志望校別年間スケジューリングのポイント【国立文系編】
こんにちは!武田塾小田原校です。
今回のブログは、「志望校別年間スケジューリングのポイント 国立文系編」です。
受験生にとっての春は、“志望校に向けてどのように年間の計画を立てるか”ということが重要な時期です。
また、国公立は共通テストと2次試験で2回の試験をやらなければなりません。
本ブログでは、地方国公立の志望校に合格するための年間スケジューリングのポイントを解説していきます。
ポイント① 共通テスト対策は10月に始めよう!
地方国公立志望の場合、2月後半に2次試験、1月中旬に共通テストと2回試験があります。
そのため、共通テスト対策をいつから始めるかが重要になります。
共通テストを始めるタイミングは10~11月!
共通テスト対策は、10月~11月に始められるのが理想です!
なぜなら、11月末にある全統プレ共通テスト模試(駿台プレや河合塾プレなど)を本番想定で受けられるようにするためです。
2月後半 | 2次試験 |
1月中旬 | 共通テスト |
11月末 | プレ模試を本番想定で挑む |
10月~11月 | 共通テスト対策に着手 |
10月~11月に共通テスト対策に着手するためには?
10月~11月に共通テスト対策に着手し、11月末のプレ模試を本番想定で挑むためには、9月~10月に共通テストで使う全科目を終わらせる必要があります。
2月後半 | 2次試験 |
1月中旬 | 共通テスト |
11月末 | プレ模試を本番想定で挑む |
10月~11月 | 共通テスト対策に着手 |
9月~10月 | 共通テストで使う全科目を終わらせる |
9月までは、地方国公立レベルの勉強をします。(ポイント②で詳しく解説します!)
共通テスト対策で優先すべき科目
人によっては、10月~11月の共通テスト対策で全科目完成させる時間が無い場合があると思います。
その場合、優先すべき科目と比較的優先しなくても良い科目で分けましょう。
優先すべき科目は、
英語、数学、国語(特に現代文)です。
逆に、比較的優先しなくても良い科目は、
理科基礎、社会の2科目め、漢文です。
ポイント①まとめ
2月後半 | 2次試験 |
1月中旬 | 共通テスト |
11月末 | プレ模試を本番想定で挑む |
10月~11月 | 共通テスト対策に着手 |
9月~10月 | 共通テストで使う全科目を終わらせる |
優先すべき科目→英語、数学、現代文
比較的優先する必要のない科目→理科基礎、社会の2科目め、漢文
ポイント② 8月には日大レベルを突破、10月には共通テストで使う科目を完成させる!
9月~10月に共通テスト対策で使う科目を完成させる
まず、ポイント①の共通テスト対策が終わり次第2次試験対策に着手します。
また、ポイント①で9月~10月には共通テストで使う科目を完成させるとありましたが、9月~10月には同時に地方国公立レベルを仕上げる必要があります。
2月後半 | 2次試験 |
1月中旬 | 共通テスト(共通テスト対策が終わり次第2次試験対策に着手) |
9月~10月 | 共通テストで使う科目を終わらせる。地方国公立レベルを仕上げる。 |
9月~10月に地方国公立レベルを仕上げるためには?
9月~10月に地方国公立レベルを仕上げるためには、8月までに2次試験で使う全科目の日大レベルを突破する必要があります。
さらに、過去問や問題集を進め、戦える状態にしておくことも必要になります。
そして、8月までに2次試験で使う全科目の日大レベルを突破するためには、5月~6月で英語、数学、現代文は日大レベルを突破している必要があります。
2月後半 | 2次試験 |
1月中旬 | 共通テスト(共通テスト対策が終わり次第2次試験対策に着手) |
9月~10月 | 共通テストで使う科目を終わらせる。地方国公立レベルを仕上げる。 |
8月 | 2次試験で使う全科目日大レベル突破 |
5月~6月 | 英語、数学、現代文の日大レベル突破 |
3月~6月の英語、数学、現代文の進め方
ここでは、5月~6月英語、数学、現代文の日大レベルを突破するためには、3月~6月でどのように進めていけば良いのかを解説していきます。
-
英語
英語は、春の時点で長文に入れていると良いです。
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数学
数学は、「数学Ⅰ・A(Ⅱ・B)基礎問題精講」が終わっていると良いです。
そして、夏に演習を進めていくのが理想です。
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現代文
現代文は、「ゼロから覚醒はじめよう現代文」、「現代文 文章の流れが分かる読解トレーニング」に取り組み、さらにある程度演習を重ねていくのが理想です。
最も優先すべき科目は英語!
地方国公立レベルを進めるうえで、最も優先すべき科目は英語です。
そして次に優先すべき科目は現代文です。
現代文を優先すべき理由は、共通テストでは読むスピードと一般常識がとても重要になるからです。
読解力や読む力は科目問わず大事なことなので、なるべく早い段階で現代文の学び方や基礎知識の入れ方を確立する必要があります。
ポイント②まとめ
2月後半 | 2次試験 |
1月中旬 | 共通テスト。(共通テスト対策が終わり次第2次試験対策に着手) |
9月~10月 | 共通テストで使う科目を終わらせる。地方国公立レベルを仕上げる。 |
8月 | 2次試験で使う全科目日大レベル突破 |
5月~6月 | 英語、数学、現代文の日大レベル突破 |
科目の優先順位は、その他<現代文<英語です。
また、9月の時点で全く触れていない科目が無い状態だと良いです!
ポイント③ 国公立特有の試験対策を始める時期
理科基礎、社会2科目め、漢文
これらは全部一気にスタートすると失敗します。
これらの科目でおすすめの取り組み方は、「すぐに得点できそうな順に勉強する」です。
すぐに得点できそうな順とは、
漢文→社会2科目め→物理基礎→生物基礎
です。
重要なのは、夏から秋に向けて一科目ずつ段階的にスタートすることです!
英作文・記述
英作文や社会の論述など、国公立特有の記述問題の対策に関して解説します。
取り組む時期としては、日大レベルが終わった時点(地方国公立レベルのスタート時点)が良いです。
また、ペースは一気に取り組むよりもコツコツと少しずつ触れていくという感じで良いです!
リスニング
リスニング対策は、長文に入ると同時に始めるとよいです。
また、ペースは先ほどの記述と同じくコツコツと少しずつ触れていく感じで良いです。
ポイント③まとめ
・理科基礎、社会2科目め、漢文は、夏から秋に向けて一科目ずつ段階的に始める!
・記述、リスニングは、日大レベルが終わった後にコツコツと少しづつ進めていく!
国公立文系の年間スケジュールまとめ
ポイント① 共通テスト対策は10月に始めよう! ポイント② 8月には日大レベルを突破、10月には共通テストで使う科目を完成させる! ポイント③ 国公立特有の試験対策を始める時期 |
以上3つのポイントが国公立文系が年間スケジュールを立てる上で重要になります。
特に、国公立志望は共通テスト対策と2次試験で2回試験があったり、科目数が多かったり、記述や論述、英作文があったりと、対策すべき内容が多いです。
その中で大事なことは、一気に全部始めようとしないことです。
入試日から逆算し、何月までにどの範囲まで完成させればよいのか、完成させるためには今なにをすれば良いのかというように計画を立てることで、今やるべき勉強が明確になります。
そして、立てた年間スケジュールをもとに、適宜軌道修正をしていきながら進めていき、第一志望合格を目指しましょう!
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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