コツをつかんで効率的に!おすすめの暗記方法をご紹介
こんにちは。
東京大学理学部卒講師のFです。
皆さんは、受験と切っても切り離せない暗記はどのように行っているでしょうか。
今回の記事では、武田塾がおすすめする暗記方法についておさらいした後、私が受験生時代から大学での勉強まで用いていた、一般の考え方とは異なる暗記方法を紹介します。
単語帳等を使った単純な暗記作業が苦手という方には参考になると思いますので、ぜひ最後までご覧ください。
武田塾で指導される暗記法とは?
それではまず最初に、武田塾に入塾した学生が必ず教わる暗記方法について紹介します。
この暗記方法は受験勉強のベースとなるもので、多くの科目に応用することが可能です。
分かるものと分からないものを区別する
単語帳で単語を覚える場合を例にします。
まずは、単語帳で学習する範囲を決めたら、一単語ずつその意味が分かるかどうかを確認していきます。
ここで注意したいのは、何秒も考えてようやく意味が思い出せるというレベルの理解は、単語を覚えているうちにカウントしないようにすることです。
限られた試験時間の中では、単語の意味をスムーズに把握しながら文章を読むことが必要なので、単語を見て、2秒程度で意味が分かるものだけを、覚えている単語と見なすようにします。
この確認を行う際に、意味が分からなかったものに関しては、単語帳にチェックを書き込んでおきます。
分からないものを書き出して、少しずつ覚える
続いて、チェックのついた単語(意味が分からなかった単語)を、その意味とともにノートに書き出します。
単語によっては複数の意味がありますが、とりあえずは、その中の1つが分かるようにすることを目指しましょう。
つまり、1単語1訳で覚えていくということになります。
仮に40個の分からない単語を書き出したら、これらを10個のまとまりに区分して、10個単位で、覚えては確認テストをしてを繰り返して学習していきます。
最後に、全てを通しで確認して問題がなければ、単語の暗記は終了という流れになります。
覚えるべき単語数がこれよりも多い場合は、全体の半分、または50単語といったところで区切りを設けて、通しの確認作業を複数回行うようにすると、より理解が深まります。
まとめ|武田塾で教えている暗記方法
武田塾で教えている単語の暗記方法は以下のような流れになります。
1 単語を意味の分かるものと分からないものに区別する 2 分からなかった単語をその意味とともにノートに書き出す 3 適当な単位(10個がおすすめ)に分割して覚えていく 4 全体の半分や50個などの区切りで確認のテストをする 5 以下同様の作業を繰り返し、最後に全体を通しで確認する |
この暗記方法は、英単語だけでなく、古文単語、社会・理科の用語などにも応用することができ、機械的に暗記することが得意な学生にはとても有効な暗記方法だと言えます。
私が行っていた暗記方法
ここからは、私が受験生時代から大学での勉強まで行っていた暗記方法について紹介します。
一度も単語帳を使って武田塾式の学習を行ったことがないにも関わらず、以下の方法にいきなりチャレンジすると、個人の向き不向きや現状の学力を踏まえずに新しい学習法に挑戦することとなり、その場合は逆にハードルが高くなることが予想される点には注意してください。
必ず、一般的な単語帳を使った学習を一通りこなしてみて、それでもどうしても頭に入りにくかったり、定期テスト等の点数に結び付きにくかったりということがあった場合にのみ、以下の記事の内容を思い出して実践してみてください。
英語の学習法(単語・熟語)
私は、単語や熟語の学習を、それだけで独立したものとして考えていませんでした。
例えば、文法問題を解く中で分からない単語が出てきたら、その場で問題文や解答と関連づけながら記憶に定着させるというのが一例です。
また長文読解では、分からない単語や熟語があったら、とりあえずは意味を推測しながら最後まで読んで設問に答え、丸つけが終わった段階で、分からなかった語句を調べるようにしていました。
こうすると、ある単語が、どのような文章の流れの中で使われやすい単語であるかが分かるようになり、少なくとも私にとっては、単語帳で英単語とその意味を見比べながら暗記をするよりも、ずっと記憶に残りやすいと感じられました。
この学習法では、分からない単語を推測して文章を読み進める力も付きますので、より入試本番を想定した様式になっている点も優れているのではないかと思います。
単語帳を使う場合は、一語一訳だけでなく、例文にも目を通すようにすると、この学習法と同じような効果を得ることが出来ます。
理系科目の学習法
入試本番でスムーズに実力を発揮するためには、公式や問題パターンの把握といった表面上の理解で止めるのではなく、体で覚えるようなイメージを持てるまで学習を繰り返す必要があります。
野球を例に挙げれば、教本の「ヒットの打ち方」というページを何度も繰り返し読んで内容を暗記したとしても、実際にピッチャーの投げる球を打つ練習をしなければ、ヒットを打てるようにはならないという感じです。
このことを踏まえて、私は、とりあえず教科書の内容にざっと目を通したら、すぐに問題演習に入るようにしていました。
問題演習では、今までに学習した知識を動員しながら解き進めるようにして、どうしても公式の内容が思い出せない場合のみ、再び教科書を確認するようにしていました。
この学習法の良いところは、模範解答以外の解法を考える訓練もできる点だと思います。
私自身は、自分はそれほど勉強の才能があるとは思っていなかったので、センスは悪かったかもしれませんが、このようなぶつかり稽古的な学習法を用いていました。
これは数学だけに限ったことではなく、受験で利用した化学や生物に関しても同じで、繰り返し問題を解く中で、問題のパターンとそこで問われやすい語句や考え方を合わせて理解するようにしていました。
暗記を効率的に行う方法まとめ
特殊な勉強法を行う場合の前提として、最低限の知識を入れるための暗記を先に行うことが必要です。
ただし、それを繰り返し続けるだけでは、実際の入試問題を解けるようにはなりません。
この記事で紹介したような手順でインプットとアウトプットを繰り返し、解ける問題を増やしていくことが良いでしょう。
問題の中で出会った知識や間違えた内容は、単純な暗記を繰り返す時よりも印象に残りやすく、苦手を減らすためにはこのような学習法もオススメです。
暗記が苦手と言っている人は〇〇〇の回数が少ない!暗記を効率的に行う方法!
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