こんにちは！ 武田塾御茶ノ水本校です！
「補欠合格の制度が意味不明・・・」
「立教大学の補欠合格はどれくらい出ているんだろう」
今回は「立教大学の補欠合格」について、
・どの入試方式が対象か
・どうやって発表されるか
・過去に補欠合格が出た学部はどこか
この3点を中心に分かりやすく解説していきます！
補欠合格とは？
補欠合格とは、合格者が入学辞退をして入学者枠が空いた際
大学側が枠を埋めるために繰り上げて合格者させる「候補者」になったことを指します。
そのため、「補欠合格＝合格する」ではありませんが
合格する可能性がまだ残ってはいます。
立教大学に補欠合格はない！？
立教大学の入試要項を見ると「補欠合格」や「追加合格」などの言葉は使われていません。
その代わりに、合格発表が4回にわたって行われます！
第1回が正規合格者の発表で、第2回～第4回までが入学手続者の欠員を補うために行われます。
つまり他の大学で「追加合格発表」と言われるものが、
立教大学では第2回～第4回合格発表にあたります。
そのため1回目の合格発表で不合格となっても、2回目以降で合格に変わる可能性があります！
なお、補欠合格者が繰り上がって合格することを
「追加合格」「繰り上げ合格」と呼びますが
この記事では他の大学に合わせて「追加合格」を使っていきます。
立教大学の追加合格発表日
立教大学では4回にわたって合格発表があります。
2回目以降の発表が追加合格の発表となります。
2024年度入試の第1回～第4回までのスケジュールは以下の通りです。
第1回合格発表日 → 2/22（木）
第2回合格発表日 → 3/9（土）
第3回合格発表日 → 3/19（火）
第4回合格発表日 → 3/26（火）
第1回で不合格となっても、第2回以降の合格発表を必ずチェックしましょう！
立教大学の過去の追加合格者数の傾向は？
立教大学で追加合格した人数（第2回～第4回で合格となった人）について
2017年〜2023年までの7年間の合格者数を一覧表にしました！
2022年度以降は各学部ごとにも書いているので、
自分の志望学部の推移もご確認ください。
| 年度 | 追加合格者数合計 |
|---|---|
| 2017年 | 383 |
| 2018年 | 760 |
| 2019年 | 1075 |
| 2020年 | 2000 |
| 2021年 | 3056 |
| 2022年 | 2804 |
| 2023年 | 2255 |
| 学部 | 繰り上げ合格数 | |
|---|---|---|
| 2022年度 | 2023年度 | |
| 文学部 | 507 | 174 |
| 異文化コミュニケーション | 0 | 93 |
| 経済学部 | 606 | 223 |
| 経営学部 | 227 | 202 |
| 理学部 | 332 | 164 |
| 社会学部 | 407 | 302 |
| 法学部 | 407 | 391 |
| 観光学部 | 168 | 270 |
| コミュニティ福祉学部 | 90 | 141 |
| 現代心理学部 | 60 | 161 |
| スポーツウエルネス学部 | - | 134 |
| 合計 | 2804 | 2255 |
※立教大学では補欠合格者（追加合格前の候補者）の人数を公開していないため、
「一般入試で合格した受験生」ー「第1回合格発表で合格発表された人数」＝補欠合格者数
として集計しています。
参考データ：入試結果 | 立教大学 (rikkyo.ac.jp)
立教大学の追加合格者数は2021年度をピークに減少傾向にあります。
2023年度の結果を学部別に見ると、2022年度より減っている学部もあれば
2023年度の方が多い学部もあるため今年の追加合格がどうなるか予想するのは難しいです。
ただし、2023年度の追加合格者数の現象は「大学定員厳格化の緩和」が関係していると思われます。
定員厳格化の規制緩和とは？
ざっくり言えば、大学の定員を
「人数規制は学年単位ではなく、学校全体で見る」ように制度が変わりました。
つまり「ある年で合格を出しすぎても、次の年で減らして調整できる」ということです。
この結果、今までのようなギリギリの調整をする必要がなくなり
ある程度余裕を持って正規合格者を出せるようになりました。
正規合格者が多めに出せるということは、
→合格枠に穴が空きにくくなる
→穴が少ないので追加合格が減る
このような理由から2024年以降も、追加合格にあまり期待できなくなっていく可能性が高いです。
規制緩和は悪いこと？
追加合格が減るとは書きましたが
規制緩和は悪いことではありません。
大学側が追加合格を減らす代わりに
正規合格が増えることを考えればプラスマイナスはゼロです。
さらに、補欠合格が減ったおかげで
入学金の二重払いのような問題が起きにくくなります。
「補欠合格になったからまだ可能性はある」
という希望が持ちにくくなるのはデメリットですが
それ以上にメリットがあることなので、前向きに受験に挑みましょう！
補欠合格の注意点
・合否についての問い合わせは一切できません。
・通常合格、繰り上げ合格どちらの場合も、合格通知書の郵送はありません。
見逃しながないよう、合否結果の確認をお願いします。
・繰り上げ合格となった場合も、立教大学が指定した期日までに
入学手続を完了しなければ入学資格を失います。
・他の大学に合格していて入学金の振り込みがある場合は
繰り上げ合格の発表日と入学金振り込みの締め切り日を確認しましょう。
入学金は基本的に戻ってこないので、振り込みの締め切り日が
合格発表日よりも後であれば、振り込みはギリギリまで待ちましょう。
逆転合格を目指そう！
油断は禁物！
大学全体の傾向として、2023年から大学の定員数の縛りが緩和された影響で
追加合格者の数が減少しています。
そのため立教大学もその傾向の中にある可能性があります。
あまり期待しすぎるのも良くないですが、出願サイトをこまめにチェックして、
最後の最後まで油断しないようにしましょう！
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