こんにちは。
武田塾小田原校の亀井です。
今回は『受験知識ゼロから始める大学受験講座』の第6回の記事になります。
このシリーズを企画した背景やこのシリーズを読む上でのルールに関しては第1回の記事に書いてあります。
このシリーズは1ステップずつ確実に読み、行動に起こすことを目的として作成されました。
第1回の記事を読んでいない方は、必ず読んでからこの記事に戻ってきてください。
第6回の内容
第6回は「必要な勉強時間を確保する」というテーマでお話をしていきます。
第5回の記事では受験計画に沿って勉強を進めるための環境整備について、解説しました。
まず、前回の記事のおさらいをしましょう。
前回のまとめ 「学校」での過ごし方を整えよう! →学校の友達と勉強時間を競い、「平均よりも上にいたい心理」を活用しよう! →授業は「アウトプット」する場所として使おう! 「自宅」での過ごし方を整えよう! →ベッドには絶対にスマホを持ち込まないようにしよう! →自由時間の時間を決めて毎日その時間は自由に過ごそう! →ご家族と受験勉強の会話をしよう! 「自習する場所」での過ごし方を整えよう! →できるだけ多くの時間を「自習室」で過ごそう! →自習室に着いたらすぐにスマホをしまおう! →タイマーを使って「カウントダウン式」で勉強時間を計ろう! |
「学校」「自宅」「自習する場所」という3つの環境を受験勉強に対して整えるためのルールを紹介しました。
第5回で紹介したルールを愚直に取り入れてくれた方は「勉強に集中できるようになった」と効果を実感してくれていることでしょう。
さて、受験勉強に集中できるようになった皆さんは、次のステップとして、「必要なだけの勉強時間を確保する」必要があります。
そこで今回の記事では、勉強する環境を整えた人向けに今よりも勉強時間を伸ばすためのコツを解説していきます!
今回の記事の内容を実践してくれれば、「こんなに勉強時間を増やせると思わなかった!」と実感できるはずです。
必要な勉強時間を確保する
受験生として必要な勉強時間を確保できるようになるためには、以下の3ステップを踏むことが大切です。
勉強時間を確保するための3ステップ ①その日の勉強でこなす量に対しての必要勉強時間を計算する ②「可処分時間」を計算する ③毎日勉強時間の計測と反省を繰り返す |
この3ステップを踏まずに、気合いで勉強時間を増やしてしまう方を多く見てきましたが、絶対に長くは続きません。
それどころか、「どうして自分は勉強が終わり切らないんだろう」と悩んでしまうことも多く見受けられます。
少し厳しい表現をしますが、そのような不安定な状態で勉強して合格できるほど受験勉強は甘くありません。
第一志望に合格したいのなら、必ずこの3ステップに従ってください。
①その日の勉強でこなす量に対しての必要な勉強時間を計算する
まずは勉強時間を増やす前に、必要な勉強時間を計算してみましょう!
武田塾小田原校では、武田塾のカリキュラム(ルート)のペースに対して以下の目安を採用しています。
勉強時間の目安(標準ペースの場合) | 科目 |
1日あたり3時間 | 英語・数学・日本史・世界史 |
1日あたり2時間 | 物理・化学・生物・地理・政治経済 |
1日あたり1時間 | 現代文・古文・漢文 |
※倫理政経や情報など、共通テストのみの科目は直前期に勉強時間を確保して取り組むため、この表には含みません。
この表と自分の勉強する科目を見比べ、目標とするペースから逆算することで、必要な勉強時間を計算することができます。
3科目を日大合格レベルまで4か月で達成する計算の例を示します。
4か月かけて3科目を日大レベルまで到達させるペースの場合
英語・数学・物理の3科目で4か月かけて日大レベルまで目指すことを想定しましょう。
武田塾のカリキュラムでは日大レベル到達まで、どの科目も15~20週ほど必要です。
これを月に換算すると丁度3~4か月となります。
先ほどの表によると、英語に3時間、数学に3時間、物理に2時間と合計8時間の勉強時間を1日に平均して確保する必要があります。
1週間の合計で50時間ほどが目安の勉強時間になります。
この50時間を確保する方法については次のセクションで解説します。
ひとまず、この計算の流れに従って1週間の合計勉強時間を割り出してみましょう!
②「可処分時間」を計算する
可処分時間とは一般に、「睡眠や食事、トイレ、家事、仕事といった生きていくうえで最低限必要な時間を差し引いた残りの時間」を指します。
これを受験生向けに言い換えると、「生きてく上で必要な時間と学校の時間を差し引いた残りの時間」となります。
つまり、自由に勉強に充てることができる時間ということになりますね。
ここで大切なのは、電車やバスなどの移動時間も可処分時間に入るということです。
勉強のしやすさはあれど、工夫次第で勉強時間として十分活用できる時間として認めましょう。
そして、計算した可処分時間の中には「自由時間」も含みます。
言い換えると、可処分時間の中で休憩も勉強もやりくりする必要があるという事です。
ここでもいくつか計算例を示します。
例に沿って自分の「可処分時間」を割り出してみましょう!
高校生で部活がない生徒の場合
学校の授業が9時から15時まであって、睡眠時間を7時間とると仮定すると、この2つで13時間を要します。
朝食と夕食を合わせて2時間、お風呂や歯磨き等に2時間とするとここまでの合計で17時間必要です。
1日は24時間なので、平日の可処分時間を計算すると7時間ということになりますね。
また、学校が無い休日の可処分時間は13時間ということになります。
高校生で部活がある生徒の場合
先ほどの例にさらに部活動の時間も引く必要があります。
部活動後はへとへとになっていると思いますが、あくまで計算上ですので疲労を考慮せずに可処分時間を計算しましょう。
平日は放課後に3時間部活があるとすると、可処分時間はさらに削られて4時間になります。
休日は7時間ずつ活動すると仮定すると、可処分時間は6時間になります。
浪人生の場合
浪人生の場合は学校が無い分、可処分時間は1日13時間ほどになります。
③毎日勉強時間の計測と反省を繰り返す
1週間の可処分時間の合計が、必要な勉強時間の合計よりも多く確保できる場合、「あとは毎日実行するだけ」ということになります。
万が一、可処分時間の合計が足りない場合は勉強する科目数や部活動などの見直しをする必要があります。
勉強時間の「記録」にはStudyplusを活用しましょう!
引用:『Studyplus|学ぶ喜びをすべての人へ』
また、「反省」にはノートを1冊用意して「勉強日記」を書くことをおすすめします。
その日の夜寝るときに、「明日はこう工夫して勉強時間を確保してみよう!」と思えるような反省を行うことがポイントです。
このあたりの内容は第5回の記事をよく読み直してみてください!
第6回まとめ
今回の記事では、「必要な勉強時間を確保する」ために勉強時間の計算方法と可処分時間という概念を解説しました。
また、前回の記事で解説した環境の整備の方法も併せておさらいしました。
その内容を以下にまとめます。
第一志望合格に必要な勉強時間を確保する 必要な勉強時間を計算しよう! →科目ごとに必要な勉強時間の目安を活用しよう! →何か月でどこまで達成したいという目標から逆算しよう! 可処分時間を計算しよう! →「生活に必要な時間と学校の時間を引いた残りの時間」を可処分時間という! →可処分時間内で勉強と休憩をやりくりできるように計画を立てよう! 毎日の勉強時間の記録と反省を繰り返そう! →「記録」と「反省」を繰り返して可処分時間の使い方を洗練していこう! |
今回の記事は参考になったでしょうか?
武田塾小田原校は可処分時間の使い方のアドバイスや保護者面談も開催しております!
特に自習室の環境にはこだわっていて、小田原で一番の自学自習環境であるという自信を持っています。
受験勉強の環境にお悩みの方は、ぜひ武田塾小田原校の「無料受験相談」にお越しください!
また、第7回の記事も完成していますので、続きはこちらからどうぞ!
↓勉強の悩みを無料で相談したい方はこちら↓
3種類の申し込み方法からお選びください
①「無料受験相談」より、必要事項を記入の上、お送りください。
②「友だち追加」よりLINEをご登録後、受験相談希望の旨、メッセージをお送りください。
③ 校舎へ直接お電話頂き、受験相談希望の旨をお伝えください。 TEL:0465-22-3911 (受付時間13:00-22:00) |
◆武田塾小田原校◆
小田原駅近辺で大学受験の塾・予備校をお探しなら武田塾小田原校
TEL | 0465-22-3911 |
odawara@takeda.tv | |
住所 | 神奈川県小田原市栄町2-8-37-3F |
アクセス | JR・小田急小田原駅東口より徒歩3分 |