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夏休みは赤本? それとも、まだ早い? 実際、どう使えばいいの?

こんにちは。武田塾大船校です!

暑いです。夏休みです。

でも、受験生は 休めません。

受験生の皆さんは大変ですね。

 

夏の勉強の準備で書店に行ってみると、

今の時季に目につくのは、参考書問題集のほか、

真っ赤な背表紙のあれ、ではないでしょうか。

そう、赤本です。

 

赤本の発売は夏から

赤本とは?

知らない人のために、

赤本は、大学入試の過去問題集です。

60年以上前からあるらしいので、

親子3代で赤本を使った、なんてこともありそうですね。

赤本のHP もあります。

関連記事は、こちら

 

中学入試、高校入試の過去問、英検にも、

赤い本があるので、「大学入試の赤本」から派生して、

一般に過去問集のことを指すようになっているのかもしれません。

 

また、河合塾が黒塗りで、駿台が青塗りで、

過去問集を出しているは、

赤本の模倣か対抗か のように思えます。

 

夏になると、

書店の大学受験のコーナーでは、

夏ぐらいから赤本が並び出し、

時期によっては、ひら積みになっているのを見ます。

志望者、受験者が多い大学から発売になり、

秋にかけて、だいたいが出揃います。

 

目指す大学がある人は、

「〇×大学」のように、

大学名がそのままタイトルになっていると、

志望校を決めてがんばっている人は、

買いたくなりますね。

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公募推薦や総合型選抜の赤本は、

赤本はありません。

実際のところ、一部の大規模大学を除けば、

各大学とも受験者が多くないので、

本として発売するのは、

商業的には できないだろうと思います。

 

また、過去問の入手が難しいのも、

販売できない理由かもしれません。

小論文面接

または、これに学科が加わる場合が多いですが、

特に、面接は作りようがないでしょう。

 

過去問や受験情報は どこで見る?

大学のHPで公開している場合があるので、

まず 見てみましょう。

オープンキャンパスで受験生向けの資料として、

行った人だけもらえる場合もあるので、

HPで出てこない場合は、この方法です。

受験担当から、その場で聞ける話もあるかもしれないので、

受験先が定まっている人は、

行ってみるといいでしょう。

 

次の手は、学校の進路情報室です。

面接に行って来ると、聞かれた質問を書いて提出する学校が多いです。

おそらく それをファイルにしてまとめてあると思うので、

面接対策で参考になると思います。

同時に、小論文の問題も回収していれば、

残っていると思います。

自分の学校になければ、他の学校にいる友だちに頼んで、

入手することもできますね。

 

過去問の利用法は?

過去の面接質問は、自分が受ける大学じゃなくてもいいです。

毎年 同じ質問と決まっているわけではなし、

他の大学のものを見て、

面接では こういうことが聞かれるのか、とわかればいいです。

 

大事なことは、それらを参考にして、

自分ならどう答えるかという想定問答を

用意することです。これが対策ですね。

 

小論文に関しては、

出題の傾向を知ることは大事なので、

できる限り過去問を入手しましょう。

 

赤本を買うべき、やるべき?

買いましょう。

志望校が 何となく〇×大学ぐらいの人は、

夏に買い揃えなくてもいいと思いますが、

狙いが だいたい定まっている人には、

やはり赤本は欲しい1冊です。

単純に、気持ちが盛り上がる、というのもありますし。

 

活用法は、

実際の対策に使うのは、冬からになりますが、

夏の活用としては、

一度 解いてみて、どのくらいのものか知り、

今の自分から どのくらいの距離があるかを把握する、

ということだろうと思います。

 

今は無理だけど半年後には できそうであれば、

今の学習計画でいいだろうと言えるでしょうし、

思っていたより手ごわいと思ったら、

勉強の仕方や時間を変えなければならないでしょう。

あまりにも かけ離れていれば、

残念ながら志望校の再考が必要です。

 

赤本は問題集ではない。

「過去問を解きまくる」というのを聞くことがあります。

確かに、これで効果がありそうな科目はあります、

学校や塾にある赤本をやれるだけやる、

という場合があると思いますが、

これは いいかは注意が必要です。

 

赤本は過去問集なので、問題と解答、解説はありますが、

その試験問題の設問の解答と解説だけになります。

英語なら全文の構文、古文なら全文の品詞分解、

といったことがないので、

この点で、受験用の問題集とは異なり、

学習者の学習用に向いているとは言えません。

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数理系はやや違いますが、

やはり解答があるだけの場合が多いので、

例えば、武田塾でよく使っている『基礎問題精講』のように、

例題、その着眼点(ヒント)、解答解説、

という学習のステップには なっていません。

ふだんの学習には、学習用の問題集がいいと思います。

 

他の過去問入手方法

大学のHPまたは直接

大学のHPで「過去の入試」を探していくと、

過去問を公開している大学があります。

また、入試データを公開している場合もあり、

競争率などのほか、合格最低点なども

見ることができる場合があります。

 

塾、予備校のHP

過去問が豊富なのは、

東進の過去問データベース

旺文社のパスナビ

があります。

パスナビは、解答と簡単な解説付き、

東進は、数は断トツでたくさんありますが、

問題のみ掲載で解答がないものも多数あり、

解説はありません。

 

まとめ

① ネットに様ざまな情報があるけど、

    受けるのなら赤本はあった方がいい

② 夏の時季は、解いて距離感を知り、

   その後の学習計画に役立てる

学習用には、赤本より問題集がいい

④ 総合選抜、推薦の過去問は、

   大学のHPから、または直接もらう

   或いは、学校に残っている資料から入手する。

です。

 

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皆さん、来年の受験の成功のため、

赤本、過去問を活用し、

暑さに負けず、がんばって下さい。

 

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