こんにちは！ 武田塾御茶ノ水本校です！
「大学の偏差値がボーダーフリー（BF）ってどういうこと？」
「フリーってことは誰でも入れる大学ってこと？」
入試難易度の目安となる、大学の偏差値について
「ボーダーフリー」と書かれた大学がたびたびありますが
ボーダーフリーがなんのことか分からないですよね。
この記事では、このボーダーフリーについて
詳しい意味と注意点を解説します！
「ボーダーフリーの大学は誰でも入れる」と
考えてしまっている方は、ぜひ最後までご覧ください！
そもそも偏差値ボーダーフリーとは？
ボーダーラインの設定基礎となる前年度入試結果調査データにおいて
不合格者数が少ないため合格率50％となる偏差値帯が存在せず
ボーダーラインが設定できなかった場合、ボーダー・フリー（ＢＦ）としています。
引用：河合塾
河合塾では、河合塾が予想する合否割合が50％になる偏差値を
ボーダーラインと呼んでいます。
しかし、不合格者が少ない大学では
合格率が50%よりも多いラインしかなく
合格率50％となるラインが存在しないことがあります。
このように「合格率50%のラインが存在しない大学」を
ボーダーフリーとしています。
なお、河合塾でボーダーフリー（BF）と表示されていても
他のサイトでは偏差値が表示されている場合があります。
目安の偏差値を知りたい場合は
いくつかのサイトを見てみるといいかもしれません。
偏差値ボーダーフリーの大学は絶対に受かる？
「フリー、つまり自由ということは
偏差値がボーダーフリーの大学なら絶対に受かる？」
と思われるかもしれませんが、残念ながらそれは間違いです。
ボーダーフリーの定義は
「不合格者数が少なく、合格率50%のラインが存在しないこと」でした。
つまり、不合格者数が少ないというだけで
いないわけではありません。
そのため、ボーダーフリーの大学でも、必ず受かると言い切れません。
偏差値が出せないほど不合格者数が少ないので
落ちにくいことは確かです。
しかし、だからといって「解答用紙に名前だけ書いて提出」して
受かるわけではないのでご注意を。
偏差値ボーダーフリーの大学に行く意味とは
ボーダーフリーの大学は「Fラン大学」と同じ意味で使われることが多いです、
正確にはボーダーフリーは「合格ラインを出せなかった」という意味なので
「ボーダーフリー＝Fラン」というわけではありません。
しかし「合格ラインを出せない」とは、それだけ受験者数が少ないことでも
あるので、ほぼ同じ意味と考えてもいいでしょう。
そこで気になるのが
「果たしてボーダーフリーの大学に行く意味があるのか？」ですよね。
「その大学でしかやれないことがある、受けられない授業がある」のように
はっきりと大学に行く理由がある人は、もちろん大学に行きましょう。
問題は「その大学にしか受からなかったので、仕方なく行く」という人。
このような人がボーダーフリーの大学に行く必要があるのか。
この答えは人によって異なります。
とりあえず、で入学した後に後悔をしたり
反対に入学辞退をした後に「行けば良かった」と思ったりしないよう
大学に行く意味をしっかりと確認してから行動を決めましょう。
行くかどうかの目安として、どんな人なら行く意味があるのかを
解説しますので、よければ参考にしてください！
「大卒」という肩書きだけが欲しいなら意味はある
ボーダーフリーでも超一流難関大学でも、どちらも大学には違いありません。
どちらの大学に通っても大学生ですし
どちらの大学を卒業しても大卒になれます。
大卒でないと応募できない会社も多いため
「大卒」という肩書きを持っているだけでも
有利に進められる状況は出てきます。
そのため、大卒という肩書きは意外と重要で
この肩書きが欲しい人にとっては
ボーダーフリーの大学にも通う意味はあります。
それどころか、受験勉強は最低限しかする必要がなく
コスパだけで言えば最高です。
また、あえて受験勉強をしっかりとすることで
特待生になることができれば、学費免除なども狙えます。
そうすればお金もほぼかけなくて済みます。
入学してから卒業できるだけの勉強をすれば
大卒になれるので、肩書き狙いの人にとっては
むしろ狙い目とも言えるでしょう。
大学の名前にこだわりたいなら意味はない
残念なことに社会には「学歴フィルター」が存在します。
日東駒専以上、MARCH以上、早慶以上など
一定の大学以上でないと、選考から除外されてしまうこともあります。
行きたい会社、あるいはやりたいことに
学歴フィルターがあると思える場合は、フィルターを
通過できない大学に行く意味はありません。
学歴フィルター以外にも、なにかしらの理由で
「大学名」にこだわらなければいけない場合もあるでしょう。
そのような場合にはボーダーフリーの大学に行っても
無駄に時間を取られてしまうだけです。
スッパリと割り切って浪人し、再度受験し直す方が得策かもしれません。
偏差値だけじゃなくやりたいことも考えよう！
偏差値だけが大学の全てじゃない
自分のやりたいこと、学びたい授業など
偏差値以外にも重要な点はたくさんあります。
偏差値を大学を選ぶ理由の一つにするのは問題ありませんが
偏差値ばかりを気にして志望校を決めると、後悔するかもしれません。
手間はかかってしまいますが、HPを見たり
オープンキャンパスに行ったりして情報を集め
後悔のない大学選びをしましょう！
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