みなさんはじめまして!武田塾御茶ノ水本校講師の髙木です。
今回は私の受験ストーリー(高3+大学)を共有します。
参考になる部分があればうれしいです!
自己紹介
髙木 彩奈ディアナ(たかぎ あやなでぃあな)
武田塾御茶ノ水本校 講師
東京都立戸山高校
⇒東京大学(文科3類→教養学部総合社会科学学科国際関係論コース)在学中。
受験経験を活かした仕事をしたいと考え、武田塾御茶ノ水本校で働き始める。
志望校が決まらないなら?とりあえず勉強しておこう
私の高校は進学校の類に入る学校だったため、1年生の頃から進路指導が充実していました。
しかし、私はどうしても将来のイメージが定まらず……
学校行事のキャンパス訪問では農工大に行ったほどです(文系なのに!笑)。
ぼんやりと憧れて早稲田大学に行きたいな~と感じていたので
勉強の手は抜きませんでした。
学校の授業は一生懸命受けて、授業外で勉強する時間は復習以外の内容に多く割きました。
思い返すと「これが自分にとってはかなり効率が良かったのかな」と思います。
自分の勉強スタイルを確立するのって大事ですよね(>_<)
志望校を決めたのは高3の夏休み。
ダンス同好会のメンバーで文化祭でも踊ったので、勉強だけに費やせたのは9月以降!
当然ですが、引退が早かった人の数倍頑張らなくてはいけませんでした。
5教科7科目の勉強をこなすのは難しく
なかなか手ごたえを感じられない日々が続きました。
ある日、世界史の敬愛するカリスマ教師に東大2次の記述の添削を依頼したところ
「基礎が全然なっていない」と言われてしまいました。
本当のことだっただけに、とても悔しかったのを覚えています。
夜、自習の合間に、当時通っていた塾の隣の
中華料理屋さん(常連になっていた)にいるとき急に悔しさが戻ってきて
ぼろぼろ泣きながら担々麺を食べていたのは今では良いネタです。
心配してくれたおかみさん、シェフの皆さん、
元気にしていらっしゃいますか…。
脱線:高3の冬に英検を受けるべきか
英語の外部試験で一定以上の成績を保持していると
加点が付く入試も増えてきましたよね。
私が受験を考えていた早稲田大学国際教養学部もその一つでした。
当時私は英検の2級を持っていて、もう少し加点が欲しいなあ……なんて考えていました。
そこでクラスの担任と相談して、英検の準1級を受けることになったのです。
英語は得意科目だったので、英検の勉強と受験勉強を両立させることができましたが
やはり早めに受けておくことをおすすめします。
(英検の単語はマニアックすぎるものが多いし
試験を受けに行く日は他の勉強に時間を割けないので……)
11月には無事合格通知が来て、これで私大では有利になるな、とほっとしました。
ここで落ちていたら、やるせなすぎて大変なことになっていたかもしれません。
結論:絶対受けた方が良いが受験直前期より早く計画するべき
足切りの危機!受験すらできない可能性
担々麺事件の後、死ぬ気で世界史の基礎を洗い出し
恩師に認められるまで記述力を伸ばしました。
他の教科も、先生に質問したり友達と確認し合ったりして勉強を続けました。
1月、すべてをやりきって臨んだはずのセンター試験。
9割にのせられないどころか、なんと昨年の文3足切りラインぎりぎりの状態に!!
ここで生じた問題が、足切りで確実に通れる文2に志望を変えるか
リスクを冒してでも魅力を感じる文3で勝負するか、ということ。
※途切れているのは、足切りがなかった年です。
職員室をまわって、いろいろな方に意見を求めました。
(文2派と文3派でわかれたのはなかなか面白かったです)
結局、進学後のことも考えて、より興味分野に近い文3のまま志望を出すことを決意。
2次試験を受けるチャンスすらないのではないか、と
不安を抱えて私立と対戦することになったのです…!
切り替えって大事だよね
私は心に決めていることがありました。
それは「浪人だけはしたくない」ということ。
もう1年同じ熱量で勉強し続けることに自信はなく
「東大以外行きたくない!」というこだわりもなかったからです。
だから、浪人できる人はお世辞抜きで尊敬します。
つまり、東大で足切りされた場合に備えて
私立併願校は絶対合格しなくてはならなかったのです。
(国公立の後期日程も出していましたが、なにしろ倍率が高いので…)
足切りのことを考えている暇はありませんでした。
ちょうどコロナも怪しくなってきた2月から高校にも塾にも通わず
家での勉強に専念することに。
ひたすら私立・国立の過去問演習を行い
休憩代わりに大好きな世界史に取り組みました。
数学はやらないといけないとわかっていながら、実はあまりできませんでした笑
(そのため2次でも12/80という悲惨な点数を叩き出します。
得意科目で補うことも作戦としてアリですね汗)
電車が遅延したり(上智)、雨の中受験票を落として
びしゃびしゃになるハプニング(早稲田)を切り抜けて、無事私立を2校おさえます。
これで心に余裕ができたので、本当の意味で東大とタイマンをはることができました!
当日はお守り代わりの参考書を持って駒場へ。
筆圧が高すぎて日本史の解答用紙に穴は空いたものの
最後の一秒までやりきって終えました。
センターで後れをとっていた自分がまさか受かるとは思っていなかったので
ネットの合格発表で受験番号を見つけたときは
「諦めずに頑張ってきて良かった」と心から思いました。
東大で良かったこと
東大には「進学選択」という制度があり、入学後の努力次第でどんな学部にも行けます。
学部に縛られずに多様な授業を受けられること
学部選択の自由があることは他の大学にはない魅力です。
しかし、専門を選べるとは言っても、かなりの点数が要求されたり
いろいろな単位もとらなくてはいけません。
受験期からしっかり勉強習慣がついている人は
大学に入ってからも圧倒的に有利なのです。
大学では、人生をかけて付き合っていくような仲間に出会えます。
東大ではレベルの高い研究や仕事に取り組む友人にたくさんの良い刺激を受けられるでしょう。
自分の人生も、可能性が広がり思わぬ方向へ進んでいくかもしれません。
楽しみですねニヤニヤ
このブログを読んでいる東大志望の方、東大は本当に良いところですよ(回し者)。
勉強応援しています&入学をお待ちしています!!
改めて、受験のポイントとは
受験情報を制すること
やっぱりまずは情報ですね。
清水校舎長もブログに書いていましたが、進路指導がある高校に通う生徒と
それ以外の生徒では基礎的な情報量が全然違います。
高校によっては受験指導を行わないところもあるでしょう。
そういった方にはやはりインターネットの活用をおすすめします。
気になる大学や知っている予備校など
信頼できるサイトを使って情報を仕入れましょう!
もちろん、この武田塾ホームページもその1つですよ。
早めに多くの過去問を解くことがどうして大切なのか?
それはズバリ…問題との相性がわかるからです!!
私大は重視するポイントがなければ、相性の良いところを併願校にすると良いと思います。
科目や配点のバランス・選択か記述かの他に
解いてみないとわからない雰囲気のようなものもあります。
ぜひ自分が解きやすい入試を見つけてください!
そして第1志望校との相性はもともとあれば完璧だけど、そうでないなら作るものです。
何度も解くことで、問題傾向や出題者の意図がつかめるようになってきます(これは本当)。
時間配分などテクニック的な部分も、実践模試や過去問演習を積まなくては磨けません。
問題文を読んだだけで
「うんうんなるほどね。これはこういうふうに答えてほしいのね~」
と脳内で実況が流れるときは快感ですよ。(⇦!?)
高校受験から模試を推してきました
初めて受けた模試は都立高校対策のものでした。
バスで20分ほどの近場の会場でしたが、初めての経験はよく記憶に残っています。
家でも学校でもない場所で、知らない人と解く問題は
信じられないくらい難しく見えました。
でも、慣れたら話は別です。
事実、何度かも模試を受けるうちに目の前の紙に集中できるようになったし
受験前の自分のルーティンもできました。
本番はもちろん違った緊張感がありましたが、模試の経験の有無はちょー大事です!!!
コロナの影響で自宅で受ける模試も定着してきましたね。
健康より大切なものはありませんが、できることならやっぱり外部会場で受けてほしい……。
家で受ける場合でも、家族に協力してもらって
会場のような空気を作ってもらうと良いでしょう。
そして、もちろん終わった後は自己採点と復習も忘れずに!
なんでも使う&楽しさを見いだす!
最後は若干精神論みたいな話です。
高校時代の恩師は、「使えるものは何でも使うべき」だとよく言っていました。
身の回りには家族や、学校の友人、先生、先輩・後輩、塾講師や家庭教師
インターネットやテレビの情報などが存在していますよね。
「使う」というと聞こえは良くありませんが
「受験のために周囲の人やものの力を借りよう」ということです。
これは受験生の特権かもしれませんが
誰かに頼るというスキルは社会に出てからも役立つでしょう。
何を選択するかは自由ですし、選択したものの使い方も自由です。
例えば、塾は知識をインプットする講義、自習のための居心地の良い環境
質問に答えてくれる講師などさまざまな使い方がありますよね。
ところで、世の中には塾に通わない受験生も多くいます。
誰かに強制されなくても自分でやるべきことをわかっていて
質の高い勉強ができる人は合格するのです。
でも、みんながみんな最初からできるわけではありません。
自分一人で勉強を管理するのが難しいと感じたら
学校や塾や家庭教師に頼ることは大事な判断だと思います。
武田塾では生徒の「自習」に重点をおいて教務や講師がサポートするので
一人で勉強する力が身に付きますよ。
続いてメンタルや体調の話です。
これはどちらも健康という受験を左右する問題です。
気分は勉強の進度に大きく影響しますし、大事な時期に
健康を損なうと最悪入試を受けられません。
まずは手洗い・うがいを徹底して、風邪の予防に努めましょう!
早寝早起き・バランスのとれた3食・適度な運動・十分な睡眠は
よく言われているだけに効果のある健康維持法です。
勉強に追われていても、徹夜を重ねることは(特に本番前には)私からはおすすめしません!
さて、頭で理解して予防に努めていても、人間なので気分が落ち込んだり
風邪を引いてしまうことは絶対あります。
そんなときにどう気分転換をして切り替えていくかが大事ですよね。
その方法は……ぜひご自分で見つけてみてください。
「好きな音楽を聴く」とか「15分くらい散歩に出かける」とか
何が気分を上げてくれるかは人によってちがいます。
当たり前ですね。日によってもちがうかもしれません。
でも、自分に合う方法が発見できたら、勉強習慣がより豊かになるかなと思います。
ちなみに私は勉強ですごく肩がこっていたので
20分くらいのヨガをYouTubeで探して毎日やっていました。
ぜひいろいろ試してみて下さい!
さて、ここまで読んでくれた方がいらっしゃったら……
最後までお付き合いいただいてありがとうございます(o^―^o)
みなさんの受験が上手くいくよう、校舎一同願っています!!
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