こんにちは。
武田塾小田原校の亀井です。
今回は、『受験知識ゼロから始める大学受験講座』の第2回の記事になります。
このシリーズを企画した背景やこのシリーズを読む上でのルールに関しては前回の記事に書いてあります。
このシリーズは1ステップずつ確実に読み、行動に起こすことを目的として作成されました。
前回の記事を読んでいない方は、必ず読んでからこの記事に戻ってきてください。
第2回の内容
今回は『志望校の情報を得る』というテーマでお話をしていきます。
第一志望合格のためには、合格できる程の学力を身につけることだけでなく、「情報を得る」ことが重要です。
また、「合格できる程の学力」を見定めるためにもまずは情報を得ることが必要です。
この記事では第1回で決めた"仮の"第一志望の大学についての情報を調べていきます。
志望校の情報を得る
受験スケジュールを決めるために必要な情報
ひとえに「大学の情報」といっても、公開されている情報は沢山あります。
まずは「合格から逆算して受験スケジュールを決める準備」として必要な情報に絞ります。
受験生にとって必要な情報 ①学部・学科 ②受験方式(一般、推薦、共通テスト利用など) ③必要科目と配点 ④外検利用の有無(英検・TEEPなど) |
この4つの情報をまとめて調べることができるサイトが『大学受験パスナビ:旺文社』というサイトです。
上のリンクからアクセスをしてください。
トップページにアクセスをしたら、「大学名で探す」という検索窓を見つけてください。
第一志望の大学名を入力し、その大学のリンクをタップしましょう。
この記事では、明治大学を例に進めていきます。
※出典:『大学受験パスナビ:旺文社』
学部・学科の情報を得よう
大学名をタップすると、その大学のページに進みます。
まずは学部・学科の情報にアクセスしましょう。
※出典:『大学受験パスナビ:旺文社』
学部・学科のページに進み、自分が興味のある学部を見つけてください。
ここでは政治経済学部を例に説明をします。
『学科定員』という数字から、政治経済学部にはどのような学科が存在するのかを知ることができます。
※出典:『大学受験パスナビ:旺文社』
明治大学の政治経済学部には「政治学科」「経済学科」「地域行政学科」が存在することが分かります。
自分の第一志望の大学で、興味のある学部・学科をピックアップしてメモをしておきましょう!
受験方式の情報を知ろう
次に、先ほどピックアップした学部の、受験方式の情報を取得します。
受験方式のページに進むためには、ページ上部の「この大学の情報一覧」というボタンを押してください。
このメニューの表示の仕方は、今後高頻度で使うので覚えておいてください。
※出典:『大学受験パスナビ:旺文社』
メニューが開かれるので、「入試日程」というページにアクセスをしましょう。
明治大学の政治経済学部の入試日程は4つあることが確認できます。
※出典:『大学受験パスナビ:旺文社』
「学部別」「全学部統一」など、いくつか入試方式が用意されていることが分かります。
主な入試方式について ①学部別試験 ②全学部統一試験 ③共通テスト利用試験 ④共通テスト併用試験 |
入試方式に関してまとめた記事があるので、詳しくはこちらのブログを参考にしてください。
また、「複数の日程を併願可能か」ということについては各大学のホームページをチェックしておくと安心です。
「明治大学 一般選抜 併願」などと調べると直接その大学の公式入試情報のページがヒットすることが多いです。
※出典:『明治大学入試総合サイト』
明治大学の一般選抜は併願可能と記載されています。
1つの学部に対して3つ併願して受験することが可能です。
必要科目と配点の情報を得よう
入試方式によって、受験に必要な科目は異なります。
必要科目と配点の情報を得るためには、「入試科目・配点」のページにアクセスをします。
※出典:『大学受験パスナビ:旺文社』
2番目の「全学部統一試験」を例に、表の読み方を説明します。
「全学部統一試験」なので、明治大学の全10学部が同時に、共通の試験問題を用いて実施する試験です。
【】で囲われている科目である英語が「必須科目」です。
備考欄を確認すると、まずは「地歴・公民・数学・理科」という4教科からどれか1科目を選択すると書いてあります。
例えば、「地歴の中から、日本史Bを選択する」というような選び方になります。
もう1つの選択科目は「国語・数学」という2教科から1科目を選択すると書いてあります。
例えば、「国語を選択する」というような選び方になります。
国語は「漢文を除く」と記載されているので「現代文・古文」のみが出題範囲だと分かります。
ここまで調べることが出来たら、「大学名・学部学科・入試方式・必須科目・選択科目」の5つを表にしてノート等にまとめましょう!
武田塾の生徒さんは担当の先生から「志望校調査表」を貰ってそこに記入をしてください。
外検利用の有無を確認しよう
最近、大学入試で英検やTEAPなどの「外部検定」を利用して受験する型が急増しています。
「入試科目・配点」の表の備考欄に「外検」と記載がある場合があります。
そういう入試形式は外部検定が出願に必須であったり、英語の試験の代わりに外部検定の点数を利用できるということになります。
明治大学の国際日本学部、「全学部統一4技能3科目方式」を例に説明します。
※出典:『大学受験パスナビ:旺文社』
備考欄に「出願資格・得点換算」と書いてあります。
こういった形式を見つけた場合には、「英検® / TEAP / TEAP CBT / IELTS 」というページにアクセスをしましょう。
※出典:『大学受験パスナビ:旺文社』
表を確認すると、利用方法が3つあることが分かります。
真ん中の列を例に説明します。
まず、「出願・換算」とは出願資格を得ることができ、さらに英語の試験を180点扱いで換算するということです。
英検であれば「2級で2088以上のスコアを取る」ことで、「個別試験の外国語の点数を180点に換算して出願できる」ということです。
つまり、明治大学の全学部統一試験は、国際日本学部を受験する生徒であれば「英検の点数を個別試験の英語の点数に換算できる」ことになります。
英検利用に関して、「MARCH」と「日東駒専」の大学群ごとにまとめた記事があるので、詳しく知りたい方はそちらを参考にしてみてください!
自分が受験する学部の入試方式の中に、外部検定を利用できる方式があれば、その条件と換算得点をまとめて記入しておきましょう!
第2回まとめ
志望する大学を1つ決め、記事の流れに従って、「学部学科」から「外検利用の有無」まで調べてまとめることが出来ました。
まずは、第一志望の大学の入試方式の中から、自分が出願する入試方式を決定しましょう!
第一志望の大学が1つに定まっていない方は、大学ごとに情報を表にまとめ、「どの大学のどの入試方式が自分に合っているか」を比べてみてください。
第3回の記事では、「受験スケジュールを決める」というお話をしていきます。
今回の記事で決めた入試方式を「受験のゴール」に設定し、そこから逆算して科目ごとに勉強時間や進度を決定します。
次回の記事からは段々と「合格」というゴールが明確になっていきます。
次回の記事もお楽しみにお待ちください!
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