時代と流れで覚える日本史B用語の特徴・使い方 | 勉強の手順を解説
こんにちは!武田塾小田原校講師の中田です。
今回は、今年度から日本史ルートに新しく入った参考書の「時代と流れで覚える日本史B用語」について解説していきます。
いくら参考書が良質なものだとしても、正しい使い方をしなければ学力は伸びません。
そのため、本ブログでは「時代と流れで覚える日本史B用語」はどのような参考書なのか、どのように使っていけば良いのかを徹底解説していきます。
それではまず特徴から見ていきましょう!
時代と流れで覚える!日本史B用語の特徴
日本史の用語をインプットするための参考書
日本史の勉強には、インプットとアウトプットの2段階の学習が必要になります。
インプット:歴史を理解し、歴史用語などの知識を定着させる アウトプット:入試の過去問など、実践的な問題を解く |
この時代と流れで覚える!日本史B用語はインプットメインの参考書です。
この参考書は、共通テスト・次第入試の傾向ふまえて、入試でおさえておかなければならない重要用語が厳選されている参考書となっています。
流れと用語の両方をカバーしている
日本史のインプット作業では、
|
というように、流れと用語の2つを覚える必要があります。
今回紹介する時代と流れで覚える!日本史B用語は、流れと用語の両方をカバーしている参考書となっています。
そのため、この参考書を使うことで日本史の流れと用語を同時に覚えることが可能なため、入試対策の土台となる基本的な知識の定着がこの1冊でできます。
時代と流れで覚える!日本史B用語の構成
1テーマ見開き1ページ
この参考書は以下のような構成になっています。
左ページ | 右ページ |
各単元の内容を表や地図などでまとめてある。 →歴史の全体像を視覚的に把握できる! |
文章単位で書いてあり、その中で重要な用語が赤字で書いてある →文章で読んでいくため流れが理解しやすく、赤シートで用語を覚えられる! |
このように、60テーマ分すべて必ず1テーマ見開き1ページで完結しています。
構成要素の一覧とその役割(表)
時代をつかむ | 単元の内容をまとめた表と関連する地図などで構成されている。いつ何が起きたのかを視覚的に把握できる。 |
流れで覚える | 歴史の流れを一連のまとまった文章で説明している。戦乱の経過など歴史の流れを細かく理解できる。 |
重要用語チェック | 各テーマで押さえておかなければならない基本的な用語を掲載。 |
時代と流れで覚える!日本史B用語の使い方
ここから、時代と流れで覚える!日本史B用語の使い方について解説します。
使うタイミングは初心者向け参考書の後!
時代と流れで覚える!日本史B用語を使うタイミングは、初心者向け参考書の後がおすすめです。
流れを扱う参考書ではあるものの、全くの日本史初学者が最初に取り組む参考書としては少し難易度が高いです。
この参考書に取り組む前に、日本史入門の参考書や歴史漫画などの大まかな日本史の全体像が掴めるような参考書に取り組みましょう。
手順① 左側のページで大まかな時代の全体像を掴む
左ページで赤字になっている用語は、その時代を把握するのに重要な用語です。
この用語を中心に、表や図を見ながら時代の全体像を掴みます。
手順② 右側のページで流れと用語を覚える
次に、穴抜きされている「重要用語チェック」の部分を赤シートを使って覚えます。
この時、間違えた用語に/(スラッシュ)でチェックを付けておきましょう。
また、ただ穴抜きされている重要用語を暗記するのではなく、文章を読んで時代背景や前後の流れ、関連する人物などにも注目しましょう!
日本史が苦手な人は、暗記ができないから苦手意識を持ちます。
そのため、単純な暗記ではなく流れで覚えることを意識してみてください。
そして、必ず全て覚えられてから次の範囲に進むようにしましょう。
手順③ 左側のページに戻り、表や図で覚えた用語を整理する
そして再度左側のページに戻ります。
左側のページは政権や将軍などの世代ごとの出来事が載っています。
文化史だと作品名と作者が表や図になって書かれています。
左側のページは、手順①では大まかな時代を掴むために使いましたが、手順③では右ページで覚えた用語を整理するために使います。
表や図を使って、手順①で覚えた用語を整理します。
日本史の勉強において、ただがむしゃらに用語を覚えては大変です。
そのため、毎テーマごとに「整理」をすることで、ただがむしゃらに暗記せずに用語の定着をはかります。
手順④ 2週目以降に赤字部分を覚える
手順①~③を全テーマ終えたら、2週目に入ります。
1周目は「重要用語チェック(右ページ)」の用語のみを覚えましたが、2週目以降は文章中の赤字になっている部分も覚えます。
手順まとめ
左ページで時代を掴む ↓ 右ページで用語を覚える ↓ 左ページに戻り覚えた用語を整理する(2週目以降は文章中の赤字部分も覚える) |
時代と流れで覚える!日本史B用語の良い点
どの範囲も1テーマ見開き1ページで完結している
時代と流れで覚える!日本史B用語の良い点の一つ目は、どの範囲も1テーマ見開き1ページで完結している点です。
教科書や一問一答は時代ごとの量にムラがあるのに対し、この参考書はどの範囲であっても見開き1ページで完結しているため、量的な面での学習計画が立てやすいです。
表や図でまとめてあり視覚的に把握できる
時代と流れで覚える!日本史B用語の良い点の二つ目は、用語を覚えるページと、表や地図・年表が書かれているページで分かれている点です。
表や地図、年表があることで、覚えた用語の整理と出来事の時系列を視覚的に把握することが出来ます。
用語を文章単位で覚えられる
時代と流れで覚える!日本史B用語は、一問一答と違い用語を文章で覚える構成となっています。
つまり、用語単体で覚えるのではなく文章の中で用語を覚えていくため、戦乱の経過など歴史の流れを細かく理解できます。
時代と流れで覚える!日本史B用語の注意点
他でアウトプットが必要
最初にお話したとおり、日本史にはインプットとアウトプットの両方が必要です。
この参考書はインプットメインの参考書で問題が付いていないため、他の問題集や過去問などでアウトプットすることが必要です。
漢字を書く機会が無い
この参考書は赤シートを使って覚える参考書です。
そのため、手で書く機会がありません。
手で書く機会がないと、本番で漢字ミスをしてしまったりします。
志望校の日本史の問題に記述があるかどうかを確認し、記述形式の問題があるようであれば、一度漢字で書けるかどうかを確認しましょう。
時代と流れで覚える!日本史B用語の使い方まとめ
時代と流れで覚える!日本史B用語の使い方のポイントは、
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この2点になります。
使い方のポイントに注意して、効率よく日本史の勉強を進めていきましょう!
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