こんにちは!武田塾小田原校です。
今回は慶應義塾大学経済学部と商学部の紹介をしたいと思います。
それぞれ実際に通っていた講師による解説になります!
ぜひ大学選びの参考にしていってください。
※本記事は2024年度の慶應義塾大学 入試要項を参考にしたものです。
それ以降に変更が生じている可能性はあるため、ご注意ください。
慶應義塾大学経済学部の入試について
経済学部はA方式、B方式の2種類の受験方式があります。
A方式 『数学』数I・数A(場合の数と確率・図形の性質・整数の性質)・数II・数B(数列・ベクトル)[150点] 『外国語』英語 [200点] 『小論文』[70点] |
B方式 『地歴』世界史B、日本史Bのうち1科目選択 (世界史Bの出題範囲は1500年以降を中心とし、日本史Bの出題範囲は 1600年以降を中心とする。2科目とも基礎的理解並びに体系的理解を問う。) [150点] 『外国語』英語 [200点] 『小論文』[70点] |
英語、小論文のほかにA方式は数学、B方式は歴史が必要となります。
慶應義塾大学経済学部は受験方式によって、入学後の必修科目が変わります。
Aタイプ(A方式受験者)(経済理論・数学先習型) 数学的な手法を重点的に学んでいく履修タイプです。 1年次において「マクロ経済学」「統計学」「微分積分」「線形代数」 2年次において「ミクロ経済学」「経済史」を必修科目として履修します。 |
Bタイプ(B方式受験者)(経済実態・歴史先習型) 歴史などの経験的事実の積み重ねから法則性を導き出す帰納的な手法を学んでいきます。 1年次において「マクロ経済学」「統計学」「日本経済概論」「歴史的経済分析の視点」 2年次において「ミクロ経済学」「経済史」を必修科目として履修します。 |
「ミクロ経済学」「経済史」においては、Aタイプは「ミクロ経済学」をBタイプは「経済史」をより深く学んでいきます。
1,2年次で一般教養と経済学の基礎を身につけ、3,4年次でさらに専門的な勉強をしていきます。
慶應義塾大学の経済学部は「英語」にも特化しており、英語のほかに第2外国語も学びます。
必修の第2外国語はドイツ語・フランス語・中国語・スペイン語から1つ選び学びます。
数学ができないと留年?
ちなみに私はB方式で受験し合格をしたのですが、入学前、入学直後においてとても不安なことが1つありました。
経済学部では「数学」をたくさん使います。
ですが私はこれまで「数学」を全くと言っていいほど勉強してきていません。
合格出来たのは良いけれど、果たして付いていけるのか…下手したら留年なんてことも…
という不安に駆られていました。
ですが、B方式入学者向けに用意された数学の授業があります。
ここで、数学の基礎をしっかりと学ぶことができるので心配はいりません。
Aタイプは高度で専門的な数学の知識を使っていくことが多いですが、B方式はそこまでの知識は必要ありません。
基礎知識を身に付けることが出来れば大丈夫です。
慶應ではこのような形式ですが、すべての大学で共通というわけではありませんので注意してください。
慶應義塾大学商学部の入試について
A方式 『地歴』世界史B、日本史B、地理Bのうち1科目選択 [100点] 『外国語』英語 [200点] 『数学』数I・数A(場合の数と確率・図形の性質・整数の性質)・数II・数B(数列・ベクトル)[100点] |
B方式 『地歴』世界史B、日本史B、地理Bのうち1科目選択 [100点] 『外国語』英語 [200点] 『論文テスト』[100点] |
英語、地歴のほかにA方式は数学、B方式は論文テストが必要です。
※論文テストとは、「現代日本語で書かれたやや長文の資料と図表が与えられ、その内容についての理解力、論理的思考、表現力を問うもの」と入試要項では紹介されています。
どういったものか想像しづらいと思いますが、小論文よりも解きやすいと私は思います。
慶應義塾大学商学部は受験方式によって、入学後の必修科目が変わりません。
経済学部と違って、商学部は特に必修科目は変わりません。
商学部の必修としては「経済学基礎」、「商業学基礎」、「経営学基礎」、「統計学基礎」、「微積分基礎」があり、全員受ける必要があります。
ただし、微積分基礎に限っては、B方式で入学した人が「B方式用の微積分基礎を受けたい」と希望すれば受けることができます。
私はそれを履修しましたが、普通の微積分基礎に比べて易しかったです。
また、経済学基礎や統計学基礎はそこまで難しくないので、数学をやっていない私でも楽でした。
よって、必修科目はA方式・B方式で変わらなくても、そこまで苦労することはありません。
学年が上がったとしても、自分で科目を選択できます。
もし数学が嫌であれば避けることはできますので安心してください。
A方式とB方式ならどちらがおススメ?
経済学部の場合
A方式とB方式では募集の人数も違います。
人数だけみると、A方式がB方式の2倍もの募集定員となっています。
ただ、倍率はそこまで大きく開きがあるわけでもありません。
国公立志望の数学が得意な方や理系の方ならA方式。
私大の文系に絞って受験を進める方ならB方式がおススメとなります。
商学部の場合
経済学部と同じく、商学部も募集人数に差があります。
しかも、その差は経済学部よりも多く、4倍です。
さらに、倍率もかなり違って、2023年度の入試ではA方式は2.4、B方式では6.3となります。
倍率の差を考えれば、A方式を使う方が受かりやすいです。
私大の文系に絞っており、B方式しか使えない場合は配点の大きい英語で高い点数をとれるようにしましょう。
学年によって違うキャンパスでの学習
ここで、キャンパス紹介もしておきたいと思います。
1・2年は日吉キャンパス
1・2年次では「日吉キャンパス」で学びます。
アクセスは、日吉駅(東急東横線、東急目黒線、横浜市営地下鉄グリーンライン)下車、徒歩1分です。
とても賑やかで元気なイメージがあります。
日吉キャンパスに通っている学生の大半が1,2年生なので、部活動やサークルの活動に熱心だったり、
色んな学部の生徒が入り混じっているので交流も盛んな為、とても賑やかで元気ハツラツとしています。
3・4年は三田キャンパス
3・4年次は「三田キャンパス」で学びます。
アクセスは、田町駅(JR山手線/JR京浜東北線)下車、徒歩8分
三田駅(都営地下鉄浅草線/都営地下鉄三田線)下車、徒歩7分
赤羽橋駅(都営地下鉄大江戸線)下車、徒歩8分です。
駅から少し離れていますが、都内の主要駅のアクセスが便利です。
三田キャンパスは文系学部の3,4年生に絞られる為、学生も少なくサークル等もあまりないので落ち着いた印象です。就職活動に力を入れている人も多く、立地も良いので授業の合間にインターンに行ったり、面接に行っている人も多いです。
慶應といえば赤レンガ
慶應と言えば赤いレンガの建物を想像すると思います。
その建物は、重要文化財に指定されている「旧図書館」です。2017年2月から耐震補強および保存修理のための改修工事が行われていたのですが、2019年6月に工事が終了しました。
普段から大学の見学は出来るので、ぜひ機会があれば立ち寄ってみてください。
大学受験における学部選び
大学受験を目指すに当たって学部選びは大切であると思います。
何に対して興味があるのか? 大学に入ってどんな勉強をしたいのか?
今は「なんとなくこの学部かな…」という考えでもいいですが、
今から少しずつ真剣に考える時間を持ってみてほしいと思います。
学部ごとに勉強していく分野が違うので、慶応義塾大学のホームページで調べてみると興味のある学部が見つかるかもしれません。ぜひ調べてみてください。
本日は以上です。ありがとうございました。
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