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大学受験でおすすめの勉強計画の立て方を解説!コツは逆算

大学受験でおすすめの勉強計画の立て方を解説!コツは逆算

こんにちは。

授業をしない!でおなじみの武田塾小田原校です。

今回は、受験に向けた勉強計画の立て方について解説していきます。

大学受験を考えているけれども、まだ具体的に何から始めたら良いか分かっていなかったり、自分のやり方に不安があったりする方は、ぜひ参考にしてみてください。

高校生におすすめの勉強計画の立て方を解説!コツは逆算【大学受験】

 

大学受験に向けて、自分の現状を把握し、逆算して勉強計画を立てよう

志望校に受かるためには、盲目的に学習を進めるのではなく、自分の現在の実力を理解した上で、そこから逆算して計画を立てることが重要になります。

自分の実力を把握する場合は、以下の3点を基本に考えてみると良いでしょう。

① 現状の学力を知るために、以下の3点をチェック!

1.学校の進度は受験に間に合うペースになっているか?

これは高校1年生から3年生が意識するべきポイントになります。

中高一貫校や特別なカリキュラムを組んでいる学校に所属していて、進度が早く、3年生の段階で受験対策が十分にできるのならば問題はないですが、自分の高校がそうでないならば、学校の勉強だけに頼っていては不安があります。

大学受験を真剣に考えるのならば、高校の先生に、今後の進度について相談してみることをおすすめします。

早い段階で進度が遅いことに気づければ、それを補うためにやるべきことを計画しやすくなります。

2.学校の定期テストでは高得点が取れているか?

学校の定期テストは、基本的な学力が身についているかを確認することに使えます。

進学校では、中間テストや期末テストに大学の過去問を用いることもありますが、一般的には、学校の授業で扱った教科書の範囲から出題されることがほとんどだと思います。

このような基礎的な範囲の理解が不十分な状態では、受験を見据えた時に必要となる難しい参考書に進むことができません。

すなわち、学校のテストで高得点が取れていない場合は、勉強計画もそれに合わせて、入門レベルや基礎レベルから始めないといけないことになります。

ここで時間を取られてしまうと受験に成功する確率がグッと下がってしまうので、学校の授業は疎かにしないようにしましょう。

3.模試を活用できているか?

最後に一番重要なのが、模試で自分の現在の学力を測定することです。

これは、高校1年生から既卒生までに当てはまる実力判断方法になります。

模試の使い方は非常に多岐に渡りますが、ここでは、偏差値と苦手範囲の把握という2点について紹介します。

偏差値については、こちらの記事『偏差値が上がるのに必要な期間はどれくらい?勉強法は?【大学受験】』で詳しく書いていますが、簡単に言えば、模試の受験者の中で自分がどの程度の位置にあるかを数値化したものです。

志望校ごとに目標偏差値も定められているので、現在の自分の学力と志望校に要求される偏差値の間にどのくらいの差があるかを理解すると良いでしょう。

また、模試によっては、出題分野ごとに、どの程度の得点ができていたかをグラフで表示してくれるものがあります。

これを見ることで、自分がよく理解できている範囲と苦手な範囲を把握することができるので、勉強計画を立てる時の助けになります。

分析

② 現状の学力をもとに、使用するテキストを決めよう

現在の自分の実力を把握することができたら、次は使用するテキストを決めていきます。

テキストの決定方法は、大まかには以下のように考えると良いでしょう。

高校入門レベル

高校入門レベルのテキストから始める必要があるのは、以下のような条件に該当する場合です。

・学校の進度を先取りする場合

・学校の定期テストで平均点が取れず、基礎が身についていないと判断される場合

・平均的な難易度の模試の偏差値が50未満である場合

上記に該当する科目に関しては、高校入門レベルの参考書を用いた学習から始めることが必要です。

教科書の内容を分かりやすく解説し直したようなものが難易度の目安になり、英語文法ならば「大岩の超基礎英文」、数学ならば「やさしい高校数学」などが該当します。

参考書①.pptx

高校基礎レベル

高校基礎レベルのテキストは、入門レベルよりもやや難しい内容を扱ったテキストで、高校で学ぶ一般的な内容を押さえて、受験に向けた演習への橋渡しとなるような内容となります。

この参考書の学習が必要となるのは、以下のような場合です。

・高校入門テキストが終わった場合

・学校の進度を先取りする場合

・高校の定期テストで高得点が取れているが、より理解を深めたい場合

・平均的な難易度の模試の偏差値が50程度である場合

英語文法ならば「NextStage」、数学ならば「基礎問題精講」などが該当します。

参考書②

高校発展(演習)レベル

入門や基礎レベルが完璧になったら、次は、実際の入試問題の形式に即したテキストを用いて、より実践的な演習を踏む段階に入ります。

このレベルの参考書に取り組む目安は、以下のようになります。

・高校基礎レベルのテキストが終わった場合

・模試の偏差値が50を超えて、60を目指していく場合

重要なのは、全ての科目の進度が同じになることはないと理解しておくことです。

英数は発展レベルからのスタートだとしても、理科は基礎レベルからということもありますので、自分の現在の実力に即したテキストを用いるようにしましょう。

英語文法ならば「英文法ファイナル問題集」、数学ならば「数学重要問題集」などが該当します。

参考書③

過去問・最難関レベル

発展レベルが身についたら、過去問演習に入ります。

例外として、旧帝大、医学部、早慶などを目指す場合は、過去問の前に、各分野の最難関レベルの参考書を1冊終えておくと良いでしょう。

ここからは、自分の弱点分野を把握して、苦手を克服していく作業が主になるので、英語ならば分野別の問題集を活用したり、数学ならば1冊の参考書でも苦手な範囲を特に周回したりすることが勉強の基本になります。

③ 年間計画を立てよう

使用するテキストが決まったら、年間の計画を立てます。

現役・既卒かや、現在の偏差値によって計画のパターンは変わってきますが、ここでは例として、1年間で偏差値を40程度から60まで上げる計画を紹介します。

入門レベル

新学期もしくは浪人生活が4月から始まったら、まずは4月と5月の2ヶ月を使って入門レベルを固めます。

前述の通り、偏差値が40程度ということは、教科書レベルの内容が身についていないということになりますので、まずはそこまでの実力をつけることに専念します。

英語や数学などは特に積み重ねが重要となる科目なので、この段階の学習を疎かにしないように注意します。

基礎レベル

入門レベルを終えたら、6月から8月までの3ヶ月で基礎レベルの学習をします。

入門レベルのテキストは比較的簡単な構成になっていますが、基礎レベルからは、解説が簡略化されたり、ボリュームが増えたりするため、入門レベルよりも長い3ヶ月を学習期間とします。

このレベルの事項を完璧にしないと、次のステップである発展問題を解いていくことができないので、中途半端な状態で終えることがないようにします。

発展レベル

発展レベルには、9月から11月までの3ヶ月を学習期間として設定しますが、科目や得意不得意によってこの期間は減ることもあります。

計算方法や思考過程を問題ごとに当てはめることを覚えていく必要のある数学は、習得までに時間がかなり必要となりますが、暗記が得点に結びつきやすい理科社会に関しては、それほど時間がかからずに得点できるようになる可能性もあります。

この場合は、理科社会にかける時間配分を減らし、その分を数学やその他の苦手科目に振り分けるなどの工夫が必要となってきます。

過去問レベル

12月と1月は過去問演習の時間とします。

発展レベルの問題集を完璧にすれば、偏差値60程度の大学受験に必要な学力は身についているはずなので、ここからは、志望校の傾向を掴むことに時間をかけます。

過去問を用いた学習法の具体例はこちらの記事『過去問、赤本を効率的に活用する勉強法 使い方を間違えたら不合格!?』で紹介していますので、ぜひご覧ください。

参考動画①:【ざっくり年間計画】一気に年明けから逆算して考えれば今やることが見えてくる!!|受験相談SOS

 

参考動画②:受験勉強の年間スケジュール!ざっくり春夏秋冬ごとにやるべきこと!!|受験相談SOS

 

逆算計画で逆転合格を目指そう!

小さな目標

大学受験に向けて勉強計画を立てる際は、自身の現状の学力をまず把握した上で、志望校合格までの期間や学力を逆算して計画を立てましょう。

実は、勉強計画をしっかりと立てることは「逆転合格」するために非常に重要です。

逆転合格を成功させた方のほとんどは、逆算した勉強計画を元に、【必要な勉強・参考書】【不必要な勉強・参考書】をしっかりと把握し、必要なことだけを勉強します。

これが逆転合格を実現する、大きな要因となるのです。

しかし、多くの受験生は逆算した勉強計画というものを立てていません。

その結果、のんびりと勉強を進めてしまい、受験直前にやるべき勉強・参考書が終わっていないと焦り始め、実力が十分に伴っていない状態で受験当日を迎えてしまうのです。

こうした例は、受験生の失敗パターンとして非常に多く挙げられます。

受験直前にこうした失敗をしないように、今の内からしっかりと勉強計画を立てましょう。

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