こんにちは。武田塾大船校です!
秋ですね。
大学受験を目指す高3生の皆さんは、
受験先をきめ出す頃、
そういう話を何となく聞く高2生は、
受験勉強を意識し出す頃、
かなと思います。
今回は、以前の記事の続きで、
単語帳のどのあたりを覚えるべきか、
というお話です。
とにかく覚えればいいか?
いずれ必要だから、
単語・熟語は、
「最後は覚えなければならないのだから、とにかく覚えてしまえ」
というのを聞くことがあります。
その通りです。
いずれは必要になるのだから、どんどん覚えればいいのです。
ですが、単語や熟語を ただただ覚え続けるのは、
そう簡単ではありません。
しかも、それを忘れない記憶にするのは、
さらにたいへんです。
日々の単語の覚え方は、以前の記事のを見てもらうとして、
どうしたら記憶化されるのでしょうか。
要は使うことです。
私たちは、日本語を忘れませんね。
母国語だから当然ではありますが、
簡単に言えば、ふだんから使っているからです。
どこかで使うから、時どき見かけるから、忘れないのです。
英語も、I have a pen. は忘れませんね。
英語が苦手な人でも、
さすがに相当な回数見たり書いたりしています。
だから忘れません。
英語を母国語の頻度で使おうとするなら、
留学して徹底的に英語を勉強するほかないでしょう。
なので、これは無理として、
でも、近いことはできるかもしれません。
どこかで見たり聞いたりする。
つまり、覚えた単語を、
学校の教科書や問題集などで、
別の時に見たり書いたりすることです。
もちろん、単語帳のすべての単語をどこかで見るのは不可能ですが、
覚える単語熟語を、
今の学習の範囲で出て来るであろうレベルのものにし、
あとで見る単語を多くすることはできます。
単語を効率よく覚えるとは、
要するに、忘れ率を下げることです。
今覚えるべきターゲットを絞り、
それを徹底的に覚え込みましょう。
単語帳の中だけの単語を減らす!
なので、いずれ必要だからといって、
高1生が難関大レベルの単語を覚えるのは、
あまりお薦めできません。
高1生が学校で入学時に全員で購入した単語帳を
最初から最後まで覚え、
毎週テストをしているという話を聞いたことがあります。
これも、お薦めの方法とは言い難いです。
前に紹介した単語帳の どのあたりが どのレベルなのか、
表にしたので、参考にして下さい。
とにかく覚えればいいか?
ふつう単語帳には、単語に番号がついていて、
難易度順になっている本が多いです。
以下の数字は、その番号です。
中学では、
中学
中学で必須 | 中学で必要 | 中学でも覚えたい | |
システム英単語 中学版 | 1035まで | 1542まで | 最後 まで |
システム英単語 Basic | 350まで | ||
ターゲット1200 | 1170まで | 1430まで | 最後 まで |
高校では、
高校
高校で必須 | 高校で必要 | 共通テスト | |
システム英単語 Basic | 950まで | 1542まで | 最後 まで |
ターゲット1400 | 600まで | 1100まで | 最後 まで |
LEAP | 1000まで | 1400まで | (最後 まで) |
*『速読英単語』『速読英熟語』『システム英熟語』は、難易度順になっていません。
大学入試
共通テスト | 標準 | 上位 | 難関大 | |
システム英単語 | 1200まで | 1342まで | 1700まで | 最後 まで |
システム英単語 多義語 | ー | ー | 最後 まで | 最後まで |
ターゲット1900 | 800まで | (1500まで) | 1500まで | 最後 まで |
英熟語 ターゲット | (420まで) | 420まで | 830まで | 最後 まで |
LEAP | (最後 まで) | 最後 まで |
まとめ
① 単語は、自分の志望校に合わせたレベルを覚える。
② 単語帳の最初から最後までを通して覚えるのではなく、
今の自分の学習段階に合った語彙を集中的に覚える。
③ 具体的な語は、表のとおり
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皆さん、来年の受験の成功のため、
あと数か月、がんばって下さい。