志望校別年間スケジューリングのポイント【国立理系編】
こんにちは!武田塾小田原校です。
今回のブログは、「志望校別年間スケジューリングのポイント 国立理系編」です。
受験生にとっての春は、“志望校に向けてどのように年間の計画を立てるか”ということが重要な時期です。
また、国公立は共通テストと2次試験で2回の試験をやらなければなりません。
本ブログでは、地方国公立の志望校に合格するための年間スケジューリングのポイントを解説していきます。
ポイント① 2次試験対策が間に合っていない人→年内は共通テストに全振り!
まずは2次試験に使う科目の対策が間に合っていない人に向けた内容です。
国公立理系大学の中には、2次試験科目が少ない大学があります。
例えば、静岡県立大学の薬学部の場合、2次試験は物理か化学のどちらか1科目だけで受験ができます。
2次試験の科目が1科目の場合、年内でも少しは2次試験対策をしますが、3科目以内で受験できる大学の場合は基本的に放置しましょう。
年内は共通テスト対策に時間と労力を全振りして、共通テスト後の1ヶ月で2次試験科目を仕上げていきます。
もちろん理想論ではなく、超リスクの大きいプランなので、最悪の場合の措置として認識しておいてください。
次のポイントから国公立理系志望の理想的なスケジューリングの説明をしていきます。
ポイント② 共通テストのみの科目は10月に基礎を終える!
地方国公立志望の場合、2月後半に2次試験、1月中旬に共通テストと2回試験があります。
そのため、共通テスト対策をいつから始めるかが重要になります。
共通テスト対策は10~11月に集中的に行う!
地方国公立志望の場合、10月のうちに社会や国語などの共通テストのみの科目を終えましょう。
11月には河合塾が出版する共通テスト対策問題集のような参考書に入ることが目標です。
11月の対策に間に合わない場合は、社会・古文・漢文を最悪捨てるか、最低限の点数で乗り切ることを検討しましょう。
10月に共通テスト科目の基礎を終えるには?
10~11月で共通テスト対策を終えるには、8月のうちに英語・数学・理科の3教科は日大レベルを突破していることが理想的な目標になります。
さらに現代文も日大レベルを突破していると、共通テスト対策をじっくりと行えるためかなり有利になります。
英語に関しては、9~10月に地方国公立レベルを始めれば間に合いますので、数学Ⅲまで使う方は8~9月の間、英語よりも数学に比重を置いて勉強を進めましょう。
ポイント③ 3~6月の約4か月でやっておきたいこと!
英語は長文に入れるように進める!
6月までに日大レベルを突破することが理想的な目標になります。
日大レベル突破まで進めなくとも、長文の参考書に入れるところまで最優先で進めましょう。
理科は1科目を日大レベル突破、2科目目を基礎の途中まで進める!
例えば物理・化学の2科目を2次試験で使用する場合、物理は日大レベルを突破しておきたいです。
一方、理科第2科目の化学は、講義系の参考書を1通り読み終え、リードlightノートの化学基礎まで終わっているくらいの進度を目指しましょう。
数学は終わらない・・・
数学は基礎問題精講のⅠAⅡBが2~3周終わっていれば上出来です。
夏の間に数学Ⅲの基礎問題精講と日大レベルの過去問演習を固めつつ、地方国公立レベルの参考書で問題演習を行います。
英語、数学、理科1科目目を優先!
この3科目の出来次第で夏以降の優先順位が変わります。
理系科目はやったらすぐに点数が出るような科目ではなく、点数化するのに時間がかかります。
そのため春から年間計画を立てておかないとモチベーション面や、他の科目に時間を割かないといけないという焦りに繋がるので、この辺を把握したうえで春からの勉強スケジュールを組み立てましょう!
ポイント④ 文系科目の配点は低い!
「社会はいつから始めればいいですか?」、「漢文はいつから始めればいいですか?」といった質問は、国公立理系志望の生徒からよく相談される質問です。
国公立理系志望の方なら、共通テスト模試などで国語や社会を受験しているはずなので、それら文系科目の点数が気になる気持ちはよくわかります。
しかし、合格点を取るために、各科目の配点を考えると数学・英語・理科第1科目を優先して完成させるべきです。
また、先ほどの質問の解答としては、「社会と漢文は9月からで間に合いますが、数学は9月からではきついので、数学がポイント②で説明した進度まで進んでいない場合は社会と漢文は9月までノータッチでOK!」ということになります。
志望校別年間スケジューリングのポイント【国立理系編】まとめ
今回のブログで紹介した4つのポイントを踏まえて、理想的なスケジューリングを逆算した表としてまとめると以下のようになります。
2月後半 | 国公立2次試験 |
1月中旬 | 共通テスト(共通テスト対策が終わり次第2次試験対策に着手) |
11月まで | 共通テスト対策問題集を1冊終える |
10月まで | 共通テストのみの科目は基礎を終え、2次試験で使う科目は地方国公立レベルを終える |
8月まで | 数学・英語・理科1科目は日大レベルを突破 |
3月~6月 | 英語・理科1科目は日大レベルを突破、数学はⅡBまで2~3周終える |
国公立理系を目指す上で、大切なポイントは科目数と配点のバランスを考えてスケジューリングをすることです。
今日紹介したスケジューリングを参考に、科目ごとの進度目標と優先順位をつけ、試験日から逆算した計画を立てていただければと思います!
そして、立てた年間スケジューリングをもとに、適宜軌道修正をして進めていき、第一志望合格を目指しましょう!
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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