こんにちは! 武田塾お茶ノ水本校です!
志望校合格に向けて、誰もが受ける模試。
模試から得られる情報は受験者に均等に与えられますが、
それを吸収して自身の学習に活かすことができるかどうかには、大きな差が出ます。
今回はそんな模試の受け方について解説していきます。
模試を受ける意味
まずは、模試を受ける意味について解説します。
模試を受ける意味は大きく分けて2つあります。
<模試を受ける意味>
1.本番慣れ
2.学習状況の見直し
模試は本番と同じような環境で問題を解くことができる貴重な機会です。
本番慣れができる数少ない機会なので、
受験にあたっては本番の状況をできるだけ再現するように準備する必要があります。
また、模試は長い受験勉強におけるペースメーカーとしての役割も持っています。
しかし、正しい復習の方法を知らないと模試を普段の学習に活かすことができません。
この記事では、模試の効果的な復習の仕方について詳しく解説します。
模試を受ける前にすること
目標を立てる
模試を受ける前には、目標を立てましょう。
目標を立てるのはできるだけ早い方が良いです。
目標を立てる際は、点数や順位、偏差値や判定などを基準にしましょう。
ライバルと競うのもいいですね。
科目ごとに立てると尚良いです。
特に冠模試を受ける時には、具体的な点数計画を立てましょう。
本番で取る点数、冠模試で取る点数を科目ごとに決め、実際に模試で取った点数と比較すると、
現在の立ち位置が分かりやすくなります。
本番のつもりで受ける
模試を受ける目的の一つは、本番慣れです。
したがって、受験前にあらかじめ本番に近い環境で受けられるように準備する必要があります。
まず、前日は早く寝ましょう。実際の入試前日でも早く寝られるように、何時に寝るかをあらかじめ設定しておきます。
そして、「食」も本番を想定しましょう。試験前日から当日にかけては、
入試本番で食べるものと同じようなものを食べましょう。
例えば、入試の昼ごはんが、コンビニ食なら、模試の段階からコンビニ食をして、
何を食べれば最適か(胃もたれしないか、途中で空腹にならないかなど)を考えましょう。
そして、試験の合間に答え合わせをするのはやめましょう!
試験の合間に答え合わせをしてしまうと、間違っていたら気落ちするし、正解していたら気が緩むのでいいことはありません。
そもそも、そんな暇があるなら次の教科に備えるべきです。
一度は言われたことがあると思いますが、ついついしてしまいますよね。
しかし、クセは恐ろしいもので、いつも答え合わせをしていると本番でもしたくなってしまいます。
模試を受ける段階から、友達と話すときは答え合わせを避けるようにしましょう。
模試の復習
分析する
模試を受けたらその日のうちに、厳しめに採点をします。
特に記述模試は解答をメモしてないことが多いので、記憶が鮮明なうちに復習しましょう。
記述問題は解答解説にのってある記述のポイントを参考に採点します。
記述問題の採点は難しいですが、後日返却された答案と照らし合わせることで、
求められている答えが分かりやすくなります。
採点と並行して、間違えた問題は、足りなかった知識や考え方を
自分が使っている参考書の該当箇所まで戻って復習しましょう。
これをしないと、基礎知識が不安定なまま学習を進めてしまう可能性があります。
採点をある程度まで進めると、自分が特にできなかったところや多かったミスの種類などが見えてくると思います。
それらについては、どうして解けなかったかやミスをどうやったら防げるかを考えましょう。
課題の特定はこのようにして行います。
また、余裕があれば試験中の時間の使い方についても振り返りましょう。
共通テストではリスニングの時にわからない問題に対して悩みすぎず、すぐに次の問題の設問の下読みをできたか、
二次試験では捨て問を見定めて解ける問題から解くようなタイムマネジメントができたかなどを確認しましょう。
これからの学習に活かす
模試の分析では、模試で解けなかったところ(現在の状況)を分析して、
できなかった理由を過去の学習状況の中に見出します。
例えば、
「和訳問題で間違いが多かった」
→「原因は理解していない構文が多かったからだ」
→「構文解釈の勉強に穴があった」
のようにして現在と過去について見ていきます。(実際はもう少し複雑だとは思いますが...)
しかし、よく考えてみると最も重要なことはこの分析結果を、どうやって未来の勉強に生かしていくかです。
課題の特定を行なったら、課題を解決するための勉強を普段の学習に組み込みましょう。
先ほどの例ならば、「構文解釈の参考書で少しずつ復習する」のような解決策が考えられます。
模試を最大限活用しよう
模試の活用法について述べてきましたが、いかがだったでしょうか?
模試の分析を未来の勉強に生かすべきという考え方は、当たり前であるがゆえに今まで意識できなかった人もいると思います。
この記事を参考に模試を目一杯活用していきましょう!
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