こんにちは。
授業をしないでおなじみの武田塾小田原校です。
GWが終わり、いよいよ「模試」の時期が近づいてきました。
武田塾では、塾生を対象として「武田塾模試」が実施されます。
そんな模試で受験生が初めに悩むのが、「志望校の書き方・選び方」です。
「まだ具体的に志望校なんて決まってない!」
「模試の志望校はどこを書けばいいの?」
のような疑問に思っている方は多いと思います。
そこで今回は、模試の志望校の選び方をご紹介しながら、自身の志望校選び・受験戦略にも役立つお話をしていきます。
これは武田塾模試以外の、河合塾の「全統模試」や他の模試を受ける方にとっても参考となるお話だと思いますので、是非見てみてくださいね。
"志望校"欄の書き方の 基準 と ポイント
第一志望校を基準に考えよう
まず、模試を受ける意義として、「志望校と自分の実力の距離が分かる」というものがあります。
模試は志望校への「合格可能性判定」や「自分の解けなかった問題・弱点」を分析してくれるので、
・志望校と自分の実力の差 ・志望校に合格するために必要なこと |
が、数字に基づいた具体的なデータで分かるようになります。
だから、模試を解くのです。
ですので、必ず志望校の1番目には「自分の本当に行きたい大学と学部」を嘘偽りなく書きましょう。
ここで受験生がやってしまう大きなミスとして、
「自分には無理そうだから…」
「まだその大学の名前を書くのは不相応だから…」
「自分の実力にあった大学を書いておこう…」
といったように ”本当に行きたい大学を書かない” ということです。
先ほども申し上げたように、「模試は自分と志望校の差を知る」ために受験をするので、このようなもったいないことはやめましょう。
★模試の志望校の1番目は「自分の本当に行きたい大学と学部」を書こう! |
第2志望校以下 はそれほど重要ではない
まず最初にはっきり申し上げますと、「2番目以降の志望校はどこでもいい」というのが本音です。
自分と志望校との距離を測るのが目的ですので、どこでも良いです。
興味のある大学の名前を書いてみましょう。
とはいえ、「全く基準を設けない」のは正直もったいありません。
第2志望以下の大学は、「第1志望校よりも、ワンランク下の大学」を書きましょう。
★第2志望以下は「第1志望よりもワンランク下の同系統の大学」にしよう! |
偏差値帯について
大学のランクは、一般的に「偏差値帯」という基準で括られています。
この偏差値帯は、大学のレベル知る上で重要な情報です。
大学の偏差値帯が確認できるサイトを以下に記載しておきますので、確認してみてください。
志望校設定の例
1.第1志望:首都圏国公立レベル → 第2志望:早慶上智レベル 2.第1志望:早慶上智レベル → 第2志望:MARCHレベルの大学 3.第1志望:MARCHレベル → 第2志望:日東駒専レベル |
上記によくある志望校設定の例を記載しました。
第2志望校選定の基準は、第1志望校よりも「2.5~7.5」偏差値が低い大学を設定すると丁度良いです。
第1志望校以外の大学は、夏や秋頃に決めていければ良いです。
ですので、現段階では偏差値帯を散らして、「どのレベルの大学なら、実力が足りているのかをはかる」目的で、第2志望校以下を設定してみましょう。
大学の受験科目は事前に調べておこう
模試を受験する前に、自分の書いた志望校の受験科目はしっかりと調べておきましょう。
理由は、各大学の学部ごとに「合格の判定に使われる科目が変わる可能性がある」からです。
例) 第1志望「早稲田大学 政治経済学部」 受験科目:英語、国語(漢文含む)、数学、選択科目 第2志望 「明治大学 政治経済」 受験科目:英語、国語(漢文除く)、選択科目 |
上記の例を元に説明します。
早稲田大学と明治大学の「政治経済学部」では受験科目が異なります。
早稲田大学の方は、受験科目に「漢文」が設定されています。
また、数学が必須科目となっています。
逆に、明治大学は「漢文」は含まず、数学も選択科目とされています。
このように、志望校によっては「漢文を解かなかった」などの場合に、併願校の判定が出なくなってしまうという危険性があるのです。
このようなことが起こらないために、受験科目は事前にしっかり調べておくことが無難です。
模試を受ける前に、事前に大学の受験科目はよく調べておきましょう。
★第2志望校は第1志望校より「2.5~7.5」偏差値の低い大学がオススメ ★模試を受ける前に、大学の受験科目を調べておこう |
最低でも1~2校は”安全校”を設定しよう
受験戦略を考える上で重要となるのが、「安全校」の存在です。
これは特に、「どうしても現役で大学に行きたい...」と考えている方にとっては最も重要だと言えます。
年間3~4回ある模試の中で、最終的には併願先の一つとして「安全校(確実に合格する大学」から選定をする必要があります。
もちろん 現段階では具体的な志望校を決めておく必要 はありません。
しかし、「どのレベルの大学であれば、確実に合格することができるのか」を情報として集めておくことは、入試直前の受験戦略を立てる際、「選択肢を広げることのできる情報」となります。
ですので、自分の現状の偏差値や学力から「確実に合格できそうな大学」を1~2校書いておくことをオススメします。
★第4志望校以下で「安全校」を1~2校設定しておこう。 |
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