【大学受験】「生物」の勉強方法を徹底解説!レベル別に対策法を紹介
こんにちは。
授業をしない!でおなじみの武田塾小田原校です。
受験で使用する学生が少ないがゆえに、情報も少ないのが生物という科目だと思います。
今回は、そんな生物の学習法について、定期テスト対策から難関校対策まで、どのようなことに留意する必要があるかに触れながら解説していきます。
生物という科目の特徴
まず最初に、生物という科目の特徴について解説していきます。
皆さんが持っているイメージと合致する部分と、意外と知られていない部分がありますので、生物を受験科目に使おうと考えている学生はよく読んでみてください。
暗記することが多い
一般的に言われていて、多くの学生に知られているのは、生物は他の理系科目と比べて、暗記事項が非常に多いということです。
参考書コーナーに行けば、「生物必修整理ノート」のような、暗記をすることに特化した参考書が売られていることからも、生物の学習には暗記が不可欠であることがよく分かります。
しかしながら重要なのは、暗記だけで点数が取れる試験と、暗記だけでは高得点が狙えない試験が生物には混在していることを知っておくことです。
これについては、試験対策の項で詳しく解説します。
考察問題・記述問題が多い
生物を勉強した学生以外にはなかなか知られていないのは、生物の受験問題では、国語の読解問題のような要素が多分に含まれていることです。
場合によっては、問題用紙3ページにもわたる未知の実験に関する説明文を読んで、その内容を自分の知識で分析しながら考察していくこともあります。
また、数字や語句を埋めて終わりという問題以外にも、「◯◯文字で解答しなさい」「◯◯行で説明しなさい」というように、自分の言葉で分かりやすく分析した内容を記述させる問題も多く出題されます。
このことを考慮すると、単に用語を覚えるようなインプットだけでは太刀打ちできないタイプの問題も出題されるため、難関校を狙う場合は、アウトプットを意識した練習も必要だと分かります。
各試験別対策法
続いて、定期テスト・共通テスト・中堅私大、難関国公立に区分して、それぞれの試験対策で必要なことを解説していきます。
定期テスト対策
定期テスト対策で重視することは、試験範囲に含まれる用語を完璧に覚えることです。
定期テストレベルでは、難解な考察問題が出題されることはまずないので、基本的な語句を問われる問題で失点しないようにしたいです。
語句を完璧に覚えることができたら、いくつかの関連するワードを用いながら、何かしらのテーマを説明する練習をすると良いです。
例えば、「呼吸」というテーマについて、「酸素」「二酸化炭素」「解糖系」「クエン酸回路」「電子伝達系」「ATP」などの語句を用いながら説明することができれば、十分な理解が備わっていることが分かります。
いずれにせよ、教科書から逸脱した内容の出題はほぼないはずなので、学習の中心には、教科書や資料集を据えることをオススメします。
例外として、学校で扱った実験に関する出題がある場合は、その実験プリント等にもよく目を通しておく必要があります。
共通テスト対策
共通テスト対策は、生物基礎の範囲に関しては、学校の定期テスト対策とほぼ同じと考えてもらって大丈夫です。
基礎的な用語と、その用語が関連するテーマについて理解できているならば、過去問や予想問題集で傾向に慣れるだけで問題ないです。
逆に、知識に抜けがある場合は、早めに前述の「生物必修整理ノート」等で、インプットを行うと良いでしょう。
生物の範囲は生物基礎とは異なり、読解問題の占める割合が多くなっています。
しかしながら問題の難易度自体は易しく、第1回の共通テストに関して言えば、正しく文章を読み取る力があれば、生物の知識がなくてもそれなりの得点ができたように思います。
このようなタイプの試験で高得点を取るためには、文章に書かれている内容を細かく整理しながら読み進めることを、普段から意識して学習することが重要になってきます。
問題集の知識問題の穴埋めを行う場合でも、単に語句を記入して終わるのではなく、その語句と関連する語句を連想してみたり、語句を解説している資料集の図や表をイメージしたりすることで、少しずつ実戦に使える知識や発想力が蓄積されていきます。
問題形式はセンター試験から大きく変わったので、予想問題集等での対策は必須です。
中堅私大対策
中堅私大に関しては、大学ごとにやや異なる部分もあるので、最終的には自身の受験する大学の過去問を研究することになりますが、一般的には、語句の正しい理解を問う設問が多い印象です。
分かりやすい穴埋め問題の他に、短い文章の正誤を判断する問題等も出題されます。
これらの対策としては、語句を単なる文字の暗記として終わらせないことが重要になります。
定期テスト対策の項でも書きましたが、複数の用語を用いながら、ある1つのテーマについて自分の言葉で説明できるようにする練習が有効です。
教科書の内容を完璧にすることは絶対に必要で、その上で、資料集に小さく書かれているコラム等にも理解の範囲を広げていくことが学習の基本となります。
穴埋め問題や正誤判定問題の他に、考察系の問題が出題されることもありますが、多くは典型的な内容を扱ったものであるため、問題集で対策すれば十分に対応できます。
しかしながら、初見の実験を考察する問題の比率は少ないがゆえに、典型問題で練習を積んだ受験者全体の得点率は高くなる傾向にあることは注意する必要があります。
難関国公立対策
難関とは言っても、やはり大学ごとに差はあるため、まずは自分の志望校の出題傾向をよく分析することから始めます。
今回の記事では、最も出題頻度が高く、かつ受験生が得点できないと思われる初見の実験に対する考察問題の攻略法について解説します。
初見の問題を解く場合は、まずはその問題が、高校で学習するどの分野に含まれる問題なのかをイメージすることから始めます。
これにより、今までインプットした知識の中から、どの知識を引き出して解いていけば良いかの目処が立ちます。
続いて問題文を読み進めていきますが、多くの実験は仮説→実験→考察→まとめという順で進んでいきます。
設問は、この仮説・実験・考察・まとめのそれぞれの部分に対応するように設定されることが多いため、設問に答える場合は、どのあたりの問題文を入念に読めば良いかの見当をつけることができる可能性があります。
基本的には、問題文は全て読んだ上で設問に取り掛かりますが、問題文の構成を意識しながら読むことができるようになると、知識を整理して解答につなげやすくなります。
考察系の問題は、インプットが十分にできた状態で、問題文を丁寧に読み解くことができれば、高得点を取りやすい作りになっていますが、多くの受験生は、問題文を丁寧に読み解くという作業ができていないために、なかなか得点に結びつかないように思います。
この力を身につけるためには、日頃から未知の実験を扱う問題の演習を欠かさないようにすることが大事です。
この際に、分からない問題はすぐに答えを見てしまうのではなく、時間がかかっても良いので、今までの知識を総動員しながら、なんとか文章を読み解くように訓練すると良いです。
このあたりの考え方は、数学において、発想力を鍛えるために、難問に時間をかけて取り組むことと似た部分があると言えます。
各試験の対策方法まとめ
定期テスト | 教科書、資料集を中心に、基本的な用語を完璧にする |
共通テスト生物基礎 | 基本的な語句を押さえた上で、予想問題集で演習 |
共通テスト生物 | 短めの考察問題の内容を正しく理解できるようにする |
中堅私大 | 基本的な用語を難しい形式で問われるため、対応する問題集で対策する |
難関国公立 | いくつかの方針を持った上で、時間をかけて問題に取り組む練習をする |
生物はこのように対策していくとよいでしょう。
やみくもに勉強することは避け、自分がどのような勉強をしていけばよいのかを考えて対策をしていきましょう!
武田塾では、このように各教科をどのように勉強していけばいいのか日々サポートをしています。
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