最後に卒業単位を揃える、
といったことが可能です。
こういったことが可能なのか 調べてみましょう。
逆に、③のような大学なら、
仮面浪人は難しいかもしれませんね。
勉強場所の確保も、
これも、けっこう念入りに計画したいことです。
一度、大学受験を経験していれば、
長時間勉強するためにどういった場が必要か、
短時間ならどのあたりでできるか、
といったことが わかると思います。
大学は本来は勉強するところなので、
場所はあると思います。
大学内で再受験の勉強不可というところはないと思いますが、
「よく勉強していると思ったら、
毎度大学受験〇×とか読んでる」
と言われたくない人もいるでしょう。
となると、他の場所でとなりますが、
そこに行っていると少し勉強したらまた戻って次の授業、
なんてことになり、なかなか思うようにできない、
ということが考えられます。
安易に仮面浪人を考えない
「安易」と言っては申し訳ありませんが、
ダメなら今の大学を続ければいいから、
と考えて、綿密な計画なしに、
「まずは、やってみる」式のスタートにならないことは、
やはり必須だと思います。
実際、学力は上がるの?
大本題は、これですね。
この前まで大学受験生だった人は、
ある程度見通しがつくと思いますが、
推薦入学で入っている人、受験から1年以上間が空いている人は、
なかなか見通せないですね。
こういう場合、受験では模試偏差値を参考にしますが、
受けて結果を待っていたら、
1か月か2か月先になることもありますね。
そんな時、まずしたいことは、
過去問を解いてみる
要は、入試問題が解けて、
合格最低点以上の得点が得られればいいわけです。
合格最低点は、全大学で公表している訳ではありませんが、
合格者平均点など、何らかの数値で出している大学が多いです。
大学HPの「入試情報」「過去の入試結果」を探すと、
大概 出てきます。
解いてみる時は、ちゃんと時間を計って解きましょう。
また、解答は大学が非公表としていることが多いですが、
赤本や予備校のHPなどで探せます。
過去問の正解が、
何点以上なら見込みありとは、なかなか言えません。
ですが、まったくの目安程度ですが、
必要な得点の半分以上を、
しっかり解答へのすじ道を持って答えられたら、
もう半分は再受験勉強期間に取り戻せるもの
と思っていいかもしれません。
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皆さん、来年の受験の成功のため、
どうぞ暑さに負けず、がんばって下さい。
いろいろと さらに知りたい人は、
武田塾大船校に お問い合わせ下さい。
お待ちしています。