こんにちは! 武田塾小田原校 です。
そろそろ7月を迎えるころですが、勉強は順調でしょうか?
「8月には勝負の夏休みが始まってしまうのに、思うようにやる気が出ない...」と悩んでいる方はいらっしゃいませんか?
今回はこの「どうしてもやる気が出ない時の原因と対策」をテーマにお話し致します。
やらなくてはならないと思っているのに、「なかなか行動に移せず、やる気も出ない」ということは誰しも少なからず経験していることでしょう。
こんな時、一体どのように対処していけばよいのでしょうか。
実は「やる気が出ない原因」は脳科学や心理学的な面で既に解明されています。
そして、効果的な対処方法も発見されているのです。
勉強でやる気が出ない時の原因別に分けていますので、自分に当てはめながらこの記事を見てみてくださいね。
やる事が漠然としている
人はやらなければならない事、やるべき事が漠然としているとやる気が出せません。
目標がたくさんあったり大きすぎたりすると、何から手を付けていいかが分からなくなります。
すると、やる気はあるのにそのエネルギーをどこに向けたらいいのかが分からずにモヤモヤとした状態になります。
この悩みは受験相談でもよく出てきます。
「志望校を難関私大にしてずっと勉強をしていたが、7月からやる気が出なくなってしまった」
「勉強といっても何をすればいいか分からず、やる気が出ません」
こうしたお話はよく耳にします。
この状態が続くと、結局何も考えないまま時間だけが過ぎ、結局何もやらないままで終わってしまうようになってしまうのです。
肌感ですが、この心理状態になってしまっている子の特徴として「現役生の時に全落ちして、浪人をしている子」に多いパターンのような気がします。
では、この状態を解決するためには一体どうしたら良いのでしょうか。
「やる気が漠然としている」問題の解決策
こんな時はまず初めに「何をやるか」を決めてしまいましょう。
最初の行動を決めてしまうことで、まずはそれに向かって行動をするようになります。
そうすると、エネルギーの向かう先が明確になり徐々にやる気が出てきます。
また最初の行動を決めて行動することで課題点が見え、その解決のために動こうとします。
そうすることで2つ目以降の行動も起こせるようになり、やる気が維持されていくようになっていくのです。
こうしたテクニックは、コーチングやコンサルティングの世界では「スモールウィン」と呼ばれているそうですね。
最初の行動を起こし、小さな成功を収めることで課題の達成が出来るようになるというテクニックのようです。
皆さんも「やる事が漠然としていてやる気が出ない」時はまずは最初の一歩を決めて動いてみましょう。
例)
・学校の定期テスト勉強、何から始めたらいいかやる気が出ない
→ まずは「どの科目から始めるか」だけでも決めてみる
・受験勉強、何から始めたらいいか分からない
→ まずは 武田塾に「初めの参考書について」相談してみる
など、自分の中でハードではない、簡単な行動を1つ行ってみましょう。
いろいろなことが完了できない
日々の学校の宿題に加え、部活動、塾での課題など、生活の中で「やらなければならないこと」が積み重なってくると、やる気がなくなってしまいがちです。
また、積み重なったものを一気に処理しようとすると中途半端な結果で終わってしまう、なんてことも。
この「いろいろなことが完了できず、やる気が起きない」パターンはやることが増えて、手はつけるものの、完了できずに達成感などが感じられない状態が続いてしまっている場合に起こります。
こんな時、皆さんならどのように対処しますか。
「いろいろなことが完了できず、やる気が起きない」問題の解決策
この問題の解決のコツは、「優先順位を決めて、1つ終える」ことです。
まずは、ぱっと頭に浮かんだ「やらなければならない事」を3つ、書き出してみましょう。
次にその3つの中で「一番優先して終わらせること」を決めます。
そして、決めたことを終わらせた後、ペンでバツを書き、次に優先することを決めてまた取り組みます。
端的に言うと、「一つ終えて、一つ閉じる」ということです。
この解決策のポイントは、「頭と心を整理してスッキリさせて、行動を起こす態勢を作る」ということです。
この体制づくりが自然と自身のやる気に繋がっていくのです。
また「やることを手放す」という発想も効果的で、「手をつけないこと」を決めてそれ以外を終わらせるという方法もあります。
どの解決策も、ポイントは「一つ終えて、一つ閉じる」ことです。
「決めたことは必ず1つ終える」ことを意識して取り組んでみてください。
ただ単にマンネリ化でやる気がでない
「マンネリ」とは、マンネリズムのことです。
マンネリズムとは、手法が型にはまり、独創性や新鮮味がないこと。
(引用:Goo辞書|マンネリズム)
恋愛や結婚生活において倦怠期と呼ばれる時期があります。
恋愛や結婚生活以外でもこういった状態は起きます。
例えば、「大好きなある映画作品を何度も何度も見る」といった経験はありませんか?
好きな作品は何度も観たいものですが、回数を重ねる、時が流れるに連れ、大好きな映画だったのに、何度も観るとほかの作品が観たくなるといった経験があると思います。
決してその作品が悪くなったわけではなく、それはただマンネリ化している状態と言えます。
勉強に関しても同じような経験をしたことはありませんか?
同じ科目の勉強を同じ参考書を使って1年間勉強した場合、マンネリ化してしまいやる気が起きなくなるということもありますね。
私たちの脳は、初めは難しいと感じるようなことでも何度も体験し、経験を積むとそれが当たり前になってしまうようです。
これは、「脳が様々なことを学習できるように作られている」からだと言えます。
「マンネリ化でやる気がでない」問題の解決策
マンネリ化でやる気がでない問題の解決策としては以下があります。
・ほかにやりたいことを探したり増やしてみる
・新しいやり方を考え取り組み直してみる
・楽しんでやれるように工夫してみる
やりたいことを増やしてみたり、やり方を変えてみることで脳に刺激が伝わりマンネリ化を打破することが出来ます。
また別のやり方で取り組むのも脳に刺激を与えるという点で効果的なようです。
同じ作業や勉強が続いてきたら、新しいやり方などを取り入れてみてください。
自分を責めすぎてやる気がでない
これは責任感の強い方によく見られるケースです。
例えば、勉強の状況が良くないなどの際に「状況が停滞しているのは自分のせい」と過剰に責めてしまうとやる気が出ない原因となってしまうようです。
「責任感」は人を向上させてくれる能力のひとつで、本来はとても良い要素です。
この「責任感」は、
・人を自立させてくれる
・リスク回避のための視点を持たせる
・目的を実現させる可能性を引き上げる
など、上手に働けば理想を実現するための大きな力となってくれます。
しかし、この「責任感」が悪いように働いてしまうと
・自分を責めて、罪悪感や無力感を抱いてしまうようになる
・自分の怠慢や失敗を償うといった考え方になってしまう
といった状態を引き起こしてしまい、最悪の場合「うつ」状態を引き起こしてしまいます。
「責任を持つ」と「自分を責めること」は別
責任感のあまり、自分を責めすぎてしまい「うつ」になってしまっては元も子もありません。
志の高い子は、勉強を進めていく中で志望校とのレベル感を感じてしまい「自分を責めてしまう」こともあります。
そんな方に意識して頂きたいのが、"責任を持つ"と"自分を責めること"は違うという事です。
"責任を持つ"とは本来「目の前の課題に対して対策をたてる」、「自分の状況を良くするために考える」ことです。
少なくとも自分を責めることではありません。
・英語や数学の勉強が遅れている...
・志望校の過去問で合格点が取れない...
「うまくできないのは自分のせい」ではありません。
「自分を責めてしまってやる気が起きない」というのがご自身が当てはまっているなと感じたら、まずは責めるのをやめましょう。
・できないから勉強する
・やれないなら、やれるためにはどう行動するか考える
以上のように建設的に「責任感」を機能させるために、考え方を変えていきましょう。
人生の方向性が見つからなくてやる気がでない
この「やる気がでない」タイプに陥っている人は”志望校がなかなか決まらない”といった方に多いです。
受験生であれば、多くの人が悩みのタネになるのが【志望校と学科】ですね。
毎年数多くの受験生が、この2点を決めるのに悩んでいることでしょう。
悩みすぎると、勉強にも手が回らなくなってしまうほど抱え込んでしまう人もいますね。
自分が将来何になりたいのかがまだわからず、そのせいで大学が決められないという相談もよく受けます。
この場合はどうすればよいのでしょうか。
「人生の方向性が見つからなくてやる気がでない」問題の解決策
知っておいてほしいのは、一般受験の方は11月・12月ごろまで明確に志望校や学科が決まってなくても大丈夫、ということです。
その時期まで決まっていない人、変更する人はかなり多くいらっしゃいます。
「絶対ここに行きたい!」と決まっている人は珍しく、その場合は東大や京大のようにその大学特有の魅力が広く知られている大学を志していることがほとんどです。
なんとなく「早慶行きたいな」「MARCH行きたいな」というようにレベル帯だけ決めておき、あとはオープンキャンパスや過去問で大学との相性を決めることをおすすめします。
学科の場合も自分の興味関心が全く向かない学科、また必要科目と自分の選んでいる科目が一致しない学科ところを消去法ではじいておくだけで大丈夫です。
複数の学科を受験する場合も非常に多くあります。
私もお金に興味あるからという理由で経済か商学部に絞り、早慶に行きたいと思ったのでどちらも受験しました。
明確にそこでなきゃいけない理由があったというより、大学名のブランドが欲しかったのです。
また、現在、就活していて重要になるのは大学のブランドと、大学で自発的に何をやったかです。
どういった授業を受けたか、というのは重視されたことがありません。
ですので、とりあえず上を目指すこと、そして見事大学に合格したら自分で新しいことに挑戦することで選択の幅を広げておけば十分ですよ!
生活習慣が乱れてやる気がでない
生活習慣は主に寝起きの時間、食事、運動に分けられます。
よく勉強を頑張ろうとするあまり、生活習慣を整えることをおろそかにしがちですが、勉強は脳を使いますので、生活習慣が乱れれば当然勉強に支障が出てきます。
遅寝遅起、睡眠不足、栄養の偏り、運動不足...。
自分の生活を振り返って当てはまるものが1つ以上ある人は多くいらっしゃいませんか?
すべてにおいて生活は基礎・土台となりますので、そこがしっかりしていなければすべて台無しになります。
「生活習慣が乱れてやる気が出ない」問題の解決策
生活習慣の改善を行うために、自分の生活を振り返ってみましょう。
おすすめは自分の一日のスケジュールを平日・休日の2パターンで書いてみることです。
そうすることで自分の生活を振り返るだけでなく、生活を可視化することができます。
それをもとに、運動のために散歩の時間を取り入れてみたり、スマホをいじる時間を短くして睡眠時間を少しでも増やしたりなど、具体的な改善を行っていきましょう。
それを続けて習慣化することで、自分でも驚くくらいに体の調子がよくなりますよ。
まとめ
やる気が出ないときは人間誰しもあります。
やる気が起きない自分に嫌悪して、自分を責めてしまったりすると逆効果になってしまいます。
自分を責めてしまう前に、そういう自分もいるのだと受け入れることもモチベーションの維持には大事なことです。
「やる気がおきない自分」がいたら、その原因を分析し、解説策を試せば良いのです。
受験勉強も、成績が上がらない原因と解決策を知っておくことが重要です。
武田塾小田原校 ではいつでも皆さんの受験勉強に関するご相談をいつでも受け付けております。
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