受験会場では変わったことや思いもよらないことが起こり得ます。
「えっ!?」なことも「えー…」なことも「えええええ」なことも。
大学受験、特に二次試験には全国各地から非常にたくさんの人がやってくるので、そりゃあ十人(どころの規模ではないでしょうが)十色なあれこれです。アレコレ。
と、言う事で、 今回は「試験会場で起こった変な出来事エピソード」を集めてみました。
題がそのまますぎですがご容赦願います。
これを読んでまさかの出来事に耐性をつけておくのも良いかもしれません。
実際に起っても「あー、まあ、こんなこともあるよね。どうでもいいや」くらいに思えるように。なれるといいね。
その1,隣の人が異常に落ち着きない
迷惑事件ですね。
貧乏揺すりがひどい、鼻のすすりや咳払いを頻繁にする、筆圧が異常に強い(ガリガリガリガリ)、お手洗いの途中退室が多すぎる、などなど。
鉛筆コロコロなんて、始められたら相当たまったもんじゃないですよね。
どうせ運任せにするなら、静かに勘で選んで欲しいものです。
これは結構あるある事件だったりします。
実際に、今までの試験で周りが気になって自分も落ち着かない思いをした事がある人もきっと少なくはないでしょう。
だがしかしこのような行為は当事者が無自覚な場合が多いのです。
黙っていても改善されることは殆ど無いでしょう。
どうしても気になるようでしたら素直に相手に伝えましょう。物腰柔らかくですよ。
直接言い辛いようでしたら、試験監督に報告するのも手です。
その2,何事も規模が規格外な人
こういう人、1つの試験会場に大体2,3人発見できます。
例えば、顔の高さまで積み上がるような量の参考書を持ち込む人、いかにも目覚めの良さそうな目覚まし並みに巨大な時計を持ち込む人、試験の出来に対する一人リアクションがびびるほど大げさな人…。
もしもそういう人を見かけたら、「心配なんだろうな…うんうん、わかるよ」くらいに思って優しく見守ってあげましょう。
くれぐれも、写メをSNSにアップすることなどないようにね。
その3,過保護な親
県外からの受験者になると、親が同伴している場合が少なくないです。
また、受験当日、朝会場まで見送って夕方まで近くで試験終了を待つ親なども結構いらっしゃいます。
それが過保護なのかと言えば、そういうわけではないですが、
つまるところ、自分自身の親が干渉しなかったとしても、図らずとも「親」というものの存在に翻弄されてしまう場合もあるのです。
本来受験生専用の送迎バスが同伴の親が多く乗り込みすぎて飽和状態になった、というエピソードも有名ですね。
何か備えておく、といったことはできませんが、親の存在が当日大きく関わってくるかもしれないと心構えしておきましょう。
余談ですが、筆者はセンター試験当日、母が持たせてくれたお弁当に翻弄されました。
1日目 巨大カツサンド
2日目 カツ丼てんこ盛り
「カツ」と「勝つ」をかけた、可愛らしく真心ある嬉しい母的ゲン担ぎだったのですが、お昼後の試験時間に胃もたれと戦う羽目になったのは言うまでもありません。きっと青い顔をして問題解いてましたね。
皆さんは、お昼ごはんにもきちんと気をつかいましょう。
その4,完全にネタな問題が出題される
出題する方も人間ですから、狙っているわけではないのにどうにも笑いを誘ってしまうような問題が出題されている場合があります。
センター試験の問題が、よくSNSでネタにされていますよね。
ですが勿論、そのような問題も点数がしっかり割り振られているのです。
当たり前のことですが、解ければプラス、解けなければゼロです。
一見「ん?」と思うような問題を見かけても、その場では動揺しそうな心をぐっと押しとどめて他の問題と同等に扱い真剣に解答に取り組みましょう。
くれぐれも試験中に「どういう風に面白くアップしようかなあ…グフフ」などと考えて無駄な時間を過ごさないようにね。
いかがでしたか。
こんなものはまだエピソードのほんの一片にしか過ぎませんが、少しは参考になったでしょうか。
世の中には考えられないような出来事が数多存在しますが、受験は特にイレギュラーなことが起こりやすい状況だと言えるのではないでしょうか。
『常識とは18歳までに身につけた偏見のコレクションのことをいう』
というのは、非常に言い得て妙なアインシュタインの名言ですが、
これに則って言うと、大学受験はまさに色々な場所で色々な偏見を常識として調度身につけたばかりの人々が主に関わりあう場なのです。
まとめると、常識は当然人によって異なるものであるのだ、ということを頭の片隅に置いてみるといいのかもしれません。
さて、残りのラストスパートも頑張っていきましょう。
皆さんが当日悔いなく実力を出しきることができますように。
以上です。