記述模試はいらない?|河合、東進、駿台模試などの特徴、難易度も
こんにちは。
授業をしないでおなじみの武田塾小田原校です。
本日は、「記述模試」をテーマにお話を致します。
「記述模試を受けるべきか、受けないべきか...」
多くの受験生が悩みとしているテーマだと思います。
そんな記述模試について、解説をしていますので、是非ご覧ください。
記述模試は受けるべき?いらない?
記述模試は必要?
Ⅰ.第1〜2志望校で記述式の問題が出る大学を志望している人は受験しよう Ⅱ.志望度が高い大学で、昨年度は記述式の問題の出題がなかった →「過去5年で記述問題が出題されていた大学」を受験する人は”アリ” |
「第1〜2志望校で記述式の問題が出題されないが、志望度の低い大学で記述式の問題が出る」
というパターンは記述模試を受ける必要はないでしょう。
こうしたケースは、志望する大学の過去問の対策で十分です。
志望度が低い大学のために記述模試を受けるのは、時間や労力がもったいない
からです。
志望度が高い第2志望までなら、進学の可能性も比較的高いので、
合格に向けて万全を期すためにも、記述模試を受験してみることをおすすめします。
続いて、上記Ⅱのケースの場合についてです。
このような大学を志望している方は、
・試験方式が変わる可能性がある
・記述試験が復活する可能性もなくはない
ので、年に1度は受けてみるのも良いかもしれません。
その場合、本番直前の記述模試のみ受験するので問題ありません。
模試は多くの場合、本番直前以外では出題範囲が狭まっている場合が多いです。
本番に対する本当の実力を図りたいのであれば、
直前の模試を受けるのがベストであると言えます。
記述模試を受ける意義
記述模試を受ける意義として、以下の点が挙げられます。
自身の考え方の過程などを整理し、採点者に分かりやすく、伝わりやすくするため |
マーク式の試験は、解答を機械が読み取っていることがほとんどです。
しかし、記述式の問題は採点者によって採点がされています。
「考え方や答え方はあっているのに、伝わりにくい文章などで採点者に伝わらない...」
これが非常にもったいないです。
自身の解答を採点者に伝わりやすく簡潔にまとめることが記述式試験では必要になります。
しかし、このような力を身につけるには、実際に記述式の問題を採点をしてもらう場でなければ、なかなか対策はできません。
記述式模試の受験する方は、
「返却された解答のどこが間違いで何が正解と捉えられていたか」
に着目をしてみてください。
また、日本史のみ記述試験が必要な方でも、記述模試を受ける意味はあります。
その理由として、
「問われていることを理解し、漢字ミスなく用語を正確に記述する」
というように、マーク式とは違い、記述式試験では難易度や解答の仕方が変わるため、対策が必要となってくるためです。
記述式試験で大切なことは、「自分の考え方の筋道を分かりやすく採点者に伝える」ことです。
記述模試の受験を検討している方は、ここが出来ているかをしっかりと確認してみてください。
関連動画①:
マーク式では取れるのに記述式で取れない!その逆も然り!原因と対策方法を教えます!!|受験相談SOS
河合塾、東進、駿台など 各模試の特徴や難易度
記述模試の種類
1.河合塾 全統記述模試 2.東進 早慶上里・難関国公立大模試 3.駿台 駿台全国模試 4.代ゼミ 大学入試プレ |
各記述模試の難易度・受験者層
模試 | 難易度 | 受験者の層 |
河合塾 |
標準 |
普通 バランスよく、最も受験者が多い |
東進 |
標準~やや難 |
普通 受験者の多くは東進生 |
駿台 |
標準~難しい |
高い 学力トップ層が多く受験 |
代ゼミ |
やや易しい |
普通 受験者の多くは代ゼミ生 |
河合塾の記述模試の特徴
全統記述模試は河合塾が提供している模試で、多くの受験者に利用されている模試です。
毎年多くの受験者が利用している模試ですので、
志望校判定や偏差値などの判定は信頼度が高い
ことに特徴があります。
国公立大学の二次試験や私立大学で必要となる記述力や論述力の実力を判定することができます。
全統記述模試はドッキング判定が利用できるのが大きな特徴です。
河合塾が提供している、
・全統共通テスト模試
・全統記述模試
この2つの模試の結果を「ドッキング」することで判定してくれます。
国公立大学の実際の入試と同様に「共通テスト+二次試験」の総合判定結果を知ることができますので、国公立大学を志望している方にとってはオススメの模試です。
(例) 第1回全統共通テスト模試+第1回全統記述模試→ドッキング判定 |
難易度は、標準的とされています。
多くの受験生に利用されている模試ですので、悩んでいる方は、まずはこの「全統記述模試」を受けてみることをオススメします。
ただ、多くの受験生が利用する模試だけに、問題の傾向は多くの大学に広く対応したものとなっています。
そのため、特定の大学の入試問題を想定したい方にとっては、イマイチかもしれません。
東進の記述模試の特徴
東進の記述模試は2種類あります。
1.早慶上理・難関国公立大模試 2.全国有名国公立私大模試 |
東進模試の特徴は、
毎回の模試で入試本番を想定して作られている
ことにあります。
受験生向けの模試であれば、受ける時期に関わらず、出題範囲が高校の内容全てとなっているのが最大の特徴です。
また、模試の成績表が最短5日で返却されることも特徴の1つです。
より早く、自身の現状の学力を知りたい方にとってはオススメと言えます。
また、それぞれの志望校に合わせて、模試が用意されていることから、ある程度、志望校に特化した模擬演習ができるという利点もあります。
しかし、受験者は河合塾や駿台模試よりも少なく、受験者の多くが東進生であることから、判定などの正確さなどは微妙、という点もあるようです。
駿台模試の特徴
駿台の記述模試は主に2種類あります。
1.駿台全国模試 2.駿台・ベネッセ記述模試 |
駿台模試の特徴として大きいのが、その難易度にあります。
特に、「駿台全国模試」は他の模試と比較しても、最も難易度が高く、また受検者のレベルも高いことが特徴です。
難関国公立や医学部などを志望している方にとっては、自分がトップクラスの受検者層の中で、どのぐらいに位置しているのかを知りたい方にとってはオススメの模試と言えそうです。
逆に、MARCHレベルの私大志望者や中堅国公立を目指している方にとっては少し難しい模試と言えます。
そんな方は、「駿台・ベネッセ記述模試」を受験することをオススメします。
「駿台・ベネッセ記述模試」は、全国模試よりもグッと難易度は下がるものの、高校単位で導入されている模試のため受検者層は広いことが特徴です。
より広い受検者層の中で、自身の位置を知りたい方にとっては、この模試が適していると言えるでしょう。
また、「駿台・ベネッセ記述模試」でもドッキング判定システムが採用されています。
「駿台・ベネッセマーク模試」との結果を「ドッキング」することで、より正確な志望校判定結果が分かります。
代ゼミの大学入試プレの特徴
代ゼミの模試は、大学別の入試問題に合わせた模試の種類が豊富にあるのが特徴です。
また、他塾よりも早い段階で大学別の模試を展開しています。
「志望する大学の本番の問題にいち早く触れたい!」
「場数を踏んで慣れたい!」
という方には適していると言えるでしょう。
しかし、受検者数が少ないことから、判定の正確さは少し微妙という意見もあるようです。
関連動画②:
【あなたの質問にドンドン答える!!】模試の判定はどこまで信用できるの!?|《一問一答》教えて中森先生!!
記述模試は志望校によって判断しよう!オススメは河合、駿台模試
記述模試は、
「自身の第1~2志望校の入試で、記述式の試験がある方」 |
は一度受けてみることをおすすめします。
特に、河合塾模試・駿台模試ではドッキング判定が使用できるのでおすすめです。
マーク式模試と合わせて活用することで、より正確な結果が分かります。
積極的に活用してみてくださいね。
模試についての記事は、下記リンクにも掲載しています。
こちらも是非チェックしてみてくださいね。
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