数学 基礎問題精講の使い方・勉強法【難易度・特徴】
こんにちは!
武田塾小田原校です。
今回は、入試数学の最重要事項を短時間で学べる参考書、「基礎問題精講」をご紹介していきます!
基礎問題精講の特徴やその使い方を徹底解説していきます。
基礎問題精講の特徴
基本的な問題を解く自然な発想を身につけることができる参考書
基礎問題精講は入門問題精講と同シリーズの参考書です。
難易度としてはこちらの方が高い問題が設定されていますが、どれも入試数学においては基本的な問題であり、絶対に解けるようにしておきたい問題ばかりです。
1つのテーマに対して例題と演習問題が1つずつ設定されていて、特に例題には模範解答の他にその問題のポイントや発想がまとまっている「精講」とその問題で学べることが書いてある「ポイント」が設けられています。
入門問題精講を使用したことがある人や、学校の教科書レベルの問題はすらすら解けるようになった人、青チャートなどの分厚い参考書をやる時間がない人などにオススメの参考書となっています。
この参考書を完璧な状態に仕上げることで、以下のような学力に達することが見込めます。
・日東駒専レベルの大学の入試で合格点を取ることができる。 ・学校の定期テストの勉強をしなくても高得点を狙えるようになる。 ・難関大学の数学の問題が読めるようになる。 |
基礎問題精講を完璧にするとこのようなメリットがあります。
基礎問題精講の構成
基礎問題精講は、ⅠA、ⅡB、Ⅲと3冊に分かれています。
また、1冊の中では、数学の各分野がそれぞれの章となるように構成されています。
それぞれの章は1つのテーマに対して例題と演習問題が1つずつ設定されており、例題を完璧にした後に演習問題をこなすことで演習量を稼ぐことができるようになっています。
入門問題精講と異なる点は、知識の整理が最低限に抑えられていることです。
メリットとしては、例題と演習問題に多くのスペースを確保することで、少ないページ数で沢山の問題に触れられるように工夫されていることです。
逆にデメリットとしては、問題を解く以前に必要な基礎事項である定義や公式のなりたちなどはあまり書いていないことです。
詳しくは後程説明しますが、入門問題精講や教科書などに戻り適宜復習をしていくことでこのデメリットは解決することができます。
丸暗記は絶対にしないこと
参考書の具体的な説明をする前に一つとても大切なことがあります。
それは絶対に丸暗記をしないと強く意識することです。
例えばxy平面上の2直線の平行条件と垂直条件は覚えていますか?
丸暗記をしてしまっている人は要注意です。
基礎問題精講にはこの知識の成り立ちや導出は説明されておらず、ポイントとして小さくまとめてあるだけになっています。
つまり、自分が丸暗記してしまっている公式や定理がないか常に意識して学習を進め、もしそうなっている知識があれば必ず入門問題精講や教科書に戻って復習することは必ず行って欲しいということになります。
実際の参考書の使い方
①まずは問題文だけをみて例題にチャレンジしてみる。
大問1つあたり2分程考えても手が止まってしまったら精講を読んでみましょう。
解法のヒントとなる内容が書いてあるので、発想が浮かんできたらそこから先は自力で解き進めましょう。
それでも手が止まってしまった場合は模範解答を確認しましょう。
②模範解答を読み、完全に再現できるようにする。
ここが数学の学習を進める上で最も大切なステップになります。
前提として、自力で解けた問題であっても必ず模範解答や精講は目を通すようにしてください。
模範解答を完全に再現できるようにするための意識として、2ヶ月後も自力でその模範解答を再現できるのか?という意識を持って取り組みましょう。
ただ模範解答を読んでいるだけの学習や、解法を丸暗記するような学習ではせっかく勉強した内容を次の日にでも忘れてしまいます。
手を動かしながら解法の数式を理解し、なぜその解法になるのか考えることで記憶力に頼らない真の数学力を身につけていきましょう!
③その日取り組んだ問題で学習した内容をアウトプットする。
1日に取り組んだすべての問題が完全に自力で再現できるようになったら、基礎問題精講を閉じてその日に学習した内容を大雑把に思い出してみましょう。
その際は数学が苦手な子に説明しても理解してもらえるかどうかイメージしましょう。
自分が先生になったことを想像して分かりやすい先生だなと感じてもらえるためには、公式や解法を丸暗記させるような授業はしないはずです。
イメージしたその子が、問題文だけを見て自然な発想で解法を構築できるような説明を目指して頑張ってみてください。
④演習量を稼ぎたい場合は演習問題にも取り組む。
まずはⅠA、ⅡB、Ⅲの例題を上の①~③のステップに沿って完璧にすることを優先しましょう。
基本的に演習問題に取り組む必要はありませんが、学校の定期テスト対策などで初見の類題が解きたい場合に限り該当する章の演習問題を解いても良いと思います。
基礎問題精講が完璧になったら次の参考書に進むか一度過去問にチャレンジしてみる。
・すべての問題が自力で解けるようになる ・すべての公式の内容と導出が理解できるようになる ・やや発展的な内容や別解も理解できると自信を持っていえる |
これらをすべてクリアできたら次の参考書や過去問に進みましょう。
特に理由がなければ次の入試標準レベルの難易度である重要問題集(数研出版)やハイレベル数学の完全攻略(駿台文庫)などに進むことをおすすめします!
また、このタイミングで一度日東駒専やMARCHレベルの過去問に挑戦してみるのもとてもおススメです。
実際の入試の問題に触れることで入試問題と今の実力のギャップを把握することができ、次の参考書を取り組む目的が明確化されるメリットがあります。
基礎問題精講の内容を隅から隅まですべてマスターしたのであれば数学の土台は盤石と言って間違いないでしょう。
次の参考書や過去問に進んで難易度が上がっても基礎問題精講で実践した勉強のやり方や意識は忘れずに取り組んでください。
更なる数学力の向上を目指して自信を持って先に進められるように応援しています!
【気になる一冊をまとめて紹介!!】数学精講シリーズ
参考書学習なら「授業をしない!武田塾」
私たち武田塾は、こうした参考書のノウハウだけでなく
・実際の使い方 ・受験当日までの長期的に見た参考書選び ・効率の良い正しい勉強方法 |
など様々な面からサポートしています。
もちろん、進路に関するサポートも行っています!
・何から勉強を始めたらよいかわからない方
・参考書選び、使い方でお困りの方
・自分のやっている勉強に不安がある方
は是非、無料の受験相談にお越しいただいてみてはいかかがでしょうか。
↓勉強の悩みを無料で相談したい方はこちら↓
3種類の申し込み方法からお選びください
①「無料受験相談」より、必要事項を記入の上、お送りください。
②「友だち追加」よりLINEをご登録後、受験相談希望の旨、メッセージをお送りください。
③ 校舎へ直接お電話頂き、受験相談希望の旨をお伝えください。 TEL:0465-22-3911 (受付時間13:00-22:00) |
◆武田塾小田原校◆
小田原駅近辺で大学受験の塾・予備校をお探しなら武田塾小田原校
TEL | 0465-22-3911 |
odawara@takeda.tv | |
住所 | 神奈川県小田原市栄町2-8-37-3F |
アクセス | JR・小田急小田原駅東口より徒歩3分 |