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睡眠時間は勉強に影響する!受験生の理想の睡眠時間を解説

こんにちは、武田塾御茶ノ水本校です!

本番を間近に控えたみなさんの中には、周りに遅れを取らないようにと

「少しでも多くの時間勉強しよう!」

と寝る間を惜しんで勉強する人も少なくないでしょう。

 

しかし「寝る間を惜しんで勉強」は逆効果であることが、最近の研究で分かっています。

むしろ寝ている時間こそが、受験生を成長させるのです。

ということで今回は、受験生の理想の睡眠方法を伝授していきます!

 

 

受験生の理想の睡眠時間は?

睡眠

理想の睡眠時間はおおよそ7~8時間

アメリカの高校生への調査では、7時間半の睡眠をとる生徒はテストでいい成績を残し、

睡眠時間が7時間未満の生徒は成績が悪かったそうです。

つまり、7~8時間の睡眠がもっとも理想的といえます。

 

他にも、7時間睡眠を続けている人の寿命がもっとも長いという研究成果が出ています。

寿命と勉強の質は関係ないと思うかもしれませんが、

寿命を長く保てるということは健康でいられるという証拠です。

健康を保つことも受験生の大事な要素なので、睡眠は7時間確保することを意識しましょう。

 

ただし、理想の睡眠時間には個人差があるため、

自分が十分だと思える睡眠時間を探してみるのが大切です。

ただし、記憶を定着させるために最低限必要な時間は6時間と言われているので、

最低でも6時間は寝ることです!!

 

寝ている間に記憶が整理される

受験生の中には、睡眠時間を大きく削ってほぼ徹夜で勉強している人もいるのではないでしょうか?

徹夜で勉強した結果、定期試験でいい結果を取れたという人もいるかもしれませんが、

それは知識を短期記憶したに過ぎません。

受験は長期戦なので、記憶を整理して長期記憶に持ち込む必要があります。

そのためには十分な睡眠が不可欠です。

 

受験生は睡眠の質も意識しよう

睡眠に必要なのは時間だけではありません。

7時間寝ることができても、睡眠の質が良くないとパフォーマンスは下がってしまいます。

ではどうすれば質を上げることができるでしょうか?

 

①寝る2時間前にはスマホを見ない

もう知っている人も多いかと思いますが、寝る前スマホは睡眠に悪影響です。

スマホの光が脳を昼間だと錯覚させ、脳を覚醒させてしまいます。

分かっているのについ見てしまう人も、いるかもしれませんね…?

そんな人は、スマホを寝床から遠ざけておく、充電器を寝床にささないなど、

寝る前スマホを防止する工夫をしてみてください。

 

②寝る2~3時間前はものを食べない

夜食をしてしまうと、寝ている間に消化するために体と脳が働いてしまいます。

寝ているときに余計なエネルギーを使わないよう、食事と就寝の間隔には気を付けましょう。

食べない時間になったらあらかじめ歯を磨いておくなどして防ぎましょう。

 

③毎日同じ時間で寝起きする

寝る時間が日によって違うと、日中の活動時間にもバラつきが出て睡眠の質が上がりません。

休日平日問わず、「○時に寝る」としっかり決めておきましょう。

ちなみに寝られるときに長時間寝ておく「寝だめ」も厳禁です。

リズムを崩す原因になってしまいます。

昼寝をするのであれば、15分が最適とされています!

 

 

睡眠の乱れによる悪影響

睡眠障害

勉強の質を決めるのは、睡眠です。

睡眠がしっかりとれていないと、勉強に様々な悪影響が出てきます。

睡眠が乱れることでなにが起こるのかを見ていきましょう。

 

集中力の低下につながる

睡眠が集中力と密接に関わっていることが、

ペンシルベニア大学とワシントン大学の研究で分かっています。

その研究では、一日平均7時間寝ている男女48名を次の4グループに分けたそうです。

①3日間徹夜グループ

②4時間睡眠グループ

③6時間睡眠グループ

④8時間睡眠グループ

(3日間徹夜するグループには入りたくないですね…笑)

 

そして毎日集中力を試すテストを行ったところ、

・8時間睡眠のグループは集中力が低下しなかった。

・その他のグループは日に日にミスが増加

・4時間睡眠グループは6日目で徹夜グループと同じレベルまで低下した

6時間睡眠グループは10日目で徹夜グループと同じレベルまで低下した

以上のような結果になったそうです。

6時間睡眠でも、何日も続けると大変なことになってしまいます。

しかも、被験者は自分の集中力が下がったことに自覚がなかったそうです。

睡眠がとれていないと、無意識のうちに集中力が下がっていくのが分かりますね。

 

健康にも悪影響を及ぼす

睡眠不足が風邪をひきやすくすることも、研究で実証されています。

カリフォルニア大学の研究では、

164人の被験者を7時間睡眠のグループ6時間睡眠のグループに分け、

それぞれに風邪ウイルスを投与して、風邪のかかりやすさを調査しました。

(これもえげつない実験ですね…)

 

その結果、7時間睡眠グループに比べて

6時間睡眠グループの風邪のかかりやすさが4.2倍に増えていました。

受験勉強を頑張らないといけないとはいえ、健康を害しては意味がありません。

結果的にパフォーマンスは下がってしまうことになります。

健康面から考えても、睡眠は大事な要素です。

 

 

早寝早起きは入試に有利!

早寝早起き

入試は朝早くから始まる

先ほども書いたように、毎日同じ時間で寝起きすることは大切です。

では「リズムさえ崩さなければ、昼間寝て夜勉強してもいいのか?」というと、それもよくないのです。

朝起きて太陽の光を浴びることで、

眠気を覚ますことができ、脳の活性化にもつながることが分かっています。

 

ちなみにスターバックス社CEOのハワードさんや、アップル社CEOのティムクックさんは、

なんと4時半に起床しているそうです。

そこまで早くに起きる必要はないかもしれませんが、

そうでなくても当然入試は朝早くに始まります。

であれば夜に勉強するよりも、本番と同じ時間に起きて勉強していたほうがいいと思いませんか?

 

入試本番だけ早寝早起きはNG

当日だけ早寝早起きしても、本来の実力は出せません。

そもそも、早寝早起きすらできない可能性があります。

 

なぜかというと、普段寝付いている時間の2~4時間前は「睡眠禁止帯」と呼ばれ、

体温と覚醒度が最も高くなる時間帯で、寝付くことは難しいのです。

その時間にベッドに入ってしまうと、

眠れないことに焦って一層眠れなくなるという負のスパイラルにはまってしまいます…。

当日そうならないためには、

今から本番の入試のときの起床時間を想定して、毎日その時間に起きるのがおススメです。

 

 

睡眠時間と受験勉強の関係を意識しよう

睡眠の重要性

理想の睡眠が理想の勉強につながる

多くの時間勉強した人が受験に合格する、と以前は言われていましたが、それは誤りです。

大切なのは時間と質です。

集中して、効率よく勉強した人が合格します。

 

理想の睡眠が、効率的な勉強を支えていることをこの記事で知ることができたかと思います。

あとは実践あるのみです。

自分のパフォーマンスが低下しているということは、自分では気が付きにくいもの。

まず自分のベストな状態を知るためにも、正しい睡眠を心掛けてみてください!

 

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